PR TIMESでプレスリリースを配信するためには、まず企業登録を行いアカウントを作成する必要があります。では、企業登録はどのようにして行えばいいのでしょうか。
本記事では、PR TIMESで企業登録の申請を行う方法、企業登録を行う際の注意点についてご紹介します。
PR TIMESでプレスリリースを配信するには企業登録が必要
PR TIMESでプレスリリース配信を行うためには、企業登録を行いアカウントを作成する必要があります。アカウント作成は無料で行うことができます。
企業登録とは、プレスリリースを「配信」する企業・団体としての登録です。
PR TIMESではプレスリリースの「受信」を目的に、メディア関係者や生活者が個人的に登録することも可能です。メディア関係者の場合はメディア限定公開のプレスリリースも閲覧できる「メディアユーザー」、一般の生活者の場合は「個人ユーザー」として登録できるので、希望する方はこちらから受信設定のための登録をしてください。
PR TIMESでは、情報の信頼性を担保するため、企業登録の際に簡単な審査も行っています。
審査内容や審査基準については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
企業登録を申請する方法
では、企業登録はどのように申請すればいいのでしょうか。
ここからは、企業登録を申請する方法や、入力項目の詳細についてご紹介します。
PR TIMESへの企業登録を申請する方法
まず、企業登録申請ページへアクセスします。
入力すべき項目は、大きく分けて「企業情報」「担当者情報」「請求先情報」の3つです。
ひとつずつ詳細に解説していきます。
- 「企業情報」
配信の主体となる企業に関する情報を記入します。
具体的には、
①法人名(個人事業主の方は屋号またはサービス名)
②代表者名
③代表者役職
④会社設立日
⑤本社所在地
⑥代表電話番号
⑦上場区分、上場している場合は証券コード
⑧資本金
⑨社員数
⑩公式サイトURL
⑪業種区分
⑫企業カテゴリ
⑬ビジネスカテゴリ
となっています。
①②④⑤⑥⑦⑧⑩⑪については、PR TIMES上でプレスリリースのページを閲覧する際、下部に詳細情報として表示されます。
①④以外は企業登録完了後、管理画面からいつでも自由に変更できます。
①(法人名)の変更をご希望される場合、サポート&サクセスデスクへご連絡ください。
また、管理画面から法人名とは別に「法人名(略称)」を設定することができます。
なお、「企業情報」のなかで入力が必須となっているのが①②③⑤⑦⑪です。
必須項目のひとつである「ビジネスカテゴリ」は、PR TIMES上でプレスリリースをカテゴリごとに表示させる際に必要となります。
プレスリリース単位で設定することもできますが、登録申請の時点では自社の主な事業領域を参考に設定することをおすすめします。
ビジネスカテゴリの選択に迷う方はこちらの記事を参考にしてみてください。
- 「担当者情報」
PR TIMESの操作を行う担当者の情報を入力します。
配信のミスやプレスリリース内容の不備があった場合など、緊急時にPR TIMESから連絡する宛先となりますので、必ず連絡がつく担当者情報を記入するようにしてください。
企業登録の完了後、管理画面から自由に担当者を追加でき、個別に権限なども設定できるようになります。
入力必須の項目は担当者のメールアドレスとログインパスワード、氏名、電話番号です。こちらの情報はPR TIMESのサイト上に公開されることはありません。
なお、広告代理店・PR代理店の方がクライアントのアカウントを作成される場合は、「企業情報」はクライアントの情報、「担当者情報」は代理店の情報を入力してください。
詳細はこちらの記事でも解説しています。
- 「請求先情報」
PR TIMESからご利用料金を請求する宛先となる企業・担当者の情報を入力します。
請求先情報を記入する欄の右側にある「コピーする」ボタンをクリックすると、「企業情報」「担当者情報」から必要な情報が自動で入力されます。
代理店の場合や、経理部門の担当者に直接請求が届くほうが都合がよい場合は、必ず適切な情報を手入力してください。
請求先情報も、企業登録完了後に管理画面から自由に変更できます。また、管理画面にログインすると請求先メールアドレスを2つまで設定できますので、確認漏れを防ぐためにも複数の担当者のメールアドレスを登録することをおすすめします。
【設立2年以内の企業の場合】スタートアップチャレンジの申請方法
PR TIMESでは、設立2年以内のスタートアップ企業向けに、プレスリリースが月1件・最大10件まで無料で配信できる特別プログラム「スタートアップチャレンジ」を用意しています。
スタートアップチャレンジの適用対象は、「会社設立から24ヵ月以内」かつ「上場企業の子会社でない」企業。これらの条件を満たしている企業は、PR TIMESに企業登録申請を行ったあと、ミッション(フォロワー3人以上獲得)をクリアすることでスタートアップチャレンジが適用されます。
スタートアップチャレンジの適用対象となる企業は、特に申請などを行う必要はありません。会社設立日から24ヵ月未満の企業であれば、自動的に「スタートアップチャレンジ」が適用されます。企業登録申請フォームの中にある「会社設立日」の欄を必ず入力してください。
なお、スタートアップチャレンジが適用されプレスリリースが無料で配信できる期間は「会社設立日より24か月以内」となります。企業登録を申請した日が会社設立日より24ヵ月以内であっても、24ヵ月経過後にプレスリリースの初回配信を行った場合は、利用料金が発生しますのでご注意ください。
