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【2021年1月版】広報PRトレンドウォッチ!豊富なトピックスで迎春市場を盛り上げよう

毎月の広報PRに役立つトレンド情報やトピックス、それらの活用方法をお届けする広報PRトレンドウォッチです。

2021年1月の広報PRでは、どんなトピックスを意識して動けば、より良い情報発信ができるでしょうか。PRパーソンにおける情報発信のヒントをお届けすべく、今回もPR TIMES MAGAZINE編集部が考察していきます。

トピックスの多い1月は発信タイミングの見極めを

新たな1年のスタートとなる1月。特に前半は、同僚や親族、友人との「忘年会」や「新年会」や「帰省」、「成人式」など、何かと人に会う機会が増えます。商業でも、「初売り」や「福袋」、「新春セール」などの販促企画が目白押しですよね。

このように1月の前半はお祝いムードの中でイベントも豊富なのに対して、後半は少し話題も落ち着き、2月以降に向けた準備が始まっていきます。同じ1月でも、前半と後半で市場動向に波があるのです。今年はコロナ禍による変化はあるものの、山場をつくれるよう年始の盛り上がりはしっかりとキャッチしておきたいもの。

そこで、1月の広報PRで押えておきたい注目キーワードをPR TIMES MAGAZINE編集部がPick Up!過去に配信されたプレスリリースのポイントも考察していきます。

(PR TIMES編集部)

2021年1月の注目キーワード

年始のお祝いムードでトピックス満載な1月のなかでも、特に注目すべきキーワードとは。事例をもとに、3つのキーワードをご紹介します。

注目KWその1「忘新年会」

年末年始には、会社の同僚や友人、親族などが集まる「忘年会」や「新年会」が開催されます。1年間の締めくくりに苦労をねぎらう「忘年会」、新年の到来を祝う「新年会」と、「忘新年会」を楽しみにして忙しい師走を走り抜ける人も多いのではないでしょうか。

忘新年会は、宗教的な意味合いは持たず特定の行事様式もない、いわば決起集会のようなものですが、その習慣は江戸時代の頃からあったと言われています。

PR TIMESでも関連プレスリリースが多く、忘年会なら11月、新年会なら12月と、それぞれ前月に最も多く配信される傾向にあります

企業・団体の忘新年会となると飲酒を伴うことが大半で、居酒屋は飲み放題プランをつくったり早割り特典をつけたりと、年末年始商戦が繰り広げられます。

<飲食店の忘新年会プラン企画のプレスリリース例>
平成最後の常識やぶり!!『制限一切ナシ!何杯でもハイボール1杯99円』全国の「庄や」188店全店で一斉に開始!2月の仕事帰りは「庄や」に急行!!

組織活性化の一環として、企業・団体が忘新年会の開催を報告するケースもあります。コロナ禍においては、感染対策を施した忘新年会の実施報告も増えるのではないでしょうか。

<実施報告のプレスリリース例>
日本全国で6,500名以上を派遣するライクスタッフィング及びライクワークスが、外国籍社員との新年会を実施いたしました

忘新年会は、ホームパーティのように「家飲み」スタイルで開催されることも。新発売のアルコール飲料を忘新年会用に提案するという、この時期ならではの情報発信もありました。

<家飲み用商品提案のプレスリリース例>
【クリクリおめめが目印】イチジクフレーバーのパーティショットがドイツからヴィレヴァンオンラインに上陸!

忘新年会ではビンゴゲームなどのレクリエーションもあるでしょう。クリスマス以降にギフト提案として活用できるトピックスでもあります。

<ギフト提案のプレスリリース例>
【大きくしてみました。】黒板消し&ネコの手クッションがヴィレヴァンオンラインに同時登場!

新忘年会に関するプレスリリースの多くは飲食店の特別プランやキャンペーン情報ですが、2020年から2021年にかけては、新型コロナウイルスの感染対策も兼ねた新たな様式の提案などの需要が高まるのではないでしょうか。

注目KWその2「新成人・成人の日」

成人の日」とは1948年1月15日に制定された国民の祝日で、ハッピーマンデー制度によって2000年からは1月の第2月曜日に変更されています。全国各地で実施される二十歳のお祝いの儀式「成人式」はお馴染みですよね。

しかし、現在のような成人式が行われるようになったのは、第二次世界大戦後のこと。埼玉県で行われた「青年祭」が由来だと言われています。敗戦で傷を負う青年たちに明るい希望を持ってもらうために企画されたものが全国に伝わり、現在のような「成人式」となったようです。

もともと日本には古くから成人を祝う「通過儀礼」がありました。奈良時代からは男子を対象として「元服(げんぷく)」が、平安時代からは女子を対象として「裳着(もぎ)」という儀式が行われていました。なお、「元服」は数え年で12〜16歳、「裳着」は10歳代前半で実施されており、いずれも現在の成人年齢とは差があります。

参考:一般社団法人 日本記念日協会

PR TIMESでの配信状況をチェックすると、「成人式」と「成人の日」に関連するプレスリリースの配信タイミングが多少異なることが分かりました。一般的に、成人式など毎年あるイベントに関連する話題への反応は少し早めから集まりやすく、「◯◯の日」といったトピックスにはリアルタイムに近いタイミングで反応が集まりやすい傾向があるためと考えられます。

  • 「成人式」:12月、1月
  • 「成人の日」:1月

成人祝いの贈り物としたギフト提案もあり、年始のセールに絡めて情報発信するなどフックを増やしています。

<ギフト提案に関連するプレスリリース例>
新年・成人祝いの贈り物にも!最大4,000円の割引クーポンをプレゼント Qoo10「2019!謹賀新年 大感謝祭」

成人式では和装ではなくスーツを着用した新成人も多く見かけます。初めてのスーツとなる学生も多いことから記念となるようなオーダースーツの提案もあります。社会人を対象とすることの多いスーツウェア業界も、対象者を切り替えることで1月のフックとして活用できますね。

<スーツに関連するプレスリリース例>
2020年成人式はオーダースーツで!オーダースーツ専門店のグローバルスタイルで新成人様限定の特別フェアを開催中。昨年ご好評だった「お得なコーディネート4点セット」を今年も実施!

