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国際チャリティー・デー(9月5日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日国際チャリティー・デー(9月5日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

9月5日は「国際チャリティー・デー(International Day of Charity)」。今回は「国際チャリティー・デー」の意味や由来を解説します。

また、「国際チャリティー・デー」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイントと、関連の事例もご紹介。

広報やマーケティングネタを探している方、特に福祉業界の方や、闘病中の当事者や家族向けの企画を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

「国際チャリティー・デー」の意味・由来とは?

9月5日は「国際チャリティー・デー」です。貧困や差別、病気などに苦しむ人々を支援する慈善活動やボランティア活動の重要性を、世界へ広く訴えることを目的に2012年12月の国際連合総会で制定されました。

日付は、貧困や病に苦しむ人々の救済に生涯をささげ、1970年にノーベル平和賞を受賞したマザー・テレサの命日にちなんでいます。

記念日に関する情報を発信するだけでなく、自社の取り組みを紹介したり、チャリティイベントなどの情報を「国際チャリティー・デー」に合わせて発信することで、社会性・公益性をフックとした広報PR活動にも活かせるでしょう。

「国際チャリティー・デー」をきっかけに広報PR活動をする効果

「国際チャリティー・デー」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「国際チャリティー・デー」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「国際チャリティー・デー」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「国際チャリティー・デー」を元に発信をする流れ

「国際チャリティー・デー」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「国際チャリティー・デー」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「国際チャリティー・デー」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「国際チャリティー・デー」を広報PRに活かした事例

「国際チャリティー・デー」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「国際チャリティー・デー」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。また、記念日に関した事例ではないものも、今後「国際チャリティー・デー」を広報PR活動に活かすうえで参考になるでしょう。

事例1.Instagram投稿で誰でも気軽に参加できるチャリティー・キャンペーンを開催

認定NPO法人 世界の子どものワクチンを 日本委員会は、9月5日の「国際チャリティー・デー」にちなんだキャンペーン「小さな幸せ、ひとつのワクチン」の開催をプレスリリース配信しました。

Instagramの投稿でチャリティーに協力できるキャンペーンです。ハートの写真に「#ハートアクション」のハッシュタグを添えて投稿することで、ポリオやはしかなどのワクチンが途上国の子どもたちに贈られます。

プレスリリースでは、キャンペーンの詳細情報や途上国でのワクチンの必要性などを多数の写真を使いながら解説しているのがGOODポイント。「国際チャリティー・デー」を取り入れた事例として、SDGsや社会課題解決に取り組む企業にとって参考になるのではないでしょうか。

参考:【日本でのチャリティー・寄付・SDGsへの参加を促進したい!】9月5日の「国際チャリティー・デイ」に合わせ、Instagramへの投稿で誰もが気軽に参加できるチャリティー・キャンペーンを今年も開催!

事例2.アートを通じて社会課題を共有するチャリティ展示『現代国際巨匠絵画展』を開催

仙台を拠点に重症心身障害児者・医療的ケア児者、神経難病の方たちを支援する社会福祉法人あいの実は、チャリティ展示『現代国際巨匠絵画展』の開催をプレスリリース配信しました。

医療的ケア児を育てる母親たちがスタッフとして働くカフェ「カフェ ドゥ チルミル」の認知と支援の輪の拡大を目指し、株式会社ほるぷA&Iの協力のもと、仙台青葉の風テラスにて実施。プレスリリースでは、ピカソやシャガール、東山魁夷、平山郁夫など国内外約50名の画家による120余点の作品を展示することを紹介しています。絵画展の概要がわかりやすくまとめられているのがGOOD。

「国際チャリティー・デー」にちなんだものではありませんが、プレスリリースを活用して積極的に発信することで取り組みや理念を知ってもらい、さらに自社の事業内容の認知を広めるきっかけにもなった好事例です。

参考:【チャリティ展示企画】ピカソやシャガール、平⼭郁夫まで120余点を展観できる『現代国際巨匠絵画展』を6月8日から10日の3日間仙台青葉の風テラスにて開催

事例3.長期入院や治療を必要とする子どもの支援団体を応援できるチャリティーグッズを期間限定販売

長期入院や治療が必要な子どもへの学習・復学支援を行う認定特定非営利活動法人ポケットサポートは、1週間限定でチャリティTシャツなどを販売することをプレスリリースで発表。京都発のチャリティー専門ファッションブランド「JAMMIN(ジャミン)」とコラボレーション制作した、オリジナルデザインのチャリティアイテムです。

アイテム購入ごとに700円がポケットサポートに寄付され、病気と闘う子どもやその家族がより交流できる、充実した集いの場を作るための資金として活用されます。

プレスリリースの上のほうに本リリースのポイントを囲み枠の中にわかりやすくまとめているのがGOOD。そのほか、アイテムの写真を多数掲載しながら取り組みへの思いを記しています。記念日に直接関連する事例ではありませんが、今後「国際チャリティー・デー」にちなんだ広報PR施策をプレスリリース配信する際の参考になる事例です。

参考:長く入院・治療が必要な子どもへの学習・復学支援を行う団体を応援できるチャリティーグッズを6月3日から1週間限定販売!

「国際チャリティー・デー」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

9月5日の「国際チャリティー・デー」の意味や由来、また記念日に関連した広報PR事例を紹介しました。

「国際チャリティー・デー」は、福祉業界や社会課題解決の取り組みなどに注目が集まりやすい日です。社会福祉に関連するサービスを展開する企業の方や、当事者・家族向けのイベント企画を検討している方にとっては特に、「国際チャリティー・デー」を切り口とした自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。

お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「国際チャリティー・デー」を絡めた広報PR施策を考えてみてください。

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