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プレスリリースを外注する方法は?知っておきたい5つのポイントを解説

プレスリリースを配信することで、より多くの生活者やメディア関係者に自社の商品・サービスに関する情報や取り組みを届けられます。そのため、広報PR活動のなかでもプレスリリースの配信は、企業の認知度向上において非常に重要な役割を担っています。

本記事では、自社でプレスリリース配信まで手が回らないという方に向け、プレスリリースを外注する方法について知っておきたいポイントを解説します。ほかにも、プレスリリースを外注した場合のメリットや注意点、料金の目安などもご紹介。外注を検討している方はぜひ参考にしてください。

目次
  1. プレスリリースを外注する5つのメリット

  2. プレスリリースの外注をする前に知っておきたい3つの注意点

  3. プレスリリースの外注先を選ぶときに確認したい4つのポイント

  4. プレスリリースを外注するときの料金の目安

  5. プレスリリースを外注するときの流れ

  6. プレスリリースの外注を成功させる5つのポイント

  7. プレスリリース外注の活用で広報PR活動の活性化を実現

  8. プレスリリースの外注に関するQ&A

プレスリリースを外注する5つのメリット

プレスリリースを外注することで、自社にとってどのようなメリットがあるのでしょうか。まずはプレスリリースを外注することのメリットを5つご紹介します。

メリット1.リソース不足を回避し、原稿作成に速やかに取り掛かれる

プレスリリースの外注を検討する企業のなかには、専任の広報担当者がおらず広報活動に手が回っていないところも多いのではないでしょうか。特にプレスリリースの作成は、ライティング力はもちろん、メディアへの効果的なプレスリリースの配信方法など、専門的なスキルや知識が必要となる業務です。スタートアップや中小企業は特に、リソース不足であるうえに人材育成に割く時間を確保できないこともあるでしょう。

プレスリリースの作成を外注すれば、広報PR・宣伝のプロがあなたの企業の魅力をヒアリングし、メディアフックを意識した原稿をスピーディに作成してくれます

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メリット2.プレスリリース配信の手順を理解できる

プレスリリースの配信には、大きく分けて3つの段階があります。まずは原稿の作成、次に作成した原稿を配信すること。そして、メディア関係者へ個別にアプローチをかけることです。プレスリリース配信を外注すれば、これらの作業をアウトソーシングできるため、社内のリソースを広報活動以外に割くことができます。また今後自社で運用する際に活用できるノウハウを学ぶいい機会にもなるでしょう。

なお、依頼の仕方によっては原稿作成のみを外注し、メディアリストの作成は自社で行う等の分業も可能です。自社でメディアリストの作成を行う場合には、『広報・マスコミハンドブックPR手帳』(日本パブリックリレーションズ協会発行)などを用いてアプローチしてみましょう。自社で運用できることはなるべく対応し、外注に頼りきりにならない意識を持つことも大切です。

メリット3.必要なときに、必要な部分だけ利用できる

プレスリリースの作成を外注することのメリットに、必要なときに必要な部分だけ利用できることも挙げられます。専任の広報担当者を社内に置かなくても、ピンポイントで効果の高い広報活動が可能となります。

また外注にお願いした場合、依頼した業務以外は費用がかからないため、コストパフォーマンスの面でもメリットがあります。特に人件費を抑えたいという企業にとってはおすすめです。

メリット4.客観的な視点で自社の魅力を打ち出せる

外注先は第三者の視点で、あなたの会社の魅力を発信してくれます。社員だけでは気づかないような新たな視点や表現方法を交えながら、プレスリリースを作成してもらえる可能性があります。社内では当たり前でも、外部から見ると魅力的に映っているということはよくあります。

もちろん社内でも、自社の商品・サービスの特徴や魅力を理解し、伝えられることが大前提です。そのうえで、広報PRや宣伝のプロの視点から見た魅力を発信してもらいましょう。

メリット5.あらゆる業界・業種でもノウハウを学べる

プレスリリースの外注先には、PR会社や広告代理店、フリーランスPRのほか、「PR TIMES」などのプレスリリース配信プラットフォームのオプションサービスが考えられます。外注先の多くは、今までさまざまな業界・業種を横断して広報活動に携わってきた実績のある企業(または人)ばかりです。