年代別ではなく「新成人」と限定させた市場調査も。飲酒などの制限が解除されるなど、大人へと意識が変化する世代ならではの調査項目もありそうです。

<新成人を対象とした調査結果プレスリリース例>
新成人500名に聞く、2019年 新成人に関する定点調査(マクロミル調べ)

例年、写真館やレンタル衣装店では成人式に向けた商戦が繰り広げられます。2021年はコロナ禍ということもあり成人式が無事に開催されるのか予想がつかない状況です。そんな情勢も加味した新たな提案はスピード感もって発信していけるといいでしょう。

<コロナ禍による新提案のプレスリリース例>
成人式が延期・中止になったとしても、”成人記念”はなくしちゃいけない|三景スタジオ・写真工房ぱれっとから新提案

最後にご紹介したプレスリリースにもある通り、コロナ禍によって大人数が集まるセレモニーなどはアップデートが必須となっています。それにあわせてサービスも進化して、情報発信のポイントも変わってくるでしょう。自社ではどこに重きを置いて、なにを大切にしているのか、それがしっかり伝わる発信を心掛けましょう。

注目KWその3「初売り・福袋」

年末に展開される冬のセールに続き、年始も「初売り」や「福袋」などの企画が盛り上がりを見せます。

「初売り」とは、その名の通り年が変わって最初に物を売り出すこと。その多くが、BtoCの小売店で実施されます。さらに「初売り」では、色々なものをまとめて販売する商形態を指す「福袋」も見られます。福袋の多くは「お楽しみ袋」のように中身が見えない状態で販売されますが、袋以外に箱などの包装でも総称として「福袋」と呼ばれています。

こちらの記事で取り上げたプレスリリースにもある通り、福袋は色々なものがまとまって割安に入手できることから生活者からの注目度も高く、年始の恒例企画としている企業も多くあります。

コロナ禍の今年から来年にかけての初売りや福袋の販売では、年末から事前予約制で販売するなど、例年とは異なる販売方法を選ぶ小売店もあります。PR TIMESでも、年始に向けて主に12月を中心に関連プレスリリースが多く配信されています。

予約制で販売するものは少し早めに11月下旬から配信するなど、適切なタイミングに配信することも重要ですね

<福袋販売の告知に関するプレスリリース例>
【2020福袋】過去最高のラインナップ!コスメキッチン 新春福袋
「2020年カープ&福屋コラボDE福袋」いよいよ先行予約販売開始!!

初売りされるのは有形商材だけではありません。旅行などの無形商材も販売されます。

<無形商材のプレスリリース例>
令和初のお正月はJTBの初売り!福春2020発売開始

テイクアウト中心の飲食店からも、初売りや福袋の情報が出ています。新年のご挨拶など来訪の手土産としても需要が高まるためか、年末のオンタイムに配信されています。

<飲食店のプレスリリース例>
シュークリーム専門店ビアードパパから新年の初売り!お得な特別割引券が入った2020年福袋を発売!

商業施設でも福袋販売のラインナップが発表されたり、店舗全体で初売りセールが開催されたりするなどの盛り上がりを見せます。

<飲食店のプレスリリース例>
2020年ラフォーレ原宿福袋 中身を選べる福袋やラフォーレ限定アイテムの入った福袋が今年も登場 韓国発の人気ボーイズグループ「SEVENTEEN」の限定ノベルティのプレゼントも!

3月に決算を控えている企業を中心に、下半期の山場として力を入れる企業も多い初売り商戦。例年、限定福袋の争奪戦が繰り広げられるなど初売りセールは大賑わいとなります。毎年の初売りを年始の楽しみにしている生活者も多くいことから、当然販売される商品のラインナップには大きな関心が集まります。

また、前述のように、2021年はコロナ禍ということもあって予約販売が増えるなど購入ルートや販売方法に変化が起こるでしょう。ラインナップと合わせて、購入方法の詳細なども早い段階から発信していけると良いでしょう。

2021年1月の広報PRはこう動くのがおすすめ

例年なら、1月は忘新年会や帰省など、なにかと人と会うことが増える1カ月。しかし、2021年はコロナ禍の最中で新年を迎えることになります。新年を迎えたお祝いムードを保ちながらも、どのようにして新しい生活様式へと進化させるのか。毎年恒例の企画の実施方法を刷新したり、社会の情勢に沿って全く新たな取り組みを始める場合には、ステークホルダーにその情報をしっかりと届けることが重要です

また、1月中旬を過ぎると期末に向けた慌ただしさが訪れ、話題も徐々に新年商戦から新しい期に関連したものに移行していくでしょう。そうした中で、プレスリリースを活用してどのようにメディアや生活者の意識を切り替えていくかも大切なポイントになります。

新たな年のスタートを切る1月は、情報の発信方法や内容にメリハリをつけながら市場を盛り上げましょう。

<編集/三寳 里菜>

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この記事のライター

大森 美野

2015年にPR TIMES入社。主にPR活動レポート作成をしていましたが、もっとお客様の声が聞きたくて2019年よりカスタマーリレーションズ本部に異動。情報を欲していた広報担当時代を思い出しながら、PR TIMES MAGAZINEではたくさんのアレコレを届けていきたいと思います。石橋は叩きすぎて壊すタイプ。でもたまにスキップで渡っちゃいます。

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