PR TIMESでは、クラウドファンディングを行う企業・団体向けに、特別プランを用意しています。
クラウドファンディングとは、「群衆(クラウド)」と「資金調達(ファンディング)」を組み合わせた造語で、「インターネットを介して不特定多数の人々から少額ずつ資金を調達する」こと。新しい資金調達の方法として注目され、最近では、映画、アート、音楽、プロダクト、社会貢献、復興支援など、さまざまな分野に対して、たくさんの応援と資金が集まっています。
本記事では、PR TIMESのクラウドファンディングの特別プランの内容や、クラウドファンディングについてのプレスリリースを配信するメリット、実際の事例などをまとめてご紹介します。
PR TIMESのクラウドファンディングの特別プランとは?
まずは、PR TIMESのクラウドファンディングの特別プランについて、内容や条件などをご紹介します。
PR TIMESが提携しているクラウドファンディングサービス
PR TIMESでは、現在4つのクラウドファンディングサービスと提携しています。これらの提携は、クラウドファンディングサービスを通じて、自身のアイディアを実現しようとするプロジェクト起案者や実行者の夢や理念を、情報発信の面から支援することを目的にしています。
それぞれの詳細については、発表時のプレスリリース (提携順) より各プランの詳細を参考にしてみてください。
特別プランの内容
特別プランの内容は、利用するクラウドファンディングサービスによって異なります。
「A-port」を利用する場合、PR TIMESで月1回まで無料でプレスリリースが配信できます。ただし、サポート対象とするプロジェクトはA-portが選定し、提供期間はプロジェクト内容に応じて異なります。
「READYFOR」「応援購入サービスMakuake」「CAMPFIRE」を利用する場合、PR TIMESを有償で1度利用していただいた企業・団体に限り、2度目のプレスリリース配信が無料となります。この場合、1件目から2年以内に2件目を配信する必要があります。初回と3件目以降は、1件3万円(税別)の利用料金が必要となり、また無料で配信できる内容はそれぞれのクラウドファンディングサービスを通じたプロジェクトに関するものに限ります。
特別プランを利用できる条件
特別プランを利用するためには、それぞれ条件が設けられています。
「A-port」を利用する場合は、サポート対象プロジェクトとして「A-port」に選定される必要があります。
「READYFOR」「応援購入サービスMakuake」「CAMPFIRE」を利用する場合には、以下の3つの条件を全て満たす必要があります。
- 法人または法人格を有する企業・団体、任意団体
- 特別プラン申し込み申請前に、「READYFOR」「応援購入サービスMakuake」「CAMPFIRE」を利用したプロジェクトにおける、プレスリリース配信サービス「PR TIMES」の利用実績がない企業・団体
- 「READYFOR」「応援購入サービスMakuake」「CAMPFIRE」専用の申込書より申し込みされた企業・団体かつPR TIMESの定める審査基準・配信基準を満たす企業・団体
特別プランの申し込み方法
特別プランへの申し込み方法ですが、利用するクラウドファンディングサービスによって異なります。
「READYFOR」を利用する場合、「READYFOR」管理画面より申し込みができます。「応援購入サービスMakuake」「CAMPFIRE」を利用する場合、それぞれの専用申込書に必要事項を記載することで申し込みが可能です。
「A-port」を利用する場合については、「A-port」の選定によって特別プラン適用の有無が決まるため、自ら申し込むことはできません。
クラウドファンディングでプレスリリースを出すメリット
では、クラウドファンディングの内容について、プレスリリースを配信することには、どのようなメリットがあるのでしょうか。主に次の3つのメリットが考えられます。
メリット1.実行者の情熱やアイデアをより広くリーチできる
クラウドファンディングを成功させるためには、実行者の情熱やアイディアを知ってもらうことで「応援したい」と思う人をできるだけ多く増やすことが必要です。そのためには、プロジェクト内容はもちろん、実行者の情熱やアイディアなど、情緒的な内容も含めて発信していくことが大切です。
各社クラウドファンディングのサイトには、先進的な取り組みやユニークなアイデアに敏感な人が訪れる特性があります。対してPR TIMESのサイトは、さまざまな情報が溢れているため、より幅広い読み手が訪れます。
PR TIMESを活用した情報発信は、広くリーチするには有効な手段だと言えるでしょう。
メリット2.プロジェクトについて取材・報道してもらえる可能性が高まる
PR TIMESの読み手には、一般の生活者だけではなく、取材・報道する題材を探しているメディア関係者も多くいます。
クラウドファンディングに関するプレスリリースを配信することで、プロジェクトに懸ける想いや成功に向けて奮闘している姿を、取材・報道してもらえる可能性も高まります。
メリット3.運営会社によるセミナーや添削が受けられることも
PR TIMESでは、提携しているクラウドファンディングサービスを利用している人向けに、クラウドファンディングサービスを提供する各社との共同セミナーを不定期で開催しています。
共催セミナーでは、プレスリリースやPRの基本的な考え方のレクチャーのみならず、配信予定のプレスリリースを添削してもらえることも。
せっかくプレスリリースを配信するなら、きちんと内容が伝わるものにしたいですよね。不安な方は積極的に参加してみてください。
クラウドファンディングのプレスリリース事例
最後に、クラウドファンディングのプレスリリース事例をケース別に3つご紹介します。
これから配信予定の方はぜひ参考にしてみてくださいね。
事例1.応援したくなるビジュアルづくり
1つ目は、社会福祉法人 日本介助犬協会の事例です。READYFORを通じて、介助犬として病院に勤務する犬の育成プロジェクトのクラウドファンディングを行いました。
【クラウドファンディング目標金額達成!】聖マリアンナ医科大学病院での勤務犬3代目育成プロジェクト
プレスリリース内には、実際に介助の活動をしている犬の様子や、介助犬の候補となる犬の画像が複数挿入されています。クラウドファンディングによってどのような活動の維持や活性化につながるのか、リアルな現場の姿が想像でき応援したくなる画像が使われているのがポイントです。
また、こちらのプレスリリースは「目標金額を達成した」という旨を報告する内容です。報告によって活動に注目してもらえるきっかけになるほか、支援してくれた方々へ誠意を伝えることもできます。
READYFORを通して資金を集めるプロジェクトの多くは、「販売を目的としたプロジェクト」ではなく、「活