そのため、前述のメディアフックを意識した表現はもちろん、企業の属性に合うプレスリリースの配信先の情報や、生活者やメディア関係者の心を掴むタイトル、執筆ポイント、プレスリリースの配信後の効果測定方法など幅広い知見を有しています。外注が持つノウハウをきちんと学び、将来的には自社のリソースで運用できるような技術を習得しましょう。

プレスリリースの外注をする前に知っておきたい3つの注意点

プレスリリースの外注には、数多くのメリットがあることがわかりました。一方で、外注する際に注意すべき点もあります。ここでは、プレスリリースを外注する前に知っておきたい3つの注意点をご紹介します。

注意点

注意点1.自社にノウハウがたまらない可能性がある

プレスリリースを外注する場合、自社にノウハウがたまらない可能性があります。

これはプレスリリース作成から配信までの一連の流れを外部のリソースに頼るため、社内でのノウハウが蓄積されないというものです。

ただし、依頼の仕方を工夫したりノウハウをきちんと習得したりすれば、上記の懸念は解消できるでしょう。

やってはならないことは、外注先に業務を丸投げして、自社では何も関与しないことです。

今後自社で運用する可能性も念頭に置きながら、広報PRや宣伝のプロからきちんとノウハウを学び、マニュアルに落とし込みましょう

注意点2.依頼の際に費用がかかる

当然のことながら、外注に依頼する場合は費用が発生します。ただし、外注先によって提供するサービス内容はさまざまです。例えば、原稿作成からプレスリリースの配信、メディアへのアプローチまでの一連の作業をすべて依頼するパターンや、原稿作成のみを依頼するパターンもあります。それぞれ外注する内容によって、金額は異なります。外注先に求めることと予算等を踏まえながら、よりメリットを感じられる方法を選択しましょう

注意点3.メディアへの掲載が約束されるわけではない

外注先はさまざまな業界・業種の広報PR事情に精通しているほか、メディア関係者と太いつながりがあるケースもあります。そのため、外注先に依頼することで自社の広報活動をより多くの生活者やメディア関係者に訴求できる効果が見込まれます。

ただし外注先に依頼したからといって、必ずしもメディアへの掲載が約束されているわけではありません。メディア関係者は、市場の動向や生活者の嗜好等を踏まえて、より話題性のある情報を積極的に取り上げる傾向があります。いくらプロの外注先に依頼したとしても、メディアに取り上げられるか否かは予測不能な部分があることは理解しましょう。

プレスリリースの外注先を選ぶときに確認したい4つのポイント

ここでは、プレスリリースの外注先を選ぶときに確認したい4つのポイントをご紹介します。これらのポイントをきちんと踏まえて、スムーズに外注できるように準備をしておきましょう。

ポイント1.依頼する業務範囲

プレスリリースを外注する際には、依頼する業務範囲を明確にしておきましょう。

原稿作成からプレスリリースの配信までの一連の作業を依頼したいのか、自社のリソースで補う部分があるのかによって依頼内容は異なります。

内容によっては金額に差が出たり、メニューの調整が必要になったりするケースもあるでしょう。依頼してから認識の齟齬があると、プレスリリースの配信作業に滞りが発生し、トラブルにつながることも懸念されます。外注に依頼する前にはあらかじめ業務範囲を整理しておきましょう。

ポイント2.修正回数

プレスリリースの原稿を作成後、修正が発生した場合に校正作業を行います。外注先によっては、校正後の修正に追加で費用が発生することがあります。そのため、依頼の段階で修正回数の上限を決めておきましょう。そうすることで、後々トラブルが発生することを未然に防げます。

ポイント3.二次利用の可否

投稿したプレスリリースを二次利用することで、宣伝効果をより高めて広報PR以外の分野で相乗効果を発揮させたいと考える広報担当者の方も多いでしょう。

ただし、プレスリリースに掲載している情報は「著作権」「商標」といった知的財産権に関与するケースがあります。例えば、新商品・サービスで起用する広告などの印刷物やCM映像には写真著作権や肖像権の使用期限があります。プレスリリースの二次利用の可否をきちんと確認し、取り扱いには十分に気をつけるようにしましょう。

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ポイント4.実績や得意とするジャンル

外注先はあらゆる業界・業種の広報活動に精通していることが多いですが、得意とするジャンルと自社の商品・サービスに親和性があるかどうかは確認しておきましょう。彼らが得意でかつ実績のあるジャンルのほうが、メディア関係者が関心を持つ打ち出し方ができるでしょう。逆に、あまりに執筆経験のないものだと、市場の動向や背景等を熟知しておらず、生活者の興味・関心を引き出す力が弱い原稿になってしまう可能性があります。

