PR TIMESではご利用企業さまに向けて、プレスリリースの準備から配信後の振り返りまでを4ステップで学べる勉強会を開催しています。
本記事では、毎週金曜日に開催している勉強会「ふりかえる:振り返り編」から、プレスリリースの画像を用意するのコツをお届け。他社の振り返りを見て、今後のプレスリリースを作成する際の参考にしてみてくださいね。
プレスリリースの画像を用意する際のポイント
プレスリリースに使う画像は、文字だけでは伝えきれない情報を補うための大切な要素のひとつ。特にメイン画像は、プレスリリース全体の印象を決める重要な部分ですので、読者の興味を引く1枚を選ぶことが大切です。
今回の記事では、実際に配信されたプレスリリースをもとに、PR TIMESの担当講師がフィードバックした内容をご紹介。ご参加いただいた企業さまのお声とともに、今後のプレスリリースの画像を用意する際に役立つポイントをGOODとFIGHTの視点からお届けいたします。
事例1.画像のバリエーションを増やしてメディアが使いやすく
アジア越境EC専用のカートシステム、「LaunchCart(ランチカート)」を提供するスターフィールド株式会社は、台湾企業との業務提携とサービス拡大についてプレスリリースで配信しました。
プレスリリース:アジア向け越境EC専用カートシステムLaunchCartと台湾のSCRM一元管理ツール、Super 8 が連携。台湾越境ECでLINEを使ったマーケティング施策が可能に。
画像に関する担当講師からのフィードバック
このプレスリリースのフィードバックを担当したのは、PR TIMES吉田さん。
提携に至った背景と目的、それによって何ができるようになったのかということに加え、もともとのサービス内容や会社概要など、プレスリリースに必要な内容が簡潔にまとめられています。現状について数値的な根拠を含めて解説している点も◎ プレスリリースの内容を端的に表したタイトルも素晴らしいです。
【GOOD】アイキャッチがわかりやすい
業務提携のプレスリリースでは、アイキャッチを用意しにくいところがありますが、両社のロゴを組み合わせて内容がわかりやすい1枚になっています。
【FIGHT】画像素材のバリエーションを豊富に
提携内容の画像は日本語バージョンのものもご用意いただくと、メディアが使いやすくなります。また、具体的な機能の使用感がわかる画像もあると、取引先などのターゲット層に訴求しやすくなるでしょう。
以下は、より伝わるプレスリリースにするために、画像のバリエーションについて提案です。
Before:ロゴアイキャッチと英語バージョンの利用イメージ画像
After:現状のものにプラスして、利用イメージ画像の日本語バージョン、そのほか利用可能な機能のイメージ画像を複数用意
また、PR TIMESのプレスリリースでは複数枚の画像を入れることをおすすめしています。こちらの記事をご参照ください。
作成した担当者さまの振り返り|スターフィールド株式会社 綛谷さま
はじめてプレスリリースを書いたので、まずは他社さまのいろいろなプレスリリースを参考に、こういう要素が必要だな、と組み立てるところから手探り状態でした。
今回のフィードバックを受けて、画像が少ないイメージがあったので、選別してしまったのですが、次回以降、豊富に用意しようと思いました。
事例2.イベント当日の盛り上がりを一目でわかる写真で
プロサッカークラブ「セレッソ大阪」を運営する株式会社セレッソ大阪は、5月に行われた試合のイベントを告知するプレスリリースを配信しました。
プレスリリース:5/28(日)横浜FC戦 セレッソ大阪OB 玉田圭司さん来場!オープニングトークや音声配信へ参加!
