立冬
4月16日は「エスプレッソの日」。今回は「エスプレッソの日」の意味や由来を解説します。
また、「エスプレッソの日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイントと、関連の広報事例もご紹介。
広報やマーケティングネタを探している方、特に飲食業界の方や、エスプレッソに関する製品の開発・販売に携わっている方は、ぜひ参考にしてみてください。
「エスプレッソの日」の意味・由来とは?
4月16日は「エスプレッソの日」です。コーヒーマシンやエスプレッソメーカーなどの製品を手がけるデロンギ・ジャパン株式会社が制定しました。イタリアのカフェ文化のひとつ「エスプレッソ」の普及が目的です。「エスプレッソ」は、1906年に開幕したミラノ万博で、「Caffe Espresso」と表記されたのが始まりとされ、イタリア国際カフェテイスティング協会も、この日を「イタリア エスプレッソデー」としています。
飲食業界をはじめ、エスプレッソや喫茶といったテーマで新商品を紹介したり、「エスプレッソの日」にちなんだキャンペーンを行ったりと、さまざまな広報PR活動のきっかけとなる記念日といえるでしょう。
記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。
「エスプレッソの日」をきっかけに広報PR活動をする効果
「エスプレッソの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「エスプレッソの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「エスプレッソの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「エスプレッソの日」を元に発信をする流れ
「エスプレッソの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「エスプレッソの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「エスプレッソの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「エスプレッソの日」を広報PRに活かした事例
「エスプレッソの日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「エスプレッソの日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例とポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「エスプレッソの日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。
事例1.「エスプレッソの日」にちなんだSNSキャンペーンを実施
コーヒーマシンなどを製造販売するデロンギ・ジャパン株式会社は、「エスプレッソの世界を知ろう!キャンペーン」を開催することをプレスリリースで配信。2023年4月16日の「エスプレッソの日」にちなんだSNS企画です。
プレスリリースのタイトルには応募期間、サブタイトルには、記念日をフックにした企画であることやキャンペーンで何が当たるのかを明記。また、本文でも応募期間&賞品を表にまとめ掲載したり、メーカーについての詳細を丁寧にしるしていたりするのもGOODです。記念日を活用した広報PR施策の好事例です。
参考:「エスプレッソの世界を知ろう!キャンペーン」を開催 応募期間:2023年4月12日(水)~4月30日(日)
事例2.スターバックスチルドカップのリニューアルを発表
スターバックス・コーポレーションとサントリー食品インターナショナル株式会社は、スターバックスのチルドカップシリーズ商品のリニューアルを発表。スターバックス・コーポレーションから詳細のプレスリリースを配信しました。
プレスリリースには、新パッケージに刷新として、オーバーキャップを外したことにより、プラスチック使用量を約15%削減したことを記載。「より良い未来を目指して、環境負荷軽減に取り組む」ことを明記しています。リニューアルした商品情報やプレゼント企画を丁寧に紹介しているのもGOOD。
「エスプレッソの日」にちなんだ発信ではありませんが、「スターバックス® エスプレッソ」などの主力商品のリニューアルの背景や目的が伝わる好事例です。
参考:スターバックス® チルドカップ 「カフェラテ」、「エスプレッソ」、「クラシックティーラテ」3月5日(火)よりリニューアル発売
事例3.アジア最大級のコーヒーイベント「SCAJ 2024」の出展者を募集
一般社団法人日本スペシャルティコーヒー協会は、「CAJ ワールド スペシャルティコーヒー カンファレンス アンド エキシビション2024」の出展者募集についてプレスリリースを配信。2024年10月9から12日までの間に開催れる、年に一度のコーヒーの祭典です。
プレスリリースでは、SCAJ 2024 ロゴをアイキャッチにイベントのテーマを紹介。募集概要をわかりやすくまとめているのがGOODです。イベントの様子がわかるように、昨年の模様がわかる画像を掲載したり、4日間の開催で6万9,000人以上が参加したりしたことを伝えているのも◎
記念日に合わせた事例ではありませんが、約半年後のイベントの出店者を募るプレスリリースの配信タイミングは参考になります。
参考:業界関係者が世界から集まる、アジア最大規模のスペシャルティコーヒーイベント「SCAJ 2024」出展者募集開始
「エスプレッソの日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう
4月16日の「エスプレッソの日」は、コーヒー文化やエスプレッソに注目が集まりやすい日です。飲食業界の方や、エスプレッソに関する製品の開発を行う企業の方にとっては、「エスプレッソの日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「エスプレッソの日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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