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【トレンド徹底活用術 vol.20】防災の日編:誰にでもわかりやすい内容で自分事化できるかがポイント

より多くの人に興味を持ってもらうプレスリリースにするには、自社の新情報をまとめるだけでなく、時節やトレンド情報をうまく活用するのがおすすめです。自社の情報に時節やトレンド情報をかけ合わせることで、より注目度を上げ、メディア関係者だけでなく、生活者にも届く可能性が高まります。

本記事では「防災の日」をピックアップ。日頃から防災グッズを販売する企業はもちろん、自治体や保険、食品、不動産、情報通信など多くの企業で活用しやすいトレンドです。プレスリリースで自社の最新情報を発信する際に、特に重要なポイントを解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

「防災の日」をプレスリリースに活用するSTEP

毎年9月1日は「防災の日」。当日は避難訓練や備蓄のチェックを行う企業や家庭も多いのではないでしょうか。自分や家族、大切な存在をいざという時に守るために正しい防災の知識を身につけ、万が一に備えておきたいものです。

世の中の防災への関心は日頃から高く、多くの人から注目される話題です。「防災の日」には、これまで防災を意識してこなかった人にも気づきを与えられる機会でもあります。

防災に関する商品やサービス、イベントといった情報が社会で広く活用されるためには、どのように情報を配信するのがよいでしょうか。この記事では、「防災の日」を活用したプレスリリースの作成について紹介していきます。トレンドキーワードをプレスリリースに活用する基本の8ステップをベースに、「防災の日」のプレスリリースの作成から配信までの特に役立つポイントを事例とともに解説していきます。

トレンド活用術8ステップ

詳細については以下の記事で解説しています。

画像素材にこだわる

プレスリリースの画像は、テキストでは伝えきれない商品・サービスの特徴を視覚的に説明することができます。

特に非常事態に活用する情報は、すぐに理解できることや感覚的に使えることが求められます。実際に手に取れば理解しやすくても、文字にした際に上手く伝えられなければ、せっかく役に立つ情報も十分に伝えることができません。「防災の日」に関するプレスリリースでは、自社プロダクト・サービスの使用感をすぐにイメージできるよう、使用方法を解説した図や写真使用シーンの動画などを用意するとよいでしょう。一目で理解しやすい情報は、多くの生活者にとってもすぐに活用できる情報になるので注目度を高めることにつながります。

「防災の日」を起点とする防災週間には、より多くの人へ防災の知識を知ってもらうためにメディア関係者も関連ネタを探しています。実際に使用したらどんな状態なのか、イメージしやすい動画素材が揃っているとメディアも活用しやすく取材につなげていくことも期待できるでしょう。

「防災の日」は社会からの関心が高まるタイミングだからこそ、専門知識のある人だけでなく、あらゆる人が活用する情報だということを考えて作成してみてください。

情報収集して傾向をチェック

次に着目したい大きなポイントは災害に対する意識や備えの実態に関する調査です。

「防災の日」制定の目的が災害への認識を深めることと、その備えを強化していくことにあることからも、国民の意識や実態の調査結果はメディアからの関心も高い事柄になります。生活者にとっても、こうした調査結果は「自分だったらこうだった」など自分事化して捉えやすく防災について、より身近に感じることができるでしょう。

例えば都道府県や地域、年齢層や家族形態、職業など誰もがどれかに当てはまる切り口は自分だったらと想像しやすいことでしょう。また、毎年調査を行い企業独自のデータを蓄積していくこともよいでしょう。昨対比などを盛り込んだ情報発信を行うことができると、より興味深い切り口として注目される可能性があります。

<他社の調査結果プレスリリース例>
事例1:<自然災害に関する調査結果>自然災害への備えに9割が関心あり / しかし4割は対策しないまま

事例2:注目集まる在宅避難、「必要性を感じる」約65%も「自宅で安全・安心に過ごす自信がある」人は約30%止まり。 耐震意識の高い「耐震県」、2020年の1位は愛知、47位は長崎に

