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【PR TIMESノウハウ】公開は制限できる?メディア限定公開機能と使い方・メリット

広報PR担当者として、プレスリリースを準備する際に「自社の今回の新しい取り組みは、ぜひメディア関係者に知ってもらいたい!」と思ってPR TIMESでの配信サービスを検討している方もいるのではないでしょうか。しかし、「競合他社には知られたくない」「生活者には関係のない情報かもしれない」と配信すべきなのか自体を悩んでしまうこともありますよね。

本記事では、PR TIMESでプレスリリースを配信するときの公開範囲の限定における解説、そのメリットについて紹介します。具体的なメディア限定公開機能は「メディア限定公開機能の使い方」をご覧ください。

プレスリリースの公開範囲を制限できる?

PR TIMESでは、プレスリリースの公開範囲を制限することができます。

ここでいう公開範囲の制限とは、メディア関係者のみに公開するかどうかを選択できるというもの。つまり生活者にも配信される一般公開なのか、メディア関係者のみへ配信されるクローズド公開なのか、プレスリリースごとに選べる機能です。

公開範囲を制限して配信されたプレスリリースは、一般ユーザーとしてアクセスしている場合はPR TIMES上で表示されません。クローズド公開されたものは、PR TIMESに登録済みのメディア関係者が「メディアユーザー」として、PR TIMESの受信画面にログインした状態で、初めて閲覧できるものになります。

また、公開範囲を限定していないプレスリリースの場合は、PR TIMESが提携しているパートナーメディアに原文が転載されますが、公開範囲を制限した場合には、一切転載されません。メール配信は、プレスリリース受信サービスに登録したメディアユーザーのみに行われます。

メディア限定公開機能の使い方

メディア限定公開の有無は、プレスリリースの作成時に設定することができます。

プレスリリースの内容を入力し、各設定を完了させると「③配信詳細設定」のページに進みます。メディア限定公開にするには、「リリース公開設定」の項目で設定を行います。「限定公開にする」にチェックを入れ、「メディアユーザーに公開する」にチェックが入っていることを確認します。この設定で、プレスリリースはログインしたメディアユーザーのみに公開されます。

公開制限の設定画面

「メディアユーザーに公開する」のチェックを外すと、選択したメディアリストにのみメールまたはFAXで配信され、PR TIMES上ではメディアユーザーも見ることができなくなります。

「素材ダウンロード」の項目では、「指定したメディアリストにのみ素材ダウンロードを表示する」といった制限の設定も可能なので、状況に応じて選択してください。

素材ダウンロードの制限

公開範囲を限定する3つのメリット

そもそもプレスリリースとは、自社の情報を広く知ってもらうことを目的として配信するものです。そのようなプレスリリースの機会にあえて一般公開ではなく、公開範囲を限定することにはどのようなメリットがあるのでしょうか。

プレスリリースに公開制限をつけて、メディア関係者のみに配信することには、大きく次の3つのメリットがあります。

メリット1.リレーションのないメディアに広く案内ができる

1つ目のメリットは、まだ連絡を取ったことがないメディアに広く案内ができるという点です。

メディア関係者にのみお知らせしたい情報の場合、個別で連絡をとる方法があります。しかしこれは、連絡先がわかる場合のみ有効な手段であり、メールやSNSを活用してコンタクトをとるには範囲がかなり限定的となるでしょう。

そのような場合に、PR TIMESのメディア限定公開機能を活用すれば、自社が保有するメディアリストや、PR TIMESのメディアリストを通じて、今まで連絡先を知らなかったメディアにも配信することが可能です。配信元メールアドレスも指定できるため、個別連絡に極めて近い発信をすることができます。

メリット2.生活者向け・メディア向けで異なる情報を発信できる

2つ目のメリットは、生活者向けとメディア向けとで異なる情報を発信できるという点です。生活者が知りたいと思っている情報とメディアが興味を持つ情報は、必ずしも一致するとは限りません

例えば、ある新商品のプレスリリースを作成しているとしましょう。イメージモデルとして人気の芸能人を起用していた場合、生活者には芸能人をフックに商品に興味を持ってもらうのも有効な手段です。そうなったら、タイトルやアイキャッチ画像に芸能人の名前や画像を起用したいですよね。芸能情報を扱うメディアであれば、そのプレスリリースで十分興味を持ってもらえるでしょう。

ところが、業界専門誌など媒体によっては商品の機能や特徴を丁寧に説明してもらいたい場合もあります。そのような場合に同じプレスリリースで興味を持ってもらえるでしょうか。もしかしたら、「〇秒でこんなことができる」など、商品そのものをアピールした文章のほうが適しているかもしれません。

このように、同じ情報でも切り口を変えて配信したい場合にぜひ活用してほしいのが、この限定公開機能なのです。ひとつのプレスリリースをとっても、生活者向けとメディア向けで内容を分けて、それぞれに合ったタイトルや画像を設定して配信することで、より適切な対象者に適切な情報を届けられるようになります。(従量課金プランで利用する場合は、それぞれ1配信としてカウントされますのでご留意ください)

メリット3.記者発表会などメディア限定の情報を届けられる

3つ目のメリットは、メディア関係者に限定して行う施策をメディア関係者にのみ届けられるという点です。

記者発表会お披露目会、メディア向けの勉強会、サンプリング配布など、生活者には関係のない情報だけど、メディアの方には広く知ってもらいたいというものも少なくありません。

そのような場合でも、公開範囲を限定することで、メディア関係者だけに向けて、プレスリリースを配信することが可能です。

一部だけ限定公開にすることも可能

プレスリリースの内容全体を限定公開にするのではなく、部分的にメディア関係者限定で公開できる箇所もあります。

プレスリリース作成画面の「①追加情報設定」ページ内の「メディア関係者への追加情報」の入力フォームを利用することで、設定が可能です。

「記事全体はクローズドにする必要がないけれどこの部分は限定公開にしたい」といった場合は、この機能も合わせて活用できるとより良いでしょう。詳細はこちらの記事を参考にしてみてください。

内容に合わせて公開範囲を制限しよう

本記事では、プレスリリースを配信するにあたって公開範囲は制限できるのか、メディア限定公開機能の使い方やそのメリットについてご紹介しました。

PR TIMESでは、必要に応じて公開範囲の制限をかけることができます。公開範囲を制限した場合にプレスリリースが届けられるのは、PR TIMESにログインしたメディアユーザーのみ。記者会見の案内のような、一般公開できない内容を配信したい場合におすすめです。

公開範囲を制限した場合には、PR TIMESが提携しているパートナーメディアへの原文掲載も行われません。

プレスリリースは、広くその情報を知ってもらうために配信するという目的を持っていますが、内容によっては、公開する範囲を制限することも重要です。内容に合わせて公開範囲を制限することで、より効果的な広報活動に役立ててくださいね。

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