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まごの日(10月第3日曜)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日まごの日(10月第3日曜)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

10月第3日曜は「まごの日」。今回は「まごの日」の意味や由来を解説します。

また、「まごの日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイントと、実際に広報PRに活かしている企業の事例もご紹介。

広報やマーケティングネタを探している方、特にファミリー層向けの商材を取り扱っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

「まごの日」の意味・由来とは?

毎年10月の第3日曜日は「まごの日」です。祖父母から孫にメッセージを伝える日にしようと、元日本経済新聞社編集局長である斎藤史郎氏が発案し、日本百貨店協会が記念日に制定しました。

日付は、9月の第3月曜日が「敬老の日」であることにちなんでいます。約1ヵ月後を「まごの日」にして、家族のつながりを確かめ合うよう啓もうするのが目的です。

毎年10月には、さまざまな企業が「まごの日」にちなんだイベント・キャンペーンを実施しています。商材のカテゴリを問わず、ファミリー層向けのプレスリリースを提供したり、関連イベントを開催したりといったきっかけに有用な記念日といえるでしょう。

なお、2024年の「まごの日」は10月20日が記念日にあたります。

記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。

「まごの日」をきっかけに広報PR活動をする効果

「まごの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「まごの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「まごの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「まごの日」を元に発信をする流れ

「まごの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「まごの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「まごの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「まごの日」を広報PRに活かした事例

「まごの日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「まごの日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「まごの日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。

事例1.孫の教育に関するアンケート調査を実施

教育サービス事業や映像番組の企画制作などを行う株式会社小学館集英社プロダクションは、未就学~小学生の孫をもつ祖父母の方を対象に、孫の教育に関するアンケート調査を実施。結果を調査リリースで発表しました。

調査の結果、7割が「教育・習い事にかかる費用を負担してあげたい」と思っている一方で、「親の教育方針を尊重してあげたい」という理由で遠慮しているという人が半数以上いることがわかりました。

調査リリースの冒頭では、共働き家庭の増加により祖父母のサポートが重要であることを記載。調査結果については、グラフを用いて見やすく紹介し、各質問に関しても端的に解説しています。文末のまとめでは結果だけでなく、自社サービスについてもアピールしている参考事例です。

参考:祖⽗⺟も孫の教育に興味アリ! 7割は「教育・習い事にかかる費⽤を負担してあげたい」が、一方で「親の教育⽅針を尊重してあげたい」と遠慮している傾向に

事例2.新商品のガム発売に伴い、「帰省に関する祖父母と孫の意識調査」を実施

菓子メーカーの株式会社ロッテは、歯垢の生成を抑えるユーカリ抽出物を配合したガム「キシリトール オーラテクトガム<クリアミント>パウチ」を2022年6月より全国の歯科医院限定で発売。においが気になるシーンに関する実態を明らかにするため、「帰省に関する祖父母と孫の意識調査」を行い、結果を調査リリースで配信しました。

2022年のGW帰省を望む祖父母は54.3%、孫は73.5%で、孫の方が会いたがっていることが判明。においに関しての質問では、会ったときに祖父母のにおいを気にしたことがあるという孫は42.9%いるということがわかりました。

調査リリースでは、冒頭にサマリーを記して結果を先に伝えています。各項目の詳細をグラフとともに紹介。最後に新商品の説明を交えアピールしているのが参考になります。「まごの日」にちなんだ広報PRではありませんが、新商品と記念日に関連する調査を実施し配信するのも一案です。

参考:「帰省に関する祖父母と孫の意識調査」を実施。孫の方が祖父母に会いたがっていることが判明!今年のGWの帰省を望む祖父母は54.3%、孫は73.5%でした。

事例3.「まごの日」にちなんだフルーツギフトを販売

果物専門店を運営する株式会社新宿高野は10月15日の「孫の日」にちなんで、孫の日フルーツギフトを販売することをプレスリリースで発表しました。

プレスリリースではフルーツギフトの内容詳細や概要を写真とともにわかりやすく記載。記念日にちなんだプレスリリースであることをダイレクトに伝えたタイトルが参考になります。「敬老の日」のお返しやギフトとしてなどの提案をサブタイトルで行っている点もGOODです。記念日にちなんだ専用ギフトの情報を発信する際の好事例です。

参考:10/15(日)孫の日(まごの日)

「まごの日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

毎年10月第3日曜日の「まごの日」は、孫と祖父母のコミュニケーションや、子ども向けの贈り物を想起させるきっかけになる日です。家族にちなんだ商材を扱っている方や、秋期ならではのイベント企画を検討している方にとっては特に、「まごの日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。

お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「まごの日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。

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