【PR TIMESノウハウ】掲載記事を確認できる「Webクリッピング」とは?メリット・料金について解説

企業・団体の公式発表であるプレスリリースは、配信して終わりではなく、掲載後の効果検証が重要です。

なぜならプレスリリースは結果を振り返り、次の発表に活かすことで成果が積み重なっていくから。そのため、広報には「どの媒体に掲載されたのか」をチェックする仕組みが必要となります。

本記事では、広報・PR活動の結果、主要Webメディアに掲載された結果をチェックするPR TIMESの「Webクリッピングサービス」について、活用するメリットや料金体系についてご紹介します。

広報・PR活動を振り返るクリッピングは事前準備が肝要

上述の通り、プレスリリースは出して終わりではありません。配信後の結果を振り返ることで、次のアクションに活かせる様々な発見があります。 これは、プレスリリースに限らず、メディアお披露目会や記者発表会、IR発表など、何らかの情報発表をするときはすべて同じです。

そしてクリッピングの準備は、情報解禁前に行うことがポイント。発表が有益な情報であればあるほど、情報解禁時点からメディアはいち早く紹介しようとします。掲載結果チェックが後手にならないよう、予めクリッピングしたいキーワードの設定などを済ませておく必要があります。

メディア情報を確認

プレスリリース配信後の掲載確認方法は?

プレスリリース配信後に掲載された記事や転載先を確認する方法は、大きく2つの方法があります。

1つ目の方法は、転載されたプレスリリースをPR TIMESの管理画面から確認する方法です。

PR TIMESでは、アカウントごとに企業向け管理画面を発行しており、こちらからプレスリリースの配信設定や、メディアリストの新規作成ができます。同画面には配信後の結果を分析する機能も含まれており、プレスリリースが閲覧された回数や、プレスリリースの転載先などが確認できます。

詳しい確認方法については、下記の記事を参照してください。

PR TIMESの管理画面ではタイトルが完全一致したものを取得

ただし、管理画面に反映される転載先の情報は、「プレスリリースのタイトルが完全一致」していることを条件に取得します。

配信後にタイトルを変更した場合などは取得対象からは外れてしまうため、注意が必要です。 全掲載数のおよそ8割から9割ほどが管理画面に反映されると考えておくのがよいでしょう。

「Webクリッピング」でより高精度の露出確認ができる

プレスリリース配信後に掲載された記事や、転載先の確認する2つ目の方法は、Webニュースのクリッピングサービスの活用です。

クリッピングサービスとは、メディアで掲載されている記事の中から「指定の条件」に一致したものを取得・レポート化するサービスです。

1つ目の方法でご紹介したプレスリリース転載先の確認だけでなく、ニュース記事としてメディアに掲載された情報も対象となるため、管理画面での情報収集よりも、正確に転載・掲載状況を把握できます。

PR TIMESで提供している「Webクリッピング」について、詳しくご紹介していきます。

PR TIMESの「Webクリッピング」とは?

PR TIMESが提供する「Webクリッピング」とは、あらかじめ設定した条件とマッチするWeb上の露出をレポーティングするサービスです。 調査対象のWebメディアは、国内ニュースサイト、ポータルサイト、キュレーションサイト、動画サイトなど約2,200媒体超となります。

Webクリッピングイメージ

クリッピングのキーワードは最大5つまで指定することができ、プレスリリースや記者発表会など様々な広報活動によってメディア露出につながった件数や内容を調査し、分析のサポートまでおこないます。
「PR TIMES」でプレスリリース新規登録を行う際に設定する「キーワード(最大10点)」とは異なり、Webクリッピング用にキーワードを指定します。

ひとつひとつの広報成果を振り返ることで、次の広報アクションをよりよくしていくことが「Webクリッピング」を行う重要な目的です。

<Webクリッピングの推奨環境>
【OS】Windows Vista、7、8.1、10 / Mac OS
【ブラウザ】InternetExplorer、FirefoxならびにGoogle Chromeの最新バージョン (OSによって有効なブラウザのバージョンがかわる可能性があります)
【CPU / メモリ】1.3 GHz / 512MB以上
【アプリケーション】Adobe Reader、Microsoft Office

PR TIMESの「Webクリッピング」を利用する5つのメリット

上述した通り、「Webクリッピング」は広報活動の成果を振り返り、次のアクションプランにつなげていくことが最も重要な目的です。

Webメディアに掲載される無数の記事の中から、自力で自社の関連記事を探し出すのは膨大な時間がかかるものです。あらかじめ指定したキーワードが含まれる記事を調査・抽出し、データとして出力できるサービスの活用は、広報活動全体の効率化にも結び付きます。

では「Webクリッピング」を利用するメリットは、他にどのようなものがあるのでしょうか。大きく5つのメリットについてご紹介します。

メリット1.自力で追いきれないメディア掲載状況が把握できる

まず1つ目は、自分自身が把握しきれていない掲載状況まで効率的に確認できるという点です。

Webクリッピングイメージ2
(Webクリッピングの集計結果画面の一例)

