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海外にプレスリリースを配信する方法は?ポイントと注意点を確認しよう

一度に多くのステークホルダーに情報発信ができる便利な「プレスリリース」。

海外展開を検討している、もしくはすで海外進出している企業であれば、国内だけでなく海外にもプレスリリースを配信したいものです。

本記事では、海外にプレスリリースを配信する方法や、その際のポイントと注意点をまとめました。

これから海外向けのプレスリリース配信を検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。

海外にプレスリリースを配信する3つのメリット

まず、海外にプレスリリースを配信することで得られるメリットとは何なのでしょうか。

本記事では「現地での認知度が向上し海外展開の追い風になる」「日本語のみでの配信と比べリーチを拡大できる」「二次利用時に話題性がある」という3つのメリットについて説明します。

海外にプレスリリースを配信する
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メリット1.現地での認知度が向上し海外展開の追い風になる

海外にプレスリリースを配信することで現地での認知度が向上し事業の追い風になります

たとえば新製品を出すならその販売促進になりますし、現地での取引をスタートさせる時期なら社名の認知度向上が信頼感アップに繋がります。

また、社名が知られることにより現地での採用にもプラスに働きます。さらには日本国内での外国人採用にも役立つ可能性があります。

メリット2.日本語のみでの配信と比べリーチが拡大できる

プレスリリースを英語を始めとする日本語以外の言語で作成して配信した場合、日本語のみでの配信と比べリーチが拡大できます

プレスリリース配信サービスを活用すれば多くのWebメディアにプレスリリースが転載される可能性がありますし、自社のホームページ上に掲載すればインターネット上にプレスリリース全文が残ることになります。

今や世界中で当たり前のように活用されているインターネットですが、使用されている言語の1位は英語(54.4%)、2位がロシア語(5.9%)、3位ドイツ語(5.7%)と、英語が突出しています。(※1)

このように英語は日本語よりも利用している人口が圧倒的に多いため、英語でのプレスリリース配信はリーチ拡大の可能性を秘めているといえるでしょう。

メリット3.二次利用時に話題性がある

海外にプレスリリースを配信しそれが現地でのメディア掲載に繋がった場合、二次利用時に話題性があります。

海外メディアで掲載されたという事実により海外展開、海外進出を強く印象付けることができるのです。

現地メディアに取り上げられたという実績を営業ツールとして活用することで、海外での営業活動にもプラスに作用します。メディア掲載は第三者の客観的な評価だということから信頼感をアップさせる効果もあるのです。

海外にプレスリリースを配信する3つの方法

ここまで海外にプレスリリースを配信するメリットを説明してきました。

それでは、実際に海外にプレスリリースを配信する場合にはどのような方法があるのでしょうか。

「プレスリリース配信サービスを活用する」「自力で現地メディアを調べて配信する」「現地の社員に広報の役割を担ってもらう」という3つの方法を紹介します。

方法1.プレスリリース配信サービスを活用する

まずは、プレスリリース配信サービスを活用するという方法です。これは海外にプレスリリースを配信する際の最も現実的で効果的な方法と言えます。

海外向けのプレスリリース配信サービスを提供している会社であれば、現地語の自然な言い回しへの翻訳サービスも行っていたり、多くの海外メディアリストを有していたりします。

金額は会社やプランにより異なりますが6~60万円程度かかります。海外メディアにアプローチできるだけでなく、多くのWeb媒体に転載されることを考えるとコストパフォーマンスは高いと言えるでしょう。

一度繋がりを持てたメディアとは、次回以降自力でコンタクトを取ることも可能です。

一度も海外にプレスリリースを配信したことがない会社であれば、要領を得るためにもまずはプレスリリース配信サービスを利用してみると良いかもしれません。

プレスリリースの写真を選んでいる

方法2.自力で海外メディアを調べて配信する

海外メディアを調べて自力で配信するという方法もあります。

媒体研究をし、プレスリリースを配信する連絡先を調べ、一件一件自分で送付することを考えると手間と時間がかかる方法ではあります。

媒体ごとの特徴や記者ごとの傾向などを調査したうえでアプローチできるため、より確実に自社のニュースに興味を持ってくれる媒体・記者を吟味できるというメリットがあります。

海外メディアへのアプローチはSNS(特にTwitter)で記者に直接DMを送るという方法が効果的です。

方法3.現地の社員に広報の役割を担ってもらう

現地の社員に広報の役割を担ってもらうことが可能な場合は、メディアリレーションズの構築をお願いしましょう。

現地に配属されている社員であれば、日本にいる広報担当者よりも言語の壁が薄く物理的な距離も近いため、メディア関係者とのコミュニケーションが円滑に進められます。

メディア関係者からしても、日本にいる広報担当者と連絡を取るより、直接現地にいる社員にアプローチできる方が取材しやすくなります。

ただし現地の社員は営業活動などの主要業務で多忙な場合が多く、専任の担当者を配置しない限りは広報活動に割ける時間は少ないと考えておいた方が良いでしょう。

そのためプレスリリース作成やメディアリスト作成などできることはこちらで行い、現地の社員に動いてもらう量は必要最低限に留めましょう。

海外にプレスリリースを配信するときの3つのポイント

海外へのプレスリリース配信は、日頃日本国内で行っているプレスリリース配信とは異なります。

では海外にプレスリリースを配信するときのポイントとは何でしょうか。

ここでは「現地の人が読んでも違和感のない翻訳」「自社のプレスリリースにマッチした配信サービス・メディアを選ぶ」「その国に合わせたプレスリリースのフォーマットにする」という3つのポイントを紹介します。

