
しらすの日
3月22日は「世界水の日」。今回は「世界水の日」の意味や由来を解説します。
また、「世界水の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。
広報やマーケティングネタを探している方、特に水資源に関わる企業や環境保全に関する取り組みを行っている企業、イベント運営を行っている企業などはぜひ参考にしてみてください。
3月22日は「世界水の日」です。1992年(平成4年)に「水がとても大切であること、きれいで安全な水を使えるようにすることの重要性について世界中の人々と一緒に考える」ことを目的として国連総会で定められた国際デーのひとつ。
「世界水の日」が制定された翌年の1993年(平成5年)からは、世界各地で水の大切さを知るためのさまざまなセミナーやイベントがこの日を中心に実施されています。
日本では独自に8月1日を「水の日」と定めており、8月1日からの1週間を「水の週間」としてさまざまなイベントが行われています。
「世界水の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「世界水の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「世界水の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「世界水の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「世界水の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「世界水の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「世界水の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「世界水の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。
ギャップジャパン株式会社は、Gapストアと公式オンラインストアで取り扱う新商品のプレスリリースを配信しました。2024年3月22日の「世界水の日」に向けて、独自の節水技術「Washwell」を採用したデニムを発売する取り組みです。
アイキャッチには2枚の写真を掲載し、商品の着用イメージがわかるようモデルを起用したのが特徴。「世界水の日」はもちろん「独自の節水技術」「環境に優しいデニム」といった文言をタイトルに明記し、訴求ポイントをまとめたのがGOODです。
参考:Gap、世界水の日に向けて独自の節水技術「Washwell™」を採用した環境に優しいデニムを発売中
株式会社LIXILは、3月22日の「世界水の日」にちなんでプレスリリースを配信しました。衛生に対するグローバル規模の課題について触れたうえで、企業の存在意義やSDGsの取り組みなどを紹介しています。
水と関連性の深い企業が、世界的な記念日と事業内容をうまく組み合わせて広報PRに活かした好事例です。共通目標を掲げたり、自社システム10周年を紹介したり、記事内容に合わせて見出しを設けた構成も参考にしてみてはいかがでしょうか。
参考:【3/22 世界水の日に世界の衛生課題について考える】LIXILが挑む「グローバルな衛生課題の解決」への取り組みとは?
途上国の自立支援活動を行う公益財団法人・ケア・インターナショナル ジャパンは、2024年3月22日の「世界水の日」の翌日に開催するチャリティーウォークについて、プレスリリースを配信しました。東京丸の内から皇居外苑など、約6kmの距離を楽しみながら歩くプログラムです。
プレスリリースでは、移動距離を6kmに設定した理由にも触れながら、コース上のスポットを写真で紹介しています。開催日時やコース、参加費などをわかりやすくまとめることで、必要な情報をピックアップしやすくなっている構成がGOODです。
参考:「世界水の日」にあわせ、国際協力NGO、世界の水問題やジェンダー課題に向き合うチャリティーウォークを開催
「世界水の日」の意味や由来、広報PRに活用できそうな事例を紹介しました。
「世界水の日」には、水に関連する取り組みに注目が集まります。節水はもちろん、環境保全に関連する取り組みを行っている場合は、積極的に発信するとよいでしょう。イベント開催やキャンペーンの実施を通し、自社製品や自社理念をPRする良い機会です。
今一度「世界水の日」をきっかけに自社製品やサービスを広報PRしてみてはいかがでしょうか。
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