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イクメンの日(10月19日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日イクメンの日(10月19日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

10月19日は「イクメンの日」。今回は「イクメンの日」の意味や由来を解説します。

また、「イクメンの日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、実際に活かしている企業の事例もご紹介。

広報やマーケティングネタを探している方、特に家族向けの商材を取り扱っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

「イクメンの日」の意味・由来とは?

10月19日は「イクメンの日」です。男性の育児休暇推進運動など啓発活動を行う「イクメンオブザイヤー実行委員会」によって制定されました。

日付は「とう(10)さん」「い(1)く(9)じ」と読む語呂合わせが由来。家族・会社・社会によい影響を与えられるよう、性別を問わず子育てを楽しみ、自分自身の成長につなげることが目的です。

同委員会は、毎年10月19日の記念日にちなんで「イクメンオブザイヤー」を開催しています。近年では男性の積極的な子育てや育児休暇制度に取り組む企業も増えているため、ファミリー層を対象としたイベント企画や、社内制度に関するニュースリリースといった広報PR活動に有用な記念日といえるでしょう。

記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。

「イクメンの日」をきっかけに広報PR活動をする効果

「イクメンの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「イクメンの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「イクメンの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「イクメンの日」を元に発信をする流れ

「イクメンの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「イクメンの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「イクメンの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「イクメンの日」を広報PRに活かした事例

「イクメンの日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「イクメンの日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「イクメンの日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。

事例1.若年層の育休取得に関する意識調査を実施

厚生労働省委託事業「男性の育児休業取得促進事業(イクメンプロジェクト)」は、「若年層における育児休業等取得に対する意識調査」の結果を公表し、それをプレスリリースで配信しました。

プレスリリースでは調査サマリーを前半にまとめ、そこだけ読めば概要がわかるようになっている点がGOOD。さらに複数のグラフを用いて詳細な分析を掲載し、読み応えのあるレポートになっています。引用元資料として活用できそうです。

記念日にちなんだプレスリリースではありませんが、イクメンに関する調査レポートとして参考になる事例です。

参考:令和6年度・若年層における育児休業等取得に対する意識調査

事例2.男性社員が育休期間を取得しやすくなるための座談会を実施

化粧品メーカーの株式会社桃谷順天館は、2023年9月1日付けで、大阪市より「女性活躍リーディングカンパニー」三つ星認証、また「イクメン推進企業」として認証されたことをプレスリリースで配信。さらに、男性社員が育児休業制度をより取得しやすい環境づくりを目的とした座談会を実施しました。

プレスリリースでは、当日の座談会の様子がわかる画像とともに、男性社員の育児休業制度について座談会を実施した背景と流れを紹介。単なるレポートではなく、座談会をきっかけに、今後の展望についてを記しているのがGOODです。また、タイトルにも記載していた「女性活躍リーディングカンパニー」三つ星認証と「イクメン推進企業」取得やそのほかの子育て支援について詳細を掲載することで、企業の取り組みがよく伝わります。

記念日にちなんだものではありませんが、自社の福利厚生や男性の育児への取り組みをうまく伝えたプレスリリースです。

参考:大阪市「女性活躍リーディングカンパニー」三つ星認証、「イクメン推進企業」認証!男性育休取得者に向けた座談会を実施

事例3.「男性育休取得推進プロジェクト」を開始

公益社団法人東京青年会議所中央区委員会は、「男性育休取得推進プロジェクト」を開始したとプレスリリースで発表しました。中央区内の中小企業における男性の育休取得率の向上を目指し、育休取得しやすい職場環境の整備を促進するためのプロジェクトです。

プレスリリースではプロジェクトで開催するセミナーを紹介し、プロジェクトへの参加を誘導しています。QRコードの画像も入れ、スマートフォンからも申し込みできるよう工夫されている点がGOODです。

記念日に関連したプレスリリースではありませんが、イクメンに関するセミナーやイベント告知として、参考になる事例です。

参考:【参加者募集中】『男性育休取得推進プロジェクト』~キズナヘ~を始動

「イクメンの日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

10月19日の「イクメンの日」は、父親の育児や、企業の育児休暇制度を想起させるきっかけになる日です。ファミリー層向けの商材を扱っている方はもちろん、独自の取り組みを導入している企業の方にとっては特に、「イクメンの日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。

お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「イクメンの日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。

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