【2019年4月版】月間PR TIMESプレスリリースウォッチ総評!情報多数の4月にどう動く?

過去のPR TIMES上で配信されたプレスリリースの動向を振り返り、紐解いていく月間PR TIMESプレスリリースウォッチ総評のコーナーです。

今回は、昨年の2019年4月に配信されたプレスリリースをもとに2020年4月のプレスリリース配信に役立つ情報やノウハウをご紹介します。

年度始めでニュースとなる情報が多数あるこの時期。どんなプレスリリースを作るべきか悩んでいる方も、情報発信のきっかけを探している方も、ぜひ参考にしてみてください。

2019年4月のトレンド振り返り総評

4月は新たなスタートを切る始まりの月とも言えますね。「新学期」「入社式」といった新生活を想起させるキーワードが頻出し、新生活を絡めたキャンペーンなども多く見られました。

そして4月前半から5月にかけては「ゴールデンウィーク」という新たなキーワードも登場。「新たなスタートを切る」といった新生活ムードは意外と息が短いもの。4月に焦点を当てた広報PR戦略はちょっと先取り、もしくはオンタイムでしっかりとアピールできるよう、早めに準備していきたいですね。

新型コロナウイルスも現段階では収束する目途は見えず、入学式や入社式は行われるのか、在宅勤務はいつまで続けるのかなど、企業・団体として判断を迫られる機会もあるでしょう。ただ、今だからこそ世に求められる取り組みは堂々と発信すべきです。日々の報道をチェックしながら、経営陣と連携して臨機応変な対応を取れるよう、余裕を持ったスケジュールで広報PR活動を進めましょう

(PR TIMES編集部)

1年前のPR TIMESにみる4月のプレスリリース配信タイミング

2019年のプレスリリース配信数の推移から、2020年同月の配信タイミングのヒントとなりそうな動向をピックアップし、考察していきます。プレスリリース配信数に関する2019年4月の注目ポイントは以下の4点でした。

デイリーでは26日(金)の配信が過去最高を記録し、単日で1,000本を超える本数のプレスリリースが配信されました。次いで1日(月)となっています。4月度は「エイプリルフール」「年度始め」、さらに新元号発表に関連して「平成最後の月」「令和」等の様々なトピックスが重なっていたためプレスリリースの配信本数も増加したと考えられます。

月間最高配信本数となった4月26日は、29日,30日が祝日のため「月末最後の平日」だけでなく「平成最後の平日」というトピックスもあり、また連休に入る直前であることから配信本数が伸びたと推測されます。

参考:【調査レポート】“平成”から“令和”へ、改元に合わせた企業の新発表が活況(2019年5月1日 PR TIMES発表)

次いで4月1日の配信本数が伸びたのは、やはり新元号発表がおこなわれたことが大きな要因となっており、新元号に関連するプレスリリースは当日だけでも52本配信されました。新元号の箇所だけが空いたプレスリリースをあらかじめ用意し、発表を受けて一気に配信準備を進めるという各社のエネルギーも感じられた1日。単日過去最高のPV数(当時)も記録しています。

参考:新元号発表で企業の情報発表が増加(2019年4月2日 PR TIMES発表)

配信本数が多い=競合が多くプレスリリースも埋もれてしまう、という懸念からあえて配信日をずらす戦略もあるかと思いますが、当月のような市場が大きく変化を迎えるときなどは、時流に乗ったアクションも大切でしょう

2019年4月に注目を集めたリリースPick Up

2019年4月当時、パソコンまたはスマートフォンでPV数が上位だったプレスリリースの中から、PR TIMES MAGAZINE編集部が独自にPick Up!プレスリリース事例から見る一言ノウハウについて、解説していきます。

株式会社 八景島のプレスリリース事例

【横浜・八景島シーパラダイス】4月1日(月)11:30頃、新元号発表!!発表と同時に新元号をオタリアが披露!「オタリアの揮毫」【2019年4月1日(月)~7日(日)】

2019年4月はなんといっても新元号にまつわるプレスリリースの配信が目立ちました。そのなかでも注目を集めたのがこちら。

2019年3月29日に配信されたプレスリリースで、4月1日の新元号発表に向けて企画したイベントの開催告知です。3月時点のPV数も高く、また4月も継続して多くの人に読まれました。特に4月はスマートフォンでの月間PV数が最も高く、時流に乗った話題であることに加え、「今週末なにしよう」とプレスリリースを閲覧する生活者のニーズにマッチした内容だったのではないでしょうか。

<事例から見る一言ノウハウ>
新元号発表に向けたイベント開催、という企画内容は他にもありますが、このプレスリリースのポイントは「元号発表前だけど関連画像が用意されている」点です。

元号発表に絡めたイベントの場合、自社内に過去の開催事例がなく、画像などの素材を準備するのは難しいもの。しかし、このプレスリリースのようにイベント開催前でもオリジナルの画像を用意することで、メディア関係者をはじめとした読み手がイベントをイメージできます。記事に取り上げたり、実際に行ってみたりとアクションにも繋がりやすくなったのではないでしょうか。

株式会社大庄のプレスリリース事例

新宿に‼時間無制限で高級寿司72種が食べ放題、獺祭など62種のお酒も飲み放題!まさかの女性4千円・男性5千円で参上‼「築地日本海」新宿西口店にて6月6日まで限定

目にも鮮やかな画像がアイキャッチ効果抜群なこちらのプレスリリースは、インパクトのあるタイトルも相まって4,000以上のいいね!を獲得するなど高い注目を集めました。

パソコン、スマートフォン共に閲覧数が高く、メディア関係者のみならず生活者の注目度の高さも伺えます。期間限定の食べ放題フェアは目にする機会の多い企画ですが、「このリリースは印象に残っていた」とメディア関係者からの声を聞くほど、画像と勢いのあるタイトルが強いインパクトを残したのでしょう。

<事例から見る一言ノウハウ>
豊富にそろえられた魅力的な画像が食欲を刺激し、「食べたい!」と思ったときにすぐ予約(アクション)へ繋げられるようリリース内に2ヶ所予約用リンクが貼られているなど、構成にも工夫が施されています。

エイプリルフールは嘘だけじゃなく夢も語ろう!

