【2020年1月版】月間PR TIMESプレスリリースウォッチ総評!後半は次期に向けた提案で市場を盛り上げよう

これまでにPR TIMESで配信されたプレスリリースを振り返り、動向を読み解く月間PR TIMESプレスリリースウォッチ総評。

今回は、2020年1月に配信されたプレスリリースをもとに、2021年1月のプレスリリース配信に役立つ情報やノウハウを見つけます。

2020年1月のトレンド振り返り総評

1月は「元旦」や「初売り」など市場の盛り上がるトピックスがあるほか、祝日としては「成人の日」があります。前半まではトピックス満載で市場も盛り上がる一方で、長期休暇を満喫する生活者にどのようにリーチするか、年始休暇の情報発信をどう調整するべきかといった、広報活動における悩みも少なくないはず。

また、後半になるとトピックスは決して多いとは言えず、市場も落ち着いてきます。どのようにして生活者に次期に向けた情報発信をしていくのか、早め早めの戦略的な広報活動が求められます

3月に決算を控える企業も多いことから、次のようなスケジュール感とポイントを頭に入れておく必要があるでしょう。

・12月〜1月:下半期の山場となるよう早めの仕込み・準備が重要
・1月後半〜2月:市場を盛り上げる企画モノの情報発信が重要

(PR TIMES編集部)

数字から振り返る2020年1月のPR TIMES

2020年1月にPR TIMESで配信されたプレスリリース件数のデータから、2021年同月の配信タイミングのヒントを探してみましょう。

数字から振り返る2020年1月のPR TIMES

2020年1月、デイリーでの配信数が最多だったのは31日(金)でした。月末かつ金曜日という、配信件数が多くなる日取りだったことが大きく影響したと思われます。次点は15日(水)で、新年のお祝いムードが落ち着きはじめ、1月後半から翌2月に向けた新規情報が増えはじめるタイミングに当たります

年始の配信件数は緩やかな推移

年始でもある月初1日から週末5日までの第1週は、企業やメディアの稼働状況を反映してか、配信件数が減少傾向にありました。また、第2週も月曜日から金曜日にかけて徐々に増加していくような、比較的緩やかな推移となりました。

元旦も必要に応じて情報発信を

1日(水)は、配信件数が減少傾向な第1週ですが、比較的配信件数が伸びる日。キャンペーンやイベント、新商品の販売開始の告知や企業の年頭所感などが配信されていました。

メディア関係者の稼働が控えめになるタイミングでこそ、情報を求めているステークホルダーにアプローチする手段としてプレスリリースの発表が有効になることもあります。届けるべき情報がある際は、プレスリリース配信やSNS投稿を活用するなど、タイミングと配信ツールの見極めが大切になってきますね

一般企業の営業開始のタイミングによって配信件数にも影響か

一般的に、多くの企業・団体が正月三が日までを年末年始の休暇としています。2020年1月は三が日が水・木・金曜日だったことから、そのまま週末の5日(日)までの連続休暇としたケースも多かったようです。

対して2021年は三が日が金・土・日曜日となるため、4日(月)から営業開始とする企業・団体が多いことが予想されます。2020年には緩やかな増加傾向だった第2週の配信件数ですが、2021年は昨年とは少し異なる推移になるかもしれません。

市場の稼働状況の考慮も必要ですが、情報の鮮度を大切にして「いつ・どんな」方法で情報を発信するのか、早めに検討して見極められると良いでしょう

2020年1月に注目を集めたプレスリリースPick Up

2020年1月の配信当時、PV数やエンゲージメントの高かったプレスリリースの中から、特に注目したいものをPR TIMES MAGAZINE編集部が独自にPick Up。それぞれのプレスリリースを読み解き、一言ノウハウを解説します。

株式会社オークローンマーケティングのプレスリリース事例

一度に最大4品ほったらかし調理!毎日の食卓がラク~に充実。1台でご飯とおかずが同時にできる自動調理鍋「ツインシェフ」発売

株式会社オークローンマーケティングのプレスリリース事例

ライフスタイルの悩みを解決してくれる商品やサービスを提供する、株式会社オークローンマーケティング。この新商品発売のプレスリリースはパソコンとスマートフォンいずれのデバイスからもPV数が多く、Facebookのいいね!数やTwitterのシェアなど、SNSでの反響も大きいのが特徴です。

生活に直接関係ある「調理家電」のため興味を持つ生活者が多いだけでなく、便利で斬新な機能はメディアにも取り上げられやすいことが、大きな反響を呼んだ要因と考えられます。

<事例から見る一言ノウハウ>
1台でご飯とおかずが同時調理できるという商品の最大のポイントを、「ほったらかし調理」「ラク~に充実」と表現したタイトルがポイント。

擬態語のような形容詞をつけることによって、ユーザーにどんなメリットがあるのか感覚的に伝わりやすくなるほか、メディアが取り上げる際の見出しやキャッチフレーズとして引用しやすいなど、効果的に商品をアピールできています。

アークランドサービスホールディングス株式会社のプレスリリース事例

進化系たらこスパゲティ専門店「東京たらこスパゲティ」1号店、渋谷にOPEN!

