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世界ミツバチの日(5月20日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日世界ミツバチの日(5月20日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

5月20日は「世界ミツバチの日(World Bee Day)」。今回は「世界ミツバチの日」の意味や由来を解説します。

また、「世界ミツバチの日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイントと、関連の事例もご紹介。

広報やマーケティングネタを探している方、特に食品メーカーの方やヘルスケア業界の方はぜひ参考にしてみてください。

「世界ミツバチの日」の意味・由来とは?

5月20日は「世界ミツバチの日」です。2017年に国連総会でスロベニア共和国から提案され、決議されました。5月20日は、近代養蜂の先駆者となったスロベニア共和国のアントン・ヤンシャの誕生日であるため、彼にちなんでこの日に制定されました。

「世界ミツバチの日」は、ミツバチやその他の花粉媒介者が、人々と地球の健康を保つために果たす重要な役割と、彼らが現在直面している多くの課題について認識を高めることを目的としています。

この日には世界中でミツバチに関するイベントや、生物多様性をテーマとしたセミナーなどが開催されています。

「世界ミツバチの日」をきっかけに広報PR活動をする効果

「世界ミツバチの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「世界ミツバチの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「世界ミツバチの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「世界ミツバチの日」を元に発信をする流れ

「世界ミツバチの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「世界ミツバチの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「世界ミツバチの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「世界ミツバチの日」を広報PRに活かした事例

「世界ミツバチの日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「世界ミツバチの日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。また、記念日に関した事例ではないものも、今後「世界ミツバチの日」を広報PR活動に活かすうえでヒントになるでしょう。

事例1.ミツバチ保護のための世界的な寄付活動を実施

コスメティックブランドのゲラン株式会社は、5月20日の「世界ミツバチの日」から5月22日の「国際生物多様性の日」まで、ミツバチ保護のために世界的な寄付活動を実施することをプレスリリースで発表。期間中にゲランの店舗や公式オンラインブティックで製品を購入すると、その収益の20%が「ゲラン ミツバチ保護プログラム」へ寄付されます。ゲランは10年以上このプログラムを通してミツバチの保護と生物多様性の保全活動を行っています。

プレスリリースでは、冒頭にミツバチ専門の写真家による美しい写真を掲載。「ミツバチの秘密」とし、ミツバチについての解説をしたうえで、プログラムの紹介展開した構成がGOODです。長年続く独自性高い取り組みと生物多様性の保全という社会性といったメディアフックが盛り込まれた広報PR事例です。

参考:【ゲラン】5月20日「世界ミツバチの日」を祝して、今年もミツバチ保護のために世界的な寄付活動を実施

事例2.東中野の能楽堂に在来種ミツバチとの共生環境を設ける

日本文化の啓発を目的としたイベント企画などを行う日本文化啓発は、5月20日の「世界ミツバチの日」にミツバチ文化事業を発足したことをプレスリリースで発表。東京都東中野にある梅若能楽堂の屋上に、ミツバチの在来種を守ることを目的とした共生環境を作り、生物多様性保全と日本伝統文化継承の啓発活動を開始します。

プレスリリースでは、事業発足の背景と意義をはじめ、「ミツバチ文化」という言葉に込めた想いや、ミツバチと伝統文化との関係などを丁寧に記載。ミツバチと能という意外性のある組み合わせは、メディアフックとなりそうです。さらにプロジェクトの今後の展開を記載することで、情報に厚みを持たせているのもGOOD。記念日と関連させた広報PRとして参考になる事例です。

参考:東京・東中野の「梅若能楽堂」に、在来種ミツバチとの共生環境を設け、2024年春よりミツバチ文化事業を発足

事例3.ホテル屋上で都市養蜂によるはちみつを採取

関西を中心にホテル業を展開する京阪ホテルズ&リゾーツ株式会社は、ホテル「THE THOUSAND KYOTO」の屋上で育てている蜂から、今年初のはちみつを採取したことをプレスリリースで発表。2021年から開始した「都市養蜂プロジェクト」は4年目を迎え、生物多様性の保全に向けて活動を継続しています。

プレスリリースのアイキャッチには、実際にはちみつを採取する様子の写真を掲載。リアルな写真に説得力を感じさせます。写真の下には「詳細を見る」というボタンを設置し、公式サイトへ誘導している構成もGOOD。さらにこの取り組みがいかにSDGsと関わっているかを説明し、その社会性の高さがメディアフックとなっています。

記念日と関連したプレスリリースではありませんが、ミツバチや生物多様性の保全に関する広報PRを行う際に参考となる事例です。

参考:ホテル屋上での都市養蜂で2024年初めてのはちみつを採取

「世界ミツバチの日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

5月20日の「世界ミツバチの日」の意味や由来、また記念日に関連した広報PR事例を紹介しました。

「世界ミツバチの日」にちなんだイベントやキャンペーンを開催したり、ミツバチに関する調査リリースを出したりするのも一案です。「世界ミツバチの日」とSDGsへの取り組みとを関連させて、社会性の高い広報PRをしてみるのもよいでしょう。

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