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世界メンタルヘルス・デー (10月10日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日世界メンタルヘルス・デー (10月10日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

10月10日は「世界メンタルヘルス・デー(World Mental Health Day)」。今回は「世界メンタルヘルス・デー」の意味や由来を解説します。

また、「世界メンタルヘルス・デー」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイントと、関連の事例もご紹介。

広報やマーケティングネタを探している方、特にヘルスケア業界の方や、メンタルヘルスに関する広報PR施策を検討中の方はぜひ参考にしてみてください。

「世界メンタルヘルス・デー」の意味・由来とは?

10月10日は「世界メンタルヘルス・デー(World Mental Health Day)」です。1992年、世界精神保健連盟(WFMH)によって制定され、その後世界保健機関(WHO)も協賛したことで正式な国際記念日となりました。

記念日制定の目的は、メンタルヘルス問題に対する世間の意識を高め、正しい理解を深めること。世界公式サイトで記念日に関する情報を発信するほか、厚生労働省は毎年「世界メンタルヘルス・デー」に合わせてイベント企画を展開しています。

ヘルスケア業界の商品・サービスに関するプレスリリースはもちろん、自社の事業内容とアンケート調査などを掛け合わせて広報PR施策に活かしてもよいでしょう。

「世界メンタルヘルス・デー」をきっかけに広報PR活動をする効果

「世界メンタルヘルス・デー」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「世界メンタルヘルス・デー」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「世界メンタルヘルス・デー」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「世界メンタルヘルス・デー」を元に発信をする流れ

「世界メンタルヘルス・デー」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「世界メンタルヘルス・デー」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「世界メンタルヘルス・デー」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「世界メンタルヘルス・デー」を広報PRに活かした事例

「世界メンタルヘルス・デー」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「世界メンタルヘルス・デー」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。

事例1.キャンペーン情報を「世界メンタルヘルス・デー」に発表

メイクアップ製品やケア製品をとりあつELCジャパン合同会社は、2023年10月10日の「世界メンタルヘルス・デー」にプレスリリースを配信しました。ユニセフ(国際連合児童基金)とグローバルパートナーシップ、クリエイターとパートナーシップを組み、メンタルヘルスに関するキャンぺーを開催。

プレスリリースにはクリエイターがデザインしたイラストを掲載し、キャンペーン・活動の詳細を紹介しています。プレスリリースを通じて社会貢献活動を発信することで、メディア関係者をはじめ多くの人に認知を広めた好事例です。

参考:【ジョー マローン ロンドン】世界メンタルヘルスデー クリエイター@itslennie、ユニセフと協力しメンタルヘルスに光を当てるキャンペーンを実施

事例2.「世界メンタルヘルス・デー」に共同研究レポートを配信

ヘアケア・スキンケア事業や睡眠事業などを展開するアンファー株式会社は、研究開発サポートを手掛ける株式会社イヴケアとの共同研究についてプレスリリースを配信しました。30〜40代の男性32人を対象に、毛髪中のホルモン摂取によるホルモン値を測定し、2023年10月10日の「世界メンタルヘルス・デー」に合わせてレポートを公開。

自社の事業内容と国際記念日を組み合わせ、さらに記念日にプレスリリースを配信することで、読み手の興味関心につなげています。両社の有識者からのコメントを掲載し、研究の重要性、今後の展望などに触れた構成もGOODです。

参考:10月10日は世界メンタルヘルスデー薄毛悩みを抱えると、鬱状態になるリスクが高まる?

事例3.国際記念日にちなみ、経営者を対象にしたアンケート調査を実施

デジタル・メンタル・プラットフォーム「Awarefy(アウェアファイ)」の開発会社である株式会社Awarefyは、10月10日の「世界メンタルヘルス・デー」にちなんで「メンタルケアに関するアンケート」を実施。2023年9月26日、20〜60代の経営者300人を対象に行ったWeb調査です。

冒頭で結果の概要をピックアップし、詳細は見出しに分けてグラフ画像を用いながら丁寧にまとめています。さらに「世界メンタルヘルス・デー」の特別企画として、起業家のインタビューを掲載した特別サイトも紹介。国際記念日と自社調査を掛け合わせたプレスリリースは多くの注目を集めました。

参考:経営者の約半数が「心の不調」を感じた経験あり!心の不調要因は「資金繰り」や「将来の見通し」など経営に関わること。メンタルケアの必要性を感じる人は6割以上いるものの実施している人は3割以下と少ない結果に

事例4.全国各地で「世界メンタルヘルス・デー」ライトアップイベントを開催

精神・神経疾患領域に特化した製薬企業のルンドベック・ジャパン株式会社は、特定非営利活動法人・シルバーリボンジャパンとの共同プロジェクトについてプレスリリースを配信しました。2023年10月10日、「世界メンタルヘルス・デー」に賛同する団体とともに、全国20ヵ所の名所やモニュメントをライトアップするイベントです。

開催の約1ヵ月前に配信されたプレスリリースですが、ポスター画像やイメージ写真を掲載し、「世界メンタルヘルス・デー」を知らない層へも認知を広めているのがGOODポイント。記念日の概要や開催情報もわかりやすく紹介されています。

参考:10月10日は「世界メンタルヘルスデー」全国20か所の夜空をシルバーとグリーンに彩るライトアップイベントが開催決定!

事例5.自社調査結果を「世界メンタルヘルス・デー」に先駆けて公開

企業年金・退職金制度の導入・設計をサポートする株式会社ベター・プレイスは、2023年10月10日の「世界メンタルヘルス・デー」に先駆けて、アンケート調査のレポートを発表しました。9月1日から4日にかけて、20〜59才の企業従業員または公務員371人を対象に行った自社調査です。

プレスリリースでは「お金の不安がメンタルヘルスに与える影響についてのアンケート」の調査サマリとして、6つのトピックがわかる画像を掲載。各質問と回答を紹介したうえで、代表コメントで社会的課題に訴求しています。

参考:【10月10日「世界メンタルヘルスデー」を前に「お金の不安がメンタルヘルスに与える影響」についての調査実施】7割以上がお金に不安があるとメンタルヘルスに影響すると回答

「世界メンタルヘルス・デー」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

10月10日の「世界メンタルヘルス・デー」は、国際記念日の中でもメンタルヘルスに注目が集まりやすい日です。ヘルスケア事業に関わっている方はもちろん、メンタルケア関連の広報PRを検討中の方にとっても、「世界メンタルヘルス・デー」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝えるよい機会になるでしょう。

お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「世界メンタルヘルス・デー」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。

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