2019年4月1日のエイプリルフールにPR TIMESでは既定の文言を明記したプレスリリースを無料で配信できる「April Fools Day Free PR」を開催しました。生活者を笑顔にできたり、ワクワクさせられるような「素敵なウソ」を対象として配信無料キャンペーンです。また自社らしいハッピーなウソを無料で一緒に考える「ステキなウソ サポートデスク」も作成。

様々な企業から「素敵なウソ」がたくさん配信されました。

ファンタムスティック株式会社

<ファンタムスティック㈱>では、従業員全員に、一年間ランドセル通勤を義務付けることを決定。同時に「大人用ランドセル開発」をスタートいたします。

学習アプリを展開する企業が、子どもの気持ちをより理解してアプリ開発に活かすため、社員全員にランドセル通勤を義務づけ、また、子どもの気持ちを持った大人でいるために「大人用のランドセル」を開発するという「ウソ」のプレスリリースです。

<素敵なウソポイント>
事業内容にしっかりと関連付け、また、事業のビジョンを反映するかのような「ウソ」は企業の「ホント」の想いを込めた内容になっています。このリリースのためにオフィスで撮影されたであろう画像素材や、プレスリリース文末に添えた「このリリースは嘘ですが企業理念は本物です」というメッセージもとても素敵ですね。

さらにエイプリルフールで配信した「ウソ」を「ホント」にする連動企画を行った企業もあります。

まるか食品株式会社

本当に登場!『総カロリー約781830kcal』ペヤングソースやきそば超∞超大盛GIGAMAX365が5月5日、伊勢崎駅前に登場!

即席ラーメン「ペヤング」商品シリーズから展開されている既存の『ペヤングソースやきそば超超超大盛GIGAMAX』の約365倍サイズで約160キログラム想定となっている『ペヤングソースやきそば超∞超大盛GIGAMAX365』を実際に製品化を目指しているという嘘のような本当の話。

<素敵なウソポイント>
約160キログラムのやきそばというインパクトを表現すべく、漫画のような加工をした画像が目を惹きますね。実はこの商品、4月1日にはエイプリルフールのネタとして配信し、2日後に実際に製品化させる旨を表明しているのです。そのため、こちらのプレスリリースには「※これはエイプリルフールのネタではありません。」と注意書きを添えるなど、ユーモアのある発信が印象的でした。

2020年の4月1日は、「夢」を語る新たな発信文化を

PR TIMESでは2020年4月1日を「夢の日」とし、新たな発信文化を提唱します。

エイプリルフールを「ウソ」ではなく「夢」を発信する日にすべく、「April Dream」プロジェクトを4月1日より始動します。PR TIMESでは今までもエイプリルフールを素敵な情報発信の日になるよう様々な施策を行ってきましたが、「ステキなウソ」から「ステキな夢」を発信する1日となるよう、新たな発信文化を提唱していきます。プロジェクトに込めた想いなど、PR TIMES MAGAZINEでも公開しています。一緒にステキな夢を発信していきませんか。

参考1:今、なぜ夢のあるプレスリリースが必要なのか

参考2:想いを伝える「夢のあるプレスリリース」の書き方と、大切にしたい“3つの視点”

2020年4月のトレンド予測

4月は新たなスタートを切る節目の月のため、キーワードが豊富です。「新生活」「新学期」から「花見」など季節感のあるワード、「エイプリルフール」などイベント感あるものまで企業・団体としてもイベントや新商品、新サービスが多く発表されるタイミングでもあるのではないでしょうか。

しかし、今年はコロナウィルスの影響で、イベントや事業の対応にまつわるプレスリリースが増えることが予想されます。同業他社や同様の状況にいる企業・団体の発信を参考にしながら自社が取るべき対応を社内ですり合わせておきましょう。

市場を活性化し、社会をポジティブにできるのも、またひとりひとりの行動です。刻一刻と変化する状況を捉えつつも、少し先の未来を照らせるようなパワーを持った情報を生み出していきたいですね。

2020年4月の広報PRの準備はこちらからどうぞ!

【2020年4月版】広報PRトレンドウォッチ!年度の変わり目こそ背中を押す情報を

<編集/鈴木 碩子>

この記事のライター

大森 美野

大森 美野

2015年にPR TIMES入社。主にPR活動レポート作成をしていましたが、もっとお客様の声が聞きたくて2019年よりカスタマーリレーションズ本部に異動。情報を欲していた広報担当時代を思い出しながら、PR TIMES MAGAZINEではたくさんのアレコレを届けていきたいと思います。石橋は叩きすぎて壊すタイプ。でもたまにスキップで渡っちゃいます。

この記事に関連する記事

今注目の記事