検索エンジンで社名やサービス名を入力することで、ある程度のメディアでの掲載状況は確認できます。しかし、すべての掲載先が検索結果に表示されるとは限りません。

「Webクリッピング」を用いることで、より多くのメディアでの掲載・転載状況まで把握できるようになります。

メリット2.気になるキーワードの報道傾向がわかる

2つ目のメリットは、自社が注目しているキーワードの「報道傾向」を把握できるという点です。

「Webクリッピング」で取得できるのは、自社で発信している情報に限りません。あなたが設定したキーワードに関する掲載情報を収集してくれます。そのため、キーワードの設定次第では、業界の動向や最新ニュースを収集することができ、次なる広報活動の打ち手のヒントを得られるというメリットがあります。

メリット3.コミュニケーションツール連携でネガティブ報道にもいち早く気付ける

3つ目のメリットは、万が一のネガティブな報道にもいち早く気づくことができるという点です。

残念ながら、会社や業界のニュースはポジティブなものだけとは限りません。情報が拡散されている、PV数が伸びていると思っても、もしかしたらそれはネガティブな内容やコメントによるものであるケースもあるのです。

そして、ネガティブな報道がされているときこそ、普段以上にスピーディーで適切な対策を講じる必要があります。「Webクリッピング」はSlackやchatworkといったコミュニケーションツールと連携することで、日常的にチェック体制を整えることができます。(プッシュ通知が利用できるのは現在Slackのみ

このツール連携は、クリッピングの基本機能ではないため、クリッピング利用企業側でツール同士の繋ぎこみ(無料の連携)が必要となります。

Webクリッピングイメージ3
(SlackとWebクリッピングを連携した場合の、Slack自動投稿イメージ例)

するためのプッシュ通知を活用して事前に設定したキーワードを含む記事をリアルタイムに通知できるため、随時管理画面を確認しにいかなくとも即座に確認・対応することができます。

メリット4.競合他社や別事業部との比較がしやすい

4つ目のメリットは、競合他社や別事業部との比較がしやすいという点です。

自社と競合に値する会社やサービスのキーワードを設定することで、記事取得数や広告換算額を管理画面で比較できる分析機能が備わっています。同時に比較できるのは最大3つまで。

報道数はグラフで可視化されるため、月ごとの変化を見たりキーワードごとの差を確認したりすることで、今後の広報戦略にも役立てられます。

メリット5.24時間後時点のSNS波及数をチェックできる(オプション利用)

5つ目のメリットは、オプション機能の活用によって、記事掲載だけでなくSNSでの波及数も確認できる点です。「SNS波及数計測」というオプションサービス(別途月額4千円※税抜)を利用することで、記事が公開されてから24時間後時点の数値をとることができます。(24時間後以降でシェア数が大きく変動することがあっても、システム上レポートの数値は更新されません)

こちらはWebクリッピングの管理画面上(以下図参照)でチェックできるもので、Facebookの場合はいいね数、シェア(投稿)数、コメント数の合計値Twitterの場合はシェア(投稿)数(いいね数とリツイートは取得不可)の合計値がそれぞれ反映されます。

Webクリッピングイメージ4
(SNS波及数をチェックできる「Webクリッピング」の管理画面イメージ)

SNSでシェアされる件数は、ときに記事掲載数よりも重要な意味を持ちます。しかし、常に自力でリサーチをするのは骨の折れる作業。「Webクリッピング」のSNS波及数計測は上記の通り「一部の数字」の可視化ですが、発表ごとのインパクトを相対比較することには役立ちます。

PR TIMESの「Webクリッピング」の利用料金

「Webクリッピング」の基本料金は、月額1万円(税抜)です。月額定額制のため、掲載数や記事取得数に応じた追加課金はなく、最大5キーワード(=1クリップ)設定することができます。

初期費用がかからないため、「まず1ヵ月実施してみたい」「どれくらい取得できるのか見てみたい」という場合も、比較的手軽に試してみることができます。

詳細は以下の記事に書いてあるので、参考にしてみてください。

Webクリッピングを活用して課題発見を

本記事では、広報・PR活動の成果を検証する方法として、クリッピングサービスについてご紹介しました。

PR TIMESの管理画面では、プレスリリースの原文転載先を確認することはできますが、ニュース記事として掲載されたものまで把握していくためにはクリッピングサービスの活用が欠かせません。

「Webクリッピング」では、自力では追いきれない掲載結果をチェックできるだけでなく、気になるキーワードの報道傾向をみるなどの活用方法もできます。

自社の広報課題、ひいては経営課題と照らし合わせた上で、何を実現するために行なっている広報・PR活動なのか、その成果はどの数字を見れば測定できるのかについては、常によりよく見直していけると良いですね。

この記事のライター

名越 里美

PR TIMESの人事本部長。PR TIMES MAGAZINEの立ち上げチームの1人。MAGAZINEの力で「PRの民主化」に一歩ずつでも近づけるよう、裏側から変わらず見守っていきます。4歳息子とバトルする日々です(だいたい負ける)。あと、だいたいいつも走ってます。

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