事例3:【9月1日「防災の日」にちなみ、日本赤十字社が調査】避難勧告・避難指示が出ていても「避難しなかった」は約半数

由来を調べる

なぜ「防災の日」が制定されたのかをリサーチしながら、これまで「防災の日」に何が行われてきたのかも調べましょう。その際に、どんなことがニュースになったのかもチェックします。由来や歴史を知ることで、社会の問題や世の中の関心事を改めて整理することができます。

より多くの人に興味関心を持ってもらうためには問題の解決や世の中の関心事へ言及された情報発信が大切です。記念日について既に知っているから、とこのステップを飛ばさずに、ぜひ一度じっくり調べてみてください。

調べる

「防災の日」の由来

9月1日の「防災の日」は、1923年に発生した「関東大震災」に由来しています。制定の目的は、広く国民が災害の認識を深めて備えを強化することにより、災害の未然防止と被害の軽減につなげていくことです。

「防災の日」から1週間が防災週間と設定され、その間、防災知識の普及のための取り組みが全国的に実施されます。

参考:「防災の日」及び「防災週間」について(内閣府防災情報のページ)

災害は発生しないことが一番ですが、いつどんなことが起こるかは誰にも想像ができません。過去に起こった災害への対策を行いながらも、台風、豪雨、豪雪、洪水、高潮、地震、津波など、あらゆる状態に対応できるように備えることが大切です。

災害時にSNSで情報を得ることが多くなったりと新しいツールや制度で改善や解決ができることもあれば、災害時に避難が難しい高齢者の独居が増えているなど新しい問題が見えてくることもあります。

由来やこれまで起こったことを紐解きながら、現代の課題を整理しておきましょう。

「防災の日」については以下の記事もご覧ください。

プレスリリースを作成

これまでに調べた情報を活用しながら、プレスリリースを作成しましょう。より有益な情報にするためには、受賞歴や有識者のコメントを盛り込むのも一案です。

防災にまつわる商品やサービスは、人命に関わる重要な場面で使われることもあるかもしれません。どれも自社の経験や研究データに基づき、試行錯誤の末に完成した商品やサービスではありますが、客観的に第三者からも評価されていると、より安心し、信頼して活用することができます。

自社から発信するデータだけでなく、第三者からの評価や有識者のコメントを盛り込むことで、より説得力のあるプレスリリースを作成することができるでしょう。

プレスリリースを作成イメージ

ほかのツールでも情報を発信

プレスリリースは配信したら終わりではありません。プレスリリース配信サービスを利用した場合は自社のホームページにも掲載したり、SNSでプレスリリースページのURLをシェアしたりするなど、より多くの人の目に留まるよう努めましょう。

「防災の日」にはSNS上で「#防災の日」とハッシュタグを付けて展開されることも。プレスリリースで配信した後には自社のSNSアカウントでも情報を発信できるとよいでしょう。PR TIMESではプレスリリースをSNSでシェアできる機能もあります。

「防災の日」のプレスリリースで災害は身近に起こり得ることや理解しやすい対策方法を伝えましょう

災害はいつでも身近に起こり得る可能性があり、万が一の場合に備えておくことは非常に大切です。それゆえ防災関連の情報は、多くの人の関心事になります。

防災対策は日頃から注目されていることですが、「防災の日」はより多くの人に防災に関する情報を知ってもらうチャンスです。防災への関心が更に高まる日だからこそ、理解しやすく自分事化できるような情報発信を心がけることがポイントになります。

「防災の日」を活用して情報を発信して、それぞれの大切な存在へ情報を届けていきましょう。

<編集:PR TIMES MAGAZINE編集部>

防災の日のプレスリリースの書き方に関するQ&A

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この記事のライター

釼持 英里子

釼持 英里子

大学卒業後、地方銀行に入行。個人・法人営業を経験した後、2020年にPR TIMESへ入社。営業本部で日々、プレスリリースのアドバイスを行いながら、社員でランチを楽しむ"GArDENランチ"施策にも携わっています。営業担当として、お客様から聞いたリアルな悩み事を解決できるようなMAGAZINEをお届けしていきます!趣味はアイドルダンス。時々ライブハウスに現れます。

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