プレスリリースを外注するときの料金の目安

プレスリリースの外注を検討する際に、具体的にどの程度料金がかかるのか知りたい方もいるでしょう。ここでは、プレスリリースを外注する際の料金の目安を「PR TIMES」で提供しているサービス内容に沿ってご紹介します。

  • プレスリリース原稿作成 
    1回あたり50,000円(税抜)
  • メディアリスト作成(プレスリリースの配信設定)外注
    1回あたり20,000円(税抜)

※メディアリスト作成のみの外注は不可 

  • サポート体制 
    無料

PR TIMESが運営するオウンドメディア「PR TIMES MAGAZINE」にて、PR TIMES活用ノウハウや広報活動に関わるさまざまな情報を配信しています。サービスの利用方法はもちろん、日々の広報活動に役立つノウハウが得られます。

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プレスリリースを外注するときの流れ

プレスリリースの外注を依頼するには、具体的にどのような手順で行えばよいのでしょうか。ここでは、プレスリリースを外注するときの流れについてご説明します。

STEP1.依頼先の選定

まずはプレスリリースの外注先を選定します。外注先には、PR会社や広告代理店、プレスリリース配信プラットフォームのオプションサービスなどが考えられます。ほかにも、クラウドソーシング等でPR業務を請け負う個人事業主に依頼する方法もあります。

STEP2.業務範囲の共有

プレスリリースの配信に際して、具体的にどのような業務を依頼したいのかを共有します。それを基に、外注先からサービス内容の提案等を受けます。

STEP3.取材

原稿作成にヒアリングが必要な場合もあります。1時間程度の時間を確保して、取材を受けます。その際には、「なぜプレスリリースを配信したいと思っているのか」「打ち出したい内容は何か」「読了後、生活者やメディア関係者にどういった行動をとってほしいか」などを伝えましょう。

STEP4.プレスリリースの作成・修正

外注先がヒアリングした内容を基に、原稿を執筆します。原稿に画像や動画等を活用したい場合は、あらかじめ共有しておきましょう。外注から原稿が提出され次第、内容を確認し、必要に応じて校正のやり取りを行います。

STEP5.納品

外注先より、プレスリリースのフォーマットに整えた状態でPDF、Word、Google Docsのいずれかの方法で納品されます。PR TIMESの場合、要望があればPowerPointでの納品も可能です。

STEP6.プレスリリースの配信

プレスリリース配信プラットフォームを利用して入稿・配信を行います。プレスリリースの配信に際して、より訴求効果のあるメディアを選定してもらうことも可能です。PR TIMESでは、メディアリストの作成を行う場合プラスで料金が発生します。なお入稿時には、各プレスリリース配信プラットフォームへのアカウント登録が必要となります。アカウント登録が済んでいない場合は、以下の関連記事1を参考にまずはアカウント登録を進めましょう。

また、自社で配信するパターンと、外注先にアカウントを共有してプレスリリースの配信まで依頼するパターンがあります。後者の場合は、関連記事2も参考にしてください。プレスリリースの配信に関しては、目的や費用等に応じて、依頼内容を検討しましょう。

【関連記事1】

https://prtimes.jp/magazine/prtimes-how-to-use/

【関連記事2】

プレスリリースの外注を成功させる5つのポイント

ここでは、プレスリリースの外注を成功させるためのポイントを5つご紹介します。以下の内容を踏まえて、自社の広報活動を成功に導きましょう。

ポイント

ポイント1.プレスリリース配信の目的や期待する効果を伝える

今やプレスリリースは情報伝達手段のひとつにとどまらず、発信元となる企業の想い・熱意・チャレンジする姿を対外的にアピールする場でもあります。

プレスリリースを外注に依頼する際に、プレスリリースの配信目的や期待する効果をきちんと伝えるようにしましょう。それらが明らかにされていないと、どんなに経験豊富な外注先に依頼したとしても、より良い広報活動にはつながらないでしょう。

依頼段階で企業としてのスタンスや想いをきちんと伝えられれば、きっと読み手の心に残る文章に仕上がることでしょう。プレスリリースの外注を成功させるためにも、プレスリリースの配信の目的や期待する効果はきちんと伝えましょう。