ポイント1.現地の人が読んでも違和感のない翻訳

日本国内に配信しているプレスリリースと海外向けのプレスリリースの最も大きな違いは言語です。

海外に配信するプレスリリースは、現地の人が読んでも違和感のない翻訳を目指しましょう。

語学に自信があれば自力で作成するという方法もありますが、プレスリリース配信サービス内の翻訳サービスの利用を検討してみても良いでしょう。専任スタッフが文法や微妙なニュアンスなどを含め現地語にローカライズした文章を作成してくれます。

英語原稿を作らずとも、日本語原稿を入稿すれば現地語に翻訳してくれるサービスもありますので活用してみてください。

ポイント2.自社のプレスリリースにマッチした配信サービス・メディアを選ぶ

プレスリリース配信サービスを利用する場合は、自社のプレスリリースの内容や届けたいターゲットにマッチしたものを選びましょう。

海外向けのプレスリリース配信サービスは数多く存在しますが、それぞれに特徴があります。アジア圏に強いものや、IT系のメディアに強いもの、記者個人個人をリストアップしたメディアリストを持っているサービスや、映像や音声などのファイルを添付できるサービスなど、その特色は様々です。

配信メディアのイメージ
■被写体の新聞はイメージです。

配信するプレスリリースの内容とリーチさせたい読者層を考慮し、適切なプレスリリース配信サービスを選べると良いですね。

プレスリリース配信サービスを利用せず自力で配信する場合は、その国のメディアだからと言って闇雲に配信するのではなく、そのメディアがいつもどんなトピックスを取り上げているかやその記者が普段どんな記事を書いているかなどを見たうえで配信先のメディアを選定していきましょう。

ポイント3.その国に合わせたプレスリリースのフォーマットにする

海外にプレスリリースを配信する際は、その国に合わせたフォーマットで作成しましょう。

普段日本で使っているプレスリリースとは一般的に使われるフォーマットも異なるので、調べてから作成します。

また内容に関しても、より広告に近い内容が良しとされているところもあれば、ニュース原稿のような表現が好まれる地域もあり、国によって異なります。プレスリリースというものの捉え方が国ごとに違うこともあるので、事前に調べてから作成しましょう。

海外向けのプレスリリース配信サービスは、フォーマットやニュアンスを含めローカライズした原稿を作成してくれるので、その点でも活用するメリットが大きいと言えます。

海外にプレスリリースを配信するときの3つの注意点

ここまで海外にプレスリリースを配信するメリットや、配信する際のポイントなどを紹介してきました。

では、実際に海外にプレスリリースを配信するときの注意点とは何でしょうか。

それは「タイトルも本文も簡潔にまとめる」「表記ミスに注意する」「どの言語で配信するか見極める」の3点です。以下に詳しく解説します。

注意点1.タイトルも本文も簡潔にまとめる

日本語でもそうですが、もちろん海外向けのプレスリリースでもタイトルと本文を簡潔にまとめるよう意識しましょう。

海外ではプレスリリースの配信にFAXを使用することはほぼなく、メールでの配信が一般的です。メールの件名、つまりプレスリリースのタイトルのみでその内容を見るか否か判断されるため、特にタイトルは重要となります。

プレスリリース本文では序盤に最も伝えたいことを記載し、リード文だけで全体の内容が掴めるような構成にします。

記者が多忙なのは世界共通です。読み手に時間を取らせないように簡潔な構成を心掛けましょう。

注意点2.表記ミスに注意する

誤字脱字はもちろんのこと、表記ミスにも注意が必要です。

たとえば日本語名のものをローマ字表記する際はミスが発生しやすいので注意しましょう。

例)
じん→「ZIN」なのか?「JIN」なのか?

慣れない言語で原稿を書くことでスペルミスも生じやすくなります。また日本語原稿を翻訳してもらったものを確認する際に、先述のようなローマ字表記の確認漏れが起こることもあります。

日本国内で配信するプレスリリースと同様、一度配信したものは訂正できないと考え、複数人でチェックするなどの対策を取りましょう。

注意点3.どの言語で配信するか見極める

海外向けにプレスリリースを配信する際には、プレスリリースをどの言語で配信するか見極めましょう。

配信する国の言語を使用するのが一般的ではありますが、たとえば中国では英語のニュースがよく読まれることもあり、インターネット上全体でのリーチを考えれば中国語ではなく英語での配信がベターな場合もあります。

一概に現地語での配信がベストだとはいえないので、どの言語で配信するかよく検討してみましょう。

海外向けのプレスリリースは自社に合った配信サービスを活用するのがおすすめ

本記事では海外にプレスリリースを配信する方法やそのメリット、注意点などを解説しました。

翻訳やメディアリスト作成の手間を考えると、すでにノウハウを持っている海外向けのプレスリリース配信サービスを活用するのがおすすめです。

プレスリリース配信サービスにもそれぞれ特色がありますので、自社のプレスリリースの内容とターゲットにマッチしたサービスを探してみてはいかがでしょうか。

参考サイト※1:Languages Most Used On the Web vs. IRL

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この記事のライター

ならきち

在宅ライター主婦。会社員時代は中古IT機器の専門商社で広報をしていました。取材対応をはじめとするメディアリレーション全般、プレスリリース執筆、危機管理対応、記者会見の企画・運営、自社ブログ記事の企画・執筆などを担当した経験を活かし、広報担当者の役に立つ記事を書きたいです。現在はわんぱくな息子に翻弄されながら在宅でライターの仕事をしています。

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