
勤脳感謝の日

11月15日は「のど飴の日」。今回は「のど飴の日」の意味や由来を解説します。
また、「のど飴の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、関連の広報PR事例もご紹介。広報PRやマーケティングネタを探している方、のど飴を製造・販売する企業は、ぜひ参考にしてみてください。
11月15日は「のど飴の日」です。1981年(昭和56年)11月に、日本で初めて「のど飴」と名付けた商品「健康のど飴」を発売したカンロ株式会社が、発売30周年を記念して2011年に制定しました。
日付は、発売月の11月に加え、11月中旬頃から最低気温が一桁になり、のど飴の需要期であることに由来しています。また、11と15の語呂合わせで「いいひと声」と読めることも理由のひとつです。
季節的な需要が高まるタイミングでもあるため、のど飴商品の新発売やコラボ施策など、冬シーズンのキャンペーン発表にも活用しやすい記念日です。
記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。
「のど飴の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「のど飴の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「のど飴の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「のど飴の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「のど飴の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「のど飴の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「のど飴の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「のど飴の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「のど飴の日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。
カンロ株式会社は、2025年11月に自社工場を構える長野県朝日村・松本市、山口県光市で「カンロ商品寄贈式」を実施したことをプレスリリースで発表しました。カンロ飴やピュレグミなど計8,640個を、保育園や高齢者施設など199ヵ所へ届けています。
プレスリリースでは、創業地への感謝を込めて1992年から続けている寄贈活動の背景を紹介。糖に関する正しい知識の普及や地域とのつながりを深める取り組みとして、工場見学や食育活動など、各地で展開している地域貢献の内容も掲載しています。記念日に直接関連する発信ではありませんが、企業姿勢を丁寧に伝える構成が参考になります。
参考:カンロ、自社工場のある地域に カンロ飴やピュレグミなど人気商品8,640個を寄贈!
株式会社浅田飴は、指定医薬部外品「浅田飴糖衣P(白桃)」の数量限定デザイン缶「浅田飴糖衣P Limited Edition 2026」を、2025年11月14日に販売するとプレスリリースで発表。デザインはイラストレーターの中村佑介氏による描き下ろしです。
プレスリリースでは、創業期から続く製品開発の歩みや、十二支デザイン缶シリーズに至るまでの経緯を時系列で整理し、限定缶の特別感を丁寧に伝えています。直筆サイン入りカレンダーが当たるキャンペーン情報も掲載され、購入の後押しにつながる構成です。記念日に関連する配信ではありませんが、のどをケアする商品の魅力を引き上げる発信の好例といえます。
参考:白桃×2026年の干支・午デザインの「浅田飴糖衣」 冬シーズンの数量限定缶を11月14日(金)より販売
株式会社mitorizは、消費者購買行動データサービス「Point of Buy®」の会員2,999人を対象に「飴・ガム・グミに関する調査」を行い、結果をプレスリリースで発表しました。飴・グミ・ガムの“好き嫌い”や“食べる頻度”“購入時の重視点”など、3品目の違いが比較されています。
プレスリリースでは、質問ごとの結果を見出しで整理し、図表とともに直感的に理解できる構成になっています。記念日に直接関連する内容ではありませんが、「飴」に関する消費行動を読み解く材料として役立つ調査事例です。
参考:飴とグミは「好き」が60%を超える一方でガムは50%を下回り苦戦!飴は「のどケア」などの機能性、グミは「手軽さ」や「食感」が選ぶ決めて
「のど飴の日」は、のど飴の新商品やのど飴にまつわる企画に注目が集まりやすい日です。のど飴をテーマにした取り組みやキャンペーンの発信を後押しする切り口として、活用しやすい記念日といえるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「のど飴の日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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