スタートアップチャレンジの内容や条件については、以下の記事で詳しく解説していますので、適用対象の企業の方はご一読ください。
企業登録を申請するときの注意点
ここからは、企業登録を申請する際の4つの注意点についてご紹介します。
1. 別のアカウントで使用しているメールアドレスは登録不可
企業登録の際に「担当者情報」として入力するメールアドレスが、ほかのアカウントの担当者としても登録されていると、エラーが発生します。
複数の企業アカウントに同一メールアドレスでログインできてしまうと、誤配信のリスクが高まるだけでなく、情報漏洩のリスクが発生するためです。
代理店の方など、複数アカウントに担当者として登録する必要がある場合は、別担当者の情報を入力するか、もしくは新しくメーリングリストを発行したうえで登録を行うようにしてください。
2.申請後、企業登録が完了するのは約1営業日後
PR TIMESでは、企業登録申請フォームに記入いただいた情報をもとに審査を行います。
審査内容は「反社会的勢力ではないこと」「事業内容が確認できること」「事業内容がPR TIMESのコンテンツ基準を満たしていること」の3点です。
問題なく審査が進んだ場合、約1営業日後に審査完了のご案内メールが送付されますので、そちらに記載のURLをクリックして本登録が完了となります。
審査基準や審査フローについては、下記の記事で詳しく解説しています。
3.支払いサイトや請求書の送り先は経理に事前確認
PR TIMESの支払いサイト(利用月の月末締め・翌月末支払い)や、請求書の送付先として経理部門を設定しておくべきか否かについては、プレスリリースの配信前(料金の発生前)に経理担当者に確認しておくことをおすすめします。
PR TIMESでは、配信を利用した月の当月末に利用金額が決定し、翌月の月初3営業日以内に、「請求先情報」に登録されているメールアドレス宛に請求書(PDFファイル)を送付します。
PR TIMESの請求に関しては、こちらの記事で詳しく解説しています。
4.登録完了後のデフォルト設定は「従量課金プラン」
PR TIMESのプレスリリース配信サービスの利用プランは、1配信3万円(税別)の「従量課金プラン」と、1ヵ月7万円~(税別)の「定額プラン」があります。
企業登録を申請する時点ではプランを選択できず、企業登録完了後はデフォルトで従量課金プランが設定されています。料金プランの変更は、管理画面にログイン後「設定」>「料金プラン」から行います。
定額プランは契約期間(月間契約・半年間契約・年間契約)に応じて料金が異なります。1ヵ月に3本以上のペースで配信が続く場合には、定額プランをおすすめしています。契約期間が長いほど費用が抑えられる設計となっているため、広報PR活動の年間スケジュールを確認した上で、プランを検討してみてください。
料金プランについては、以下の記事も参考にしてみてください。
企業登録申請で迷ったら、気軽にPR TIMESへ問い合わせを
企業登録の申請を行う際、「この項目はどう入力すればいいの?」「なぜかエラーになってしまう……」など、お困りの事態が発生した場合にはお気軽にPR TIMESのサポート&サクセスデスクへご連絡ください。
また、PR TIMESでは、プレスリリースをより効果的に活用するためのさまざまなオプションサービスも用意しています。
例:
・FAX配信オプション(1件5千円・税抜)
PR TIMESを通じてメディアに送付されるプレスリリースは通常メールのみとなりますが、オプションとしてFAXでの送信を選択することができます。
FAXは、マスメディアを中心に現在も情報提供の窓口として活用されています。FAXオプションの利用方法やメリットについて解説している記事も参考にしてみてください。
・PR TIMES STORY(1件3万円・税抜)
プレスリリースとして配信できるのは「企業の新規情報」の発表に関する内容のみに限られます。「企業の新規情報」ではないけれど、自社に眠る「開発秘話」や「ユニークなキーパーソン」について広く発信したい……という際に活用できるのがPR TIMES STORYです。
これらのオプションは、企業登録の完了後に必要なタイミングで利用することが可能ですが、企業登録に先駆けてオプションの詳細や利用メリットについて理解しておきたい……という方もいらっしゃるでしょう。
利用料金やオプション利用について迷われている場合も、ぜひPR TIMESにお問い合わせください。サポート&サクセスデスクがご案内します。
プレスリリース配信の第一歩はPR TIMESへの企業登録から
本記事では、PR TIMESで企業登録を申請する方法や、申請する際の注意点についてご紹介しました。
PR TIMESでは、企業登録が完了してもプレスリリースを配信するまでは費用が発生しません。PR TIMESの操作を試したい場合などは、まず企業登録を申請しアカウント作成を行ってみることをおすすめします。
企業登録はこちらから行うことができます。
企業登録申請フォームでは「企業情報」「担当者情報」「請求先情報」の大きく3つを入力する必要があります。
企業の個別事情によって、どのように記入すべきか迷うこともあるでしょう。その際はお気軽に、PR TIMESのサポート&サクセスデスクまでご連絡ください。
PR TIMESを通じて、よりよい情報発信が行えるようお手伝いをさせていただければうれしいです。
<編集:PR TIMES MAGAZINE編集部>
PR TIMESの企業登録を申請する方法と、登録時の注意点に関するQ&A
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