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【IT・ビジネス知識集】広報担当者が知っておきたいIT・ビジネス知識集20選

広報担当者に求められる知識は、かなり幅広いと言えるでしょう。マーケティングの基礎知識はもちろん、メディアやトレンドに関する知識、それらを踏まえた上でのクリエイティブさも必要になってきます。そのため、一口に「これだけを知っておけば完璧」と言える知識はありません。

そこで今回は、広報担当者と知っておきたい知識の中でもIT・ビジネス関連のものについて、20個ご紹介します。

サイトに関するIT・ビジネス知識6選

まずは、サイト運用に関するIT・ビジネス知識を6つご紹介します。

1.サイトのキャッシュクリア

そもそもキャッシュとは、ブラウザが一時的に記憶しているWebページのデータのことです。サーバーにあるWebサイトのデータをパソコンに読み込む作業は、ある程度の時間を要します。キャッシュがあることでページの読み込みが早くなるメリットもあるのですが、デメリットとしてWebページを更新してもブラウザに最新情報が読み込まれない場合があります。

このデメリットへの対策が、サイトのキャッシュクリアです。ブラウザに残されたキャッシュを真っ白な状態にリセットすることを「キャッシュクリア」と言います。キャッシュがクリアされることでブラウザは新規で読み込む状態になるため、最新情報を表示できます。

キャッシュクリア

2.nofollow / noindex

nofollowもnoindexもmetaタグの1種です。検索エンジンのクローラーに対してページをインデックスさせたくない場合に「noindex」を使用し、一方で、そのページに設置しているリンクを辿らせたくない場合に「nofollow」を使用します。

これらの処理は主にSEO対策で使用されています。noindex処理を行う目的として、検索エンジンにあえて読み込ませないという面から、「重複してしまうページ」「検索結果に表示させたくないページや表示させる必要がないページ」「質の低いページ」に使用されます。

対してnofollow処理は、「リンク先が信頼性に欠けるコンテンツの場合」「有料リンクの場合」「クローリングして欲しいページに優先順位がある場合」のような場面で使用することが効果的だとされています。

3.機種依存文字

機種依存文字は、WindowsやMacなど、OSやフォントに依存する文字のことを指します。元々は特定の環境下で使用するために用意されていたもので、Webサイトに使用すると正常に表示されなくなったり、文字化けを引き起こしたりする要因となることがあります。そのため、サイト構築には機種依存文字を使用しない方が良いでしょう。

4.環境依存文字

上記で紹介した機種依存文字の別称です。

5.埋め込み

埋め込みとは、Webサイトやブログ記事内に外部のコンテンツを挿入することを指します。

GoogleやX(旧 Twitter)、Facebook、Instagramなどのネットサービスの多くは、情報共有の仕組みを提供しており、簡単にインタラクティブコンテンツをhtml形式で埋め込むことができます。自分でデザインする必要なく、簡単にビジュアルコンテンツを表示させることができるので、非常に便利です。

6.PC / SP表示

PCは「パソコン」、 SPは「スマートフォン」のこと。Webページは、PC表示とSP表示、それぞれの端末に合わせたレイアウトで製作されていることが多いです。

例えば、PC用に作られた画面をスマートフォンで表示した場合、文字が小さくなってしまって誤った項目をタップしてしまったり、画面を拡大すると横スクロール操作の必要が出て面倒になるなどのデメリットがあります。

これらのストレスを軽減するため、最近ではPC/SP表示どちらにも対応したWebサイトが増えています。

データに関するIT・ビジネス知識4選

続いては、データに関するIT・ビジネス知識を4つご紹介します。

7.CSV文字化け

CSVファイルをExcelで開いた際、文字化けしていて内容が確認できないケースがあります。

この原因は、Excelが初期設定でShift_JISという文字コードで開いてしまうためです。そのため、UTF-8で保存されたCSVファイルをShift_JIS形式で開くことで文字化けが起こります。

この場合の対処方法としては、Excelに取り込む際にUTF-8で開く、CSVファイルをShift_JISに変換して開く、CSVファイルをUTF-8 BOM付きに変換して開くなどが有効です。

8.圧縮・解凍

「圧縮」では、ファイルサイズを小さくし、保存する際にディスクスペースを節約したり、複数のファイルを「書庫」と呼ばれる1つのファイルにまとめたりできます。対して、この圧縮されたファイルを元に戻す作業を「解凍」と言います。

ファイルの圧縮形式にはMacではStuffIt形式(.sit)、Windowsではlzh形式、zip形式がよく使われます。MacとWindows間でやり取りする場合には、双方で解凍可能なlzh形式、zip形式を使用するといいでしょう。

また、自動解凍形式はOSをまたぐと解凍できない可能性が高いため、圧縮・解凍ソフトを使用するようにしてください。

9.文書ツールの使い分け

文書ツールとは、テンプレート等を活用して、文章作成を効率化できるツールのことです。最も自分にあった文章ツールを使用することで、より作業を効率化させることができるでしょう。

PR TIMESでは、プレスリリースを作成する際に、Word、PowerPoint、pagesだと文字化けや不要なアイコンが入る可能性があるため、注意が必要です。

10.文書ファイル保存形式

文書を保存する場合のファイル形式には、さまざまな種類があります。ここでは一例として、Word で保存できるさまざまな種類の文書をご紹介します。

  • Word 文書(.docx)
  • Word 97-2004 文書(.doc)
  • Word テンプレート(.dotx)
  • Word 97-2004 テンプレート(.dot)
  • リッチ テキスト形式(.rtf)
  • プレーン テキスト(.txt)
  • Web ページ(.htm)
  • PDF(.pdf)

