PR TIMES MAGAZINE|広報PRのナレッジを発信するWebメディア
記事検索
難病の日(5月23日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日難病の日(5月23日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

5月23日は「難病の日」。今回は「難病の日」の意味や由来を解説します。

また、「難病の日」をきっかけに、広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。

広報やマーケティングネタを探している方、特に医療機関の方や、医療技術の支援活動を行う企業の方は、ぜひ参考にしてみてください。

「難病の日」の意味・由来とは?

難病・長期慢性疾患、小児慢性疾患等の患者団体及び地域難病連で構成する患者・家族の会の中央団体である一般社団法人日本難病・疾病団体協議会(JPA)が制定しました。日付は、2014年のこの日に難病患者を支援する「難病の患者に対する医療費等に関する法律」が成立したことが由来。

難病患者やその家族の思いを多くの人に知ってもらうことを目的としています。

記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。

「難病の日」をきっかけに広報PR活動をする効果

「難病の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「難病の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「難病の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「難病の日」を元に発信をする流れ

「難病の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「難病の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「難病の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「難病の日」を広報PRに活かした事例

「難病の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「難病の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。いずれも記念日に合わせた事例ではありませんが、今後「難病の日」を広報PRに活かすうえでのヒントを得られるはずです。

事例1.「難病の日」シンポジウムへの協賛をプレスリリースで配信

アレクシオンファーマ合同会社は5月23日の「難病の日」に先立ち、日本医療政策機構(HGPI)が開催する初の難病対策プロジェクト「難病の日」シンポジウムに協賛することをプレスリリースで配信しました。

プレスリリースには「難病の日」シンポジウムに協賛することについて、同社社長と主催側の両者のコメントを記しているのがGOOD。記念日の説明、イベント開催概要などの情報が項目別に簡潔にまとまっている参考事例です。

参考:5月23日「難病の日」、難病法の成立から10年 アレクシオンファーマが「難病の日」シンポジウムに協賛

事例2.「難病の日」にちなんだ記念イベントを開催

一般社団法人日本難病・疾病団体協議会(JPA)は、「5月23日は難病の日」記念イベント2024についてのプレスリリースを配信。記念日の啓発ポスターコンクールの表彰式やゲノム医療についての解説のほか、クローン病当事者でお笑いタレントの「お侍ちゃん」によるクイズ大会などを行います。

シンプルな構成のプレスリリースですが、イベントの内容を本文で紹介するほか、開催日時や会場、当日のプログラム、参加方法、参加費などの必要な要素を丁寧に記しているのがGOODです。プレスリリースを配信することで、多くの人に記念日やイベントについて知ってもらうきっかけとなったのではないでしょうか。

参考:【5月19日開催】「5月23日は難病の日」記念イベント2024

事例3.難病PLS患者による特別講演会「難病がくれた宝物」を開催

「茅乃舎だし」などの和風調味料を販売する株式会社久原本家は、運営する久原本家ららぽーと福岡店内のイベントスペース「くばラボ」にて、2024年2月11日に落水洋介さん特別講演会「難病がくれた宝物」を開催。落水さんは、31歳のときに100万人にひとりの難病といわれるPLS(原発性側索硬化症)を発症しました。

プレスリリースでは、落水さんによるメッセージ性のある言葉を起用したタイトルが目を引きます。また、開催概要や落水さんのプロフィールなどのイベント詳細を記すほか、自社で障がいのある方々のアートを支援する取り組み「くばらだんだんアートプロジェクト」についてもアピールしているのがGOOD。

「難病の日」に合わせたものではありませんが、講演会の開催とともに企業の取り組みや姿勢についてもしっかりと伝えたプレスリリースの構成が参考になります。

参考:「病気になったけれど、今が一番幸せ」落水洋介さん特別講演会『難病がくれた宝物』

「難病の日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

「難病の日」の意味や由来、広報PRに活用できそうな事例を紹介しました。

医療技術の発展を支援する企業や患者に寄り添ったサービスを提供する機関は、「難病の日」を活用した広報PR活動を実施できそうです。記念日に合わせたイベントを実施したり、調査リリースを配信したりするのもよいかもしれません。5月23日の「難病の日」をうまく活用し、より多くの人に自社の取り組みを周知しましょう。

【関連記事】

今から準備できる、おすすめテーマ