アークランドサービスホールディングス株式会社のプレスリリース事例

多数の飲食店を展開するアークランドサービスホールディングス株式会社が発表した、たらこスパゲティ専門店のオープンに関するプレスリリースです。

最大の特長は、そのPV数の高さ。一方で、SNSでの反響は特筆するほど多いわけではありません。しかし、このプレスリリースをきっかけに来店者数が伸びた様子がTwitterでも伺えます。

その後、2号店のオープンについてもプレスリリースが配信されています。メディアでも取り上げられるなど、1号店オープンで繁盛した影響がしっかりと波及しているようです。

<事例から見る一言ノウハウ>
「たらこスパゲティ専門」というセグメントを絞り込んだコンセプトが特徴ですが、その話題性のみに頼ることなく、しっかりと設計されたプレスリリースになっています。

『女性を応援する「全力飯。」』としてコアターゲット層を明記されているので、女性ひとりでも入りやすい店舗であることが窺えます。ロゴに込められたストーリーやこだわりも解説されているなど、随所に店舗の「らしさ」が見える内容です。

初めて出店する店舗の場合、商品や店内のイメージなどは掲載できても、顧客の来店の様子など事前に得られない画像素材も多くあるでしょう。しかし、テキストでも十分にコンセプトや出典の狙いを伝えられます。ストーリーやコンセプト、大切にしていることなど、「行ってみたい」「食べてみたい」と共感してもらえる、あるいは開店後の様子を想起しやすくなることを意識して内容をまとめてみましょう。

アイペット損害保険株式会社のプレスリリース事例

人気飼育犬種・猫種ランキング2019を発表!令和最初のランキング! 調査対象を拡大し、人気の小動物も初公開!

アイペット損害保険株式会社のプレスリリース事例

ペットの保険業を展開するアイペット損害保険株式会社が発表した、保険契約が開始されたペットを対象にしたランキング形式の調査プレスリリースです。

主にパソコンからのPV数が多いのに対し、Facebookのいいね!やTwitterでのシェアは10件ほどという反響の差が特徴的でした。

<事例から見る一言ノウハウ>
この調査は毎年実施されていますが、「今回から調査対象を拡大した」というポイントがしっかり読み取れるタイトルになっています。「令和最初のランキング」と話題性のあるキーワードを盛り込めているのも、参考にしたいポイントですね。

ランキングの表に、「犬種ランキング1位~10位」や「猫種ランキング1位~10位」など、何のランキングであるかキャプションが添えられています。こうした細やかな配慮も、プレスリリース作成における大切なポイントです。

また、調査プレスリリースは結果のグラフや表など、どうしても情報量の多い画像素材ばかりになってしまいがちです。このプレスリリースでは、冒頭に調査対象となる動物たちの画像が用意されていますよね。「何に関する調査なのか」が直感的に分かる素材を用意することで、アイキャッチになるだけでなく、分かりやすさが格段にアップします

PR TIMESで話題になったプレスリリース

PV数やSNSの波及数など数値の観点だけでなく、PR TIMESで話題になったプレスリリースもご紹介します。

株式会社そごう・西武のプレスリリース事例

【そごう・西武】幕内最小の力士「炎鵬」を広告モデルに起用/コーポレートメッセージ「わたしは、私。」2020-さ、ひっくり返そう。-

株式会社そごう・西武のプレスリリース事例

「わたしは、私。」というコーポレートメッセージを発信する株式会社そごう・西武の、2020年最初のメッセージです。

ひっくり返して読むと全く異なるメッセージになるコピーが話題を呼んだ、こちらのプレスリリース。パソコンかスマートフォンかを問わずPV数が多く、発表当初から様々なメディアに取り上げられていました。

プレスリリース本文内では、広告のビジュアルとメッセージ全文も掲載されています。広告のメッセージとコーポレートのメッセージがマッチしていることで、企業のファンが増えるきっかけとしても機能しているプレスリリースです。1月は年頭所感を発表する企業・団体も多いのではないでしょうか。そんな時にも、プレスリリースを活用できると良いでしょう

2021年1月のトレンド予測

1月前半は初売りや福袋、初詣、成人式、新年会などイベントが豊富で、情報量も自然と多くります。2021年1月に留意したいのは、コロナ禍に関連する新しい生活様式を考慮し、可能な限り早めにプレスリリースを配信すべき点。しかし、新しい生活様式を「制約」と捉えなくても大丈夫です。工夫次第でターゲットの拡大も見込めると前向きに捉えましょう

新しい生活様式のほか、GO TOキャンペーンや4月以降の次期につながる情報などが、2021年1月に多く配信されると推測されます。1月前半は新年に関連する各種イベント、後半は少し未来に目を向けた話題づくりといったように、緩急をつけてプレスリリースを配信できるよう準備しましょう。

<編集/三寳 里菜>

この記事のライター

大森 美野

2015年にPR TIMES入社。主にPR活動レポート作成をしていましたが、もっとお客様の声が聞きたくて2019年よりカスタマーリレーションズ本部に異動。情報を欲していた広報担当時代を思い出しながら、PR TIMES MAGAZINEではたくさんのアレコレを届けていきたいと思います。石橋は叩きすぎて壊すタイプ。でもたまにスキップで渡っちゃいます。

この記事に関連する記事

今注目の記事