それぞれのファイル形式で、表現できることやデータ量が異なるため、用途に応じて使い分けるとよいでしょう。

SNSに関するIT・ビジネス知識4選

続いて、SNSに関するIT・ビジネス知識を4つご紹介します。

11.ポスト/リポスト

X(旧 Twitter)で書き込み(メッセージ)を投稿すること、および投稿されたメッセージのことを「ポスト」と言います。1回につき140文字までのメッセージを投稿できます。

「リポスト」とは、ポストの中でも自分の気に入った投稿を自分のタイムラインに流せる機能です。フォロワーに対してもツイート内容を共有したいときなどに使用されます。多くのユーザーにリポストされれば、X(旧 Twitter)のポストはどんどん拡散されます。

リツイートをしている

12.OGP設定

「OGP」とは「Open Graph Protocol」の略で、X(旧 Twitter)やFacebookなどのSNSでシェアした場合に、設定したWEBページのタイトルやイメージ画像、詳細などを正しく伝えるためのhtmlです。

SNS上でURLが共有された場合に設定されているタイトルや画像、説明文が表示されるため、ユーザーに対してページ内容を詳しく伝えられます。

13.SNSのキャッシュクリア

上記で紹介したOGPを設定しているのに反映されない、という場合には、SNS上のキャッシュが残っていることが考えられます。SNSのキャッシュをクリアするためには、ツールを使用するのが一般的です。

X(旧 Twitter)の場合、「Card Validator」というツールを使用すると、残っているキャッシュをクリアできます。Facebookの場合、「Open Graph オブジェクトデバッガー」というツールを使用することで、残っているキャッシュのクリアが可能です。

14.エゴサーチ

エゴサーチとは、ネット上で自分の評判をチェックする行為のことで、「エゴサ」とも略されます。エゴサーチを行うのは芸能人やインフルエンサーのような有名人・著名人だけではなく、お店を経営している人なら店名で検索したり、ものづくりをしている人なら自分が手がけた作品の反響を調べることも含まれます。

エゴサーチをするときは、検索エンジンに自分の名前やハンドルネーム、関わっている作品名、会社名など、調べたいワードを入力する方法が1つ。もう1つは、X(旧 Twitter)の検索ボックスに入力して調べる方法があります。

画像に関するIT・ビジネス知識6選

最後に、画像に関するIT・ビジネスの知識を6つご紹介します。

15.画像の保存形式

画像と一言で言っても、データの表示方法や圧縮方法によって保存形式は異なります。ここでは主な画像の保存形式をご紹介します。

  • jpeg形式

写真によく使われるファイル形式。高画質でありながら容量が小さいのが特徴。

  • png形式

透明や半透明の画像も作成できるファイル形式。RGBのみの対応で、CMYKに対応していないため、印刷するとパソコンで表示されていた色から変わってしまうのがデメリット。

  • gif形式

アニメーションやベタ塗りの多いイラストに適したファイル形式。ベタ塗り部分を圧縮するので容量は小さくできますが、表示色は最大256色のためグラデーションを美しく表現できません。

16.画像編集

画像は、簡単な編集を施すだけでもワンランク上の画像へと変化します。画像を編集する際にはツールを使用します。主に以下のような編集を施すことができます。

  • 明るさや色味の調整
  • エフェクトやフィルターの追加
  • 写り込んでいた不要なものを消す
  • 傾きやパースの変更
  • 文字を入れる
  • 光を加える
  • 白とびの調整

一般によく利用されているのはPhotoshopというツールですが、Windowsに標準装備のペイントなど、無料で使用できる画像編集ソフトもあります。

写真撮影をしている

17.画像の透過

透過とは、背景や任意の色を透明にすることを言います。

背景が透明な画像を作るには、画像編集ソフトでイラストを描いた後、背景を透明に設定した上で、png形式で画像を保存する必要があります。また、すでにある画像を透過処理する場合には、ツールを使用する必要があります。

18.画像検索

画像検索とは、画像を使用して検索することである画像に似た類似の画像が発見できるサービスです。

Google画像検索が有名で、画像URL、手持ちの画像、 キーワード・音声から画像を検索し、画像を探し出せます。手持ちの画像をそのまま使用できるので、イメージに近い画像を手早く探したいというシーンで役立ちます。

19.画像サイズ

画像サイズとは、pixel(ピクセル)やdot(ドット)といった単位を用いて、その画像のヨコ×タテのサイズを示したもののことです。ピクセル数が多ければ多いほど画像は緻密になり高画質に、逆に少なければスカスカの状態、つまり粗い低画質の画像になります。

プレスリリースに使用するのに適した画像サイズについては、こちらの記事も参考にしてみてください。

20.画像容量

画像サイズに対して画像容量は、「KB(キロバイト)」や「MB(メガバイト)」など、データの容量の単位で表されるものを指します。高画素の画像はピクセル数が多いため、ついついデータの容量も大きくなりがちです。

重すぎると送れなかったり、サイトにアップロードできない場合もあるので、画像サイズと合わせてチェックしておきましょう。

広報担当者として必要な知識やスキルを構築していこう

今回は、広報担当者と知っておきたい知識の中でもIT・ビジネス関連のものについて、20個ご紹介しました。

広報担当者には幅広い知識やスキルが求められ、何かがあれば大丈夫、というわけにはなかなかいきません。だからこそ、やりがいがあり、これからの社会でも需要はますます拡大していくであろう仕事でもあります。

ぜひ、この記事を広報担当者として必要になる知識やスキルを身につけていくきっかけにしてみてくださいね。

広報担当者が知っておきたいITの知識とは?

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