ポイント2.プレスリリースの配信内容を明確にする

プレスリリースを外注する際には、盛り込みたい内容を具体的にしておきましょう。

プレスリリースには、大きく分けて5つの種類があります。プレスリリースの配信したい内容とそれに関して伝えるべき情報は何かを確認し、外注先に示せるよう準備しておきましょう。そうすれば、情報の質がより向上します。以下にプレスリリースの種類と、盛り込むべき事例を記載します。

<プレスリリースの種類(例)>

  • 新商品発売・新サービス提供に関するお知らせ
    • 商品・サービス開発のきっかけ
    • 商品・サービスの概要(名前、発売日など)
    • 作り手の想い
    • パートナーとの提携の有無
  • イベント・セミナー開催に関するお知らせ
    • イベント・セミナーのきっかけ
    • イベント・セミナーの概要(開催日、場所など)
    • 目玉となる情報や催し物
    • イベント・セミナーへの想い
    • パートナーとの提携の有無
  • サービスに関するお知らせ
    • サービス開発の背景
    • 市場の動向や社会情勢
    • サービスの概要(機能、特徴など)
    • サービスにかける想い
    • 今後の展望について
  • 企業に関するお知らせ
    • 市場の動向や社会情勢
    • お知らせの内容
    • 企業としての想い
    • 今後の展望
  • そのほか他のお知らせ
    • 市場の動向や社会情勢
    • お知らせの内容
    • 企業としての想い
    • 今後の展望

ポイント3.外注先にお願いしたい業務内容を事前にまとめる

具体的にどういった内容を外注先に依頼するかは企業によってさまざまです。例えば、「原稿作成からプレスリリースの配信までのすべてをお願いしたい」という企業もあれば、「メディアアプローチは自社で行いたい」といった企業もあるでしょう。

外注は作業の内容によって都度料金が発生するケースもあるため、あらかじめ依頼する内容をきちんとまとめておくことが大切です。依頼したあとの認識の相違から、トラブルにつながるケースも考えられます。依頼する側がきちんと業務内容を整理しておきましょう。

ポイント4.プレスリリース配信前には社内で必ず添削をする

原稿作成を外注先に依頼したからといって、社員がまったく関与しないのはよくありません。プレスリリースの配信前には社内で必ず確認・添削を行いましょう。なるべく複数人に読んでもらい、さまざまな意見をもらうとよりプレスリリースの内容に深みが増します。添削ポイントは以下の通りです。

  • 誤字・脱字等はないか
  • 文章の構成・内容は適切かどうか
  • 画像や動画はきちんと反映されているか
  • 伝えたい内容がきちんと反映されているか
  • 読み手が理解できる内容になっているか

ポイント5.プレスリリース配信後には効果検証を行う

プレスリリース配信後の効果を検証することで、次に打つべき施策が明確になるでしょう。プレスリリースは配信したら終わりではありません。効果検証は、具体的に以下の項目が挙げられます。

  • プレスリリースの配信後のPV数
  • メディア露出数
  • フォロー数
  • SNS反響数
  • 問い合わせ数
  • コーポレートサイトのPV数
  • 指名検索数

外注した場合、これらの効果検証を行ってくれることもあります。 その際には、数字を教えてもらうだけでなく、どういったポイントで検証しているかをたずねましょう。そうすることで、今後自社のリソースでプレスリリースを配信する際の参考となります。

【関連記事】

プレスリリース外注の活用で広報PR活動の活性化を実現

プレスリリースを外注する方法について知っておきたいポイントをはじめ、メリットや注意点、料金の目安などをご紹介しました。

プレスリリースの配信は、企業の情報や想いをより多くの人に届けることを目的としています。生活者やメディア関係者の心に訴えかけるような有益な情報を伝えることが前提であることを念頭に置いておきましょう。

状況に合わせてプレスリリースの外注するなど、有効活用しましょう。外注に依頼したらそのノウハウはきちんと学び、今後自社でプレスリリース配信の運用ができるようになることも大切です。そうすることで社内にノウハウがたまり、より良い広報PR活動が行えるでしょう。プレスリリースの外注を上手に活用し、より多くの生活者やメディア関係者に訴求できる広報PR活動を実現させましょう。

プレスリリースの外注に関するQ&A

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