PR TIMESの企業向け管理画面では、プレスリリースの新規配信設定を行うだけではなく、メディアリストの作成・編集や、配信後のページビュー数やヒートマップなどを見る効果測定の機能も備わっています。
そんな企業向け管理画面にログインした際にまず表示されるのが「ダッシュボード」です。
このダッシュボードでは、どのようなことができるのでしょうか。本記事では、ダッシュボードにおける機能の一覧や有効活用するための3つの方法についてご紹介します。
PR TIMESのダッシュボードとは
PR TIMESのダッシュボードとは、企業向け管理画面にログインした際にまず表示されるページのことです。
直近1ヵ月間のページビュー数、訪問者数、転載サイト数、フォロワー数、デバイス別のプレスリリース閲覧割合が大きく表示されており、一目で1ヵ月の反響サマリーを把握できるようになっています。
また、初めてプレスリリースを配信する方向けに、企業向け管理画面の初回ログイン時には以下のような「スタートガイド」も表示されます。これは、プレスリリースを初回配信するまでの手順を示したもので、5つのミッションをクリアすることでPR TIMESの基本的な配信手順を知ることができます。
また、「スタートアップチャレンジ」という会社設立から2年以内の企業が利用できる特別プランの適用有無についても、このダッシュボードに表示されるようになります。
スタートアップチャレンジについては、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。
PR TIMESのダッシュボードでは何ができるの?機能一覧
PR TIMESのダッシュボードでは、次の5つの機能を活用することができます。
1.直近1ヵ月での配信済みプレスリリースの反響ハイライト
まず、最上部に表示されているのは、直近1ヵ月の配信済み全プレスリリースの反響に関するハイライトです。
1ヵ月間の総ページビュー数、総訪問者数、総転載数、総フォロワー数を一覧で把握できるようになっています。
ページビューは、配信済みのプレスリリースがPR TIMES上で閲覧された回数。訪問者数は、PR TIMES上で対象プレスリリースのページに訪問した人数。転載サイトは、対象のプレスリリースがメディアへ転載された件数。フォロワー数は、自社のプレスリリースが配信される度にメールで自動受信を希望している人数を、それぞれ指しています。
これらのデータをより詳細に確認する場合には、サイドメニュー「分析データ」→「レポート」より日別・プレスリリース別で推移を確認することができます。レポートの確認方法については、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。
2.デバイス別プレスリリース閲覧割合の確認
配信済みプレスリリースの反響ハイライトの下に表示されているのは、デバイス別プレスリリース閲覧割合です。
自社のプレスリリースページがPR TIMES上で開かれた際に、使用されているデバイス(パソコン、スマートフォン、タブレット)の割合を把握できます。プレスリリースの読み手が、どのような環境で閲覧しているか、プレスリリースの内容によってどのように変化するかをウォッチするのに活用できます。
3.プレスリリースの登録・配信履歴
ダッシュボード中段に表示されているのは、自社のプレスリリースの登録・配信履歴です。
直近のプレスリリースタイトルが並び、「配信済み」や「下書き」といった各ステータスが表示されています。右側の「全て表示」をクリックすることで、これまでに登録したプレスリリースを全表示させることも可能です。またプレスリリースの修正が必要となった際に、ダッシュボードから直接プレスリリースの編集画面に飛ぶこともできます。「詳細」をクリックすると、該当するプレスリリースの分析レポートに遷移します。
4.直近1ヵ月のプレスリリースにおけるページビュー数トップ3
ダッシュボードの残り2つの項目は、いずれもトップ3のランキングです。まず下段の左側に表示されているのは、直近1ヵ月での配信済みプレスリリースのページビュー数トップ3です。
トップ3にランクインした各プレスリリースのページビュー数も一目で確認することができます。
5.直近1ヵ月のプレスリリースにおけるSNSシェア数トップ3
ダッシュボード下段の右側に表示されているのは、直近1ヵ月での配信済みプレスリリースのSNSシェア数トップ3です。
こちらは、トップ3にランクインした各プレスリリースのFacebook・Twitterにおけるシェア数を把握できます。なおTwitterのカウントは、Twitter社が2015年に発表したカウント数の表示ポリシー変更以来、非表示となります。
PR TIMESのダッシュボードを有効活用する3つの方法
最後に、PR TIMESのダッシュボードをより有効に活用するための3つの方法についてご紹介します。
1.最新のPV/訪問者数等を広報活動の成果として報告
ダッシュボードでは、最新のページビュー数や訪問者数が一目で確認できるため、プレスリリースの反響に関するレポーティングのサマリーとして活用できます。
プレスリリースは情報を配信することがゴールではありません。いかに情報が多くの人の目に触れ、認知拡大につながったかを把握し、改善点を見つけ、今後の広報活動に役立てていくことがとても重要です。
もちろん、ダッシュボードの数値だけでは詳細な分析はできないため、管理画面の機能である「分析データ」を活用して、さまざまな検証を行うことも重要です。効果測定の方法はこちらの記事にまとめています。
広報活動の報告を行う際には、ダッシュボードを「サマリー」とし、その詳細な情報収集は、さまざまなツールを活用してレポーティングすることが重要です。
2.PV数が上がっている過去プレスリリースに注目
ダッシュボードを確認すると、かなり前に配信したプレスリリースであるにも関わらず、直近1ヵ月のページビューTop3に入るなど、ランキングが大きく上昇していることがあります。
これは、メディアや生活者が検索からプレスリリースにたどり着いて閲覧している可能性が高いために起こる事象です。
同じプレスリリースを改めて配信し直すことはできませんが、SNSなどで再度URLをシェアするなどして、再び注目を集めることができるかもしれません。
ただし、必ずしもポジティブな理由で急上昇しているとも限らないため、背景にある要因をしっかり把握することも重要。数値だけを見て一喜一憂するのではなく、なぜ今ランキングが上昇しているのかの分析・考察を忘れないようにしましょう。
3.デバイス別閲覧割合から配信時間等の改善ポイントを模索
プレスリリースは、メディア関係者だけでなく直接生活者にも届き、「企業発の一次情報」として閲覧されます。さらに、情報の流通経路も多様化したことによって、より戦略的な情報発信について考えていく必要があります。
プレスリリースのスマートフォン閲覧が多ければ移動中やプライベートなど生活者による閲覧が、パソコン閲覧が多ければメディア関係者による業務時間中での閲覧が多い可能性があります。
デバイス別の閲覧割合を確認し、情報を届けたい相手とのマッチングができているかを検討したうえで、配信時間やタイトルの作り方など改善ポイントを模索するのも1つの方法です。
最新の数字をキャッチしてPDCAを回そう
本記事では、ダッシュボードの持つ機能の一覧や有効活用するための3つの方法についてご紹介しました。
ダッシュボードでは、主に直近1ヵ月間の最新の数値を一目で確認できるようになっています。広報担当者として、情報発信のPDCAサイクルを回す際に、数値は必ず必要になる情報です。
ぜひ、より良い情報発信を行うために、ダッシュボードの機能を有効活用してみてはいかがでしょうか。
PR TIMESのダッシュボードに関するQ&A
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