画像に関する担当講師からのフィードバック
このプレスリリースのフィードバックを担当したのは、PR TIMES吉田さん。
セレッソ大阪OBの玉田圭司さんをゲストに迎えたイベント開催のプレスリリースで、対象となる試合やイベントの内容について詳しくまとめられています。これまで配信したプレスリリースの中でもPV数が特に高かったそうで、読者の興味を引くメイン画像を選んだことが効果的に働いたと思われます。
【GOOD】ゲストをメイン画像とし、惹きがある
知名度の高いOB選手をメイン画像とすることで、読者の興味を引くことができています。
【FIGHT】イベントの内容がイメージできる画像を掲載する
過去に行われたサッカー教室の写真を掲載することで、どのような写真が撮れるのかメディア側がイメージしやすくなります。文字だけでは伝わりにくいものは、画像で情報を補完することでより伝わりやすくなるでしょう。
また、チケットの購入先や申込先のURLなど入れることで、読者の行動変容を促すことができます。その際、画像の近くにURLを設置するとクリック率が高くなるため、「リード文→画像→URL」という形が定型としておすすめです。
Before:イベントの詳細を文字だけで説明
After:イベントの内容がイメージできるような画像を置き、その近くにURLを設置する
作成した担当者さまの振り返り|株式会社セレッソ大阪 事業部 野口さま
イベントなどのプレスリリースを配信している中で、ゲストの写真をメイン画像に載せたときのほうがPV数が伸びる傾向があると感じていましたが、実際にどのような画像の使い方が効果的なのか知りたいと思っていました。今後、プレスリリースを作成する際、画像の入れ方を参考にさせていただきます。
事例3.商品の使用イメージが伝わる写真を
株式会社エフ・エヌ・ディーは、同社が展開するベビーギフトブランド「Anliette/アンリエット」のオリジナル乳児用おくるみの販売開始をプレスリリースで発表しました。
プレスリリース:【花束スワドル】インスタで人気投票のおくるみを商品化。ママとパパとベビーへ贈るベビーギフトブランド「Anliette/アンリエット」
画像に関する担当講師からのフィードバック
このプレスリリースのフィードバックを担当したのは、PR TIMES村上さん。
赤ちゃんを花束のように優しく包み込むおくるみ『花束スワドル』。プレスリリースでは、その第1弾としてInstagramの人気投票で選ばれた5種類のデザインを発売することを伝えています。タイトルはプレスリリースの内容がひと目でわかり◎
リード文も5W1Hを意識し、簡潔にまとめられていて素晴らしいです。
【GOOD】画像を多数使用して、商品のイメージがしやすい
商品やパッケージの画像を多数使用していて、5種類ある商品それぞれの特徴がわかりやすく説明されています。
【FIGHT】使用している様子がわかる画像を入れる
「ギフトにおすすめ」と打ち出しているため、実際に使っている写真を入れることでよりイメージがしやすくなります。また、ECサイトでの販売ということで、サイトURLをトップ画像の下に入れるのがおすすめです。
使用されている画像が正方形でしたが、メディアの多くは横長の写真を好むため、今後は横長の写真も意識して使ってみましょう。
Before:イベントの詳細を文字だけで説明
After:実際に使用している様子がわかる画像を置くことで、ギフト用のイメージがしやすくなる
作成した担当者さまの振り返り|株式会社エフ・エヌ・ディー ベビーギフトブランド「Anliette/アンリエット」PR担当:北條さま
プレスリリースの作成経験がほとんどなく、PR TIMES勉強会の内容を参考にしながら頑張って作成しました。画像について、「たくさん掲載したほうが良い」ということは理解していましたが、どうしても同じような画像ばかりになってしまったのが難しかったです。実際に使用している画像を入れると良いということで、今後プレスリリースを配信する際の参考にさせていただきます。
PR TIMESのプレスリリースでは、利用イメージが伝わる画像を入れることをおすすめしています。こちらの記事をご参照ください。
プレスリリースに効果的な画像の用意をしてみよう
プレスリリースの画像を用意する際のポイントをご紹介しました。
プレスリリースに使う画像は「プレスリリース内容の理解を促す」ということを意識して選びましょう。また、メディアごとに適した写真を選ぶことができるように、写真は1枚だけでなく複数選択肢を用意しておくのがおすすめです。
今回のフィードバックを参考にして、写真を効果的に取り入れたプレスリリースを作成してみてくださいね。
プレスリリースに設定する画像のデザインについて詳しく知りたい方は「記者の目に留まるプレスリリースのデザインとは?工夫したい7つのポイントとデザイン例を紹介」、画像を入稿する際の注意点は「PR TIMESの画像アップロード方法は?プレスリリースに適した画像サイズ・解像度も解説」の記事をご覧ください。
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https://tayori.com/q/prtimes-faq/detail/498712/
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