プレスリリースを配信する際、必要不可欠なのが画像です。最近では、Webメディアのニュース記事を見ていても、ほとんどのニュースに画像が入っていますよね。
しかし、プレスリリースの内容や自社の状況・タイミングによっては、プレスリリースに適した画像を準備することが難しい場合もあるかもしれません。
本記事では、画像がないプレスリリースについての懸念点をお伝えしながら、配信時に画像がない場合の対処法についてご紹介します。
画像がないプレスリリースの3つの懸念点
「プレスリリースには画像が必要!」ということはなんとなく理解できても、どうして画像が必要なのか、はっきりと理由がわからないという人も多いのではないでしょうか。
まずは、プレスリリースに画像がない場合の3つの懸念点について説明します。これを機に、画像の果たす役割をおさらいしてみましょう。
懸念点1.本文読了前に離脱されてしまう
まず、最大の懸念点とも言えるのが、本文を読了する前に離脱される可能性が上がってしまうという点です。
インターネットの発展によって、多様な情報が日々あふれている今だからこそ、多くの人に興味を持ってもらうためには画像などビジュアル素材を効果的に活用することが必要不可欠です。
PR TIMESで、画像ありのプレスリリースページと画像なしのプレスリリースページのアクセス解析を行ったところ、本文最下部までの読了率はスマートフォンで約2.4倍、パソコンで約1.4倍、画像有りの方が良いという結果※が出ています。
※対象期間は2016年8月1日〜8月30日。同一カテゴリのPR TIMESプレスリリースページにおいて画像ありと画像なしのパターン別に平均値を算出して比較
また、ファーストビュー(Webページを開いて最初に表示される領域)での離脱率を比較してみると、スマートフォンで約2.1倍、パソコンで約1.9倍、画像有りのほうが離脱しにくいという結果となっています。
参考: 1500万点超の画像素材でプレスリリースにビジュアル革命! PR TIMESとピクスタが業務提携
これらの結果からも、画像を活用することでプレスリリースの魅力がアップし、最後まで読んでもらえる可能性が高くなるといえるでしょう。
懸念点2.SNSのタイムラインで見逃されてしまう
2つ目の懸念点は、SNSのタイムラインで見逃されやすいという点です。
毎日膨大な量の情報が流れてくるSNSのタイムラインにおいて、ほかの情報と差をつけられるひとつの要素が画像です。画像がない文字だけの情報と比べると、アイキャッチになる分、視認性が高くなりますし、クリックしてもらえる可能性もアップするでしょう。
PR TIMESのプレスリリースは、SNSでURLシェアされた際「メイン画像」に設定された画像がサムネイル(OGP)として表示される仕様になっています。
SNSでURLがシェアされたときのイメージは、PR TIMES管理画面からプレスリリース登録時に確認することも可能。詳細は下記の記事をチェックしてください。
懸念点3.読み手がイメージしづらい
3つ目の懸念点は、プレスリリースの読み手が具体的なイメージを持ちづらいという点です。
「百聞は一見に如かず」と言いますが、文章だけの情報よりも画像とセットになっているほうが、読み手のサービスや商品、イベント概要、活動の意義などプレスリリースの内容に対する理解が深まります。
加えて多くのメディアでは、ニュースを取り上げる際に画像や動画などの素材も併せて使用することがほとんど。内容がいかに面白くても、画像がなければ記事として掲載できないというメディアもあるほどです。そのため、あらかじめプレスリリースの内容に適した画像が添えられていると、メディア関係者にとっても扱いやすく、結果として、掲載数が増える可能性も高くなると言えるでしょう。
【状況別】プレスリリースの配信時に画像がない場合の対処法
ここまで、プレスリリースに画像を挿入することの重要性についてお伝えしてきました。さまざまなメリットは理解しながらも、どうしてもプレスリリースの配信時に画像が用意できないという場合もあるかもしれません。
そこで最後に、3つのケースに分けて、プレスリリースの配信時に画像がない場合の対処法についてご紹介したいと思います。
無形商材の場合
まず1つ目に考えられる状況として、プレスリリースで配信する内容が無形商材である場合です。
無形商材とは、形のない商品・サービスを扱う職種のことを指します。例えば、生命保険やパソコンのソフト、スマホのアプリなどが無形商材に当てはまります。
この場合には、下記のような例を参考に、画像をピックアップしてみると良いでしょう。
- サイト・サービス・アプリなど、画面のスクリーンショット
- ユーザーの利用シーンのイメージ写真(例:若い女性がスマホを触っている、面談しているなど)
- サービスロゴやコーポレートロゴ
サービスやアプリ商材の場合は、開発するに至った経緯となるデータやアンケート調査の集計グラフなども用意できるといいでしょう。グラフ素材が用意できる場合も利用シーンのイメージ写真があるとなお良いです。
このイメージ写真については社内の宣材写真で適したものが無い場合、ストックフォトサービス「PIXTA」から画像を選定することをおすすめします。
PR TIMESで配信するプレスリリースには無料で「PIXTA」を活用できるので、詳しくは下記記事をご参照ください。
使用できる画像がまだ準備できていない場合
考えられる2つ目のケースは、プレスリリースの配信時に使用できる画像がまだ準備できていないという場合です。
この場合には、無理に配信をせず、配信日時を遅らせ、画像が用意できた時点で配信するという選択肢もあります。
広報の仕事は、正しい情報を正確に発信することです。情報の内容をより良いものにするためにも、画像がない未完成の状態で配信するよりも、画像がそろった完全な状態で配信するほうが良い場合があります。
ただし他社との連携・提携に関する発表など、情報解禁日時の変更ができないプレスリリースの場合はその限りではありません。状況に応じた柔軟な判断が必要です。
どうしても画像準備が間に合わない場合は、前述したサービス・アプリの利用画面(スクリーンショット)やPIXTAを活用したイメージ画像、サービスロゴなど、何かしらの代用できる画像を用意することをおすすめします。
経営発表など早急に配信する必要がある場合
3つ目のケースは、経営発表など、画像がそろうのを待つ余裕がなく、早急に配信する必要がある場合です。
謝罪や訂正、抗議など早急かつセンシティブな内容の場合には、内容のトーンも考慮し、画像がないまま配信しても問題ありません。
それ以外の内容であれば、コーポレートロゴやオフィス写真など、手元にあり、すぐ用意できる宣材画像を載せることをおすすめします。
プレスリリース配信時には画像をなるべく用意しよう
本記事では、プレスリリースの配信時に画像が準備できない場合の対処法についてご紹介しました。
画像がないプレスリリースは、本文を読み追える前にユーザーが離脱してしまったり、SNSでシェアされた際に目に留まりにくかったり、読み手がイメージしづらく内容の理解が低くなってしまう等の懸念点があります。これでは、せっかく内容が良いプレスリリースでも思うように伝わらず、プレスリリース全体の価値を下げてしまうでしょう。
そうならないためにも、可能な限り画像を用意するのがベターです。良い画像が見つからない場合には、ストックフォトサービス「PIXTA」をうまく活用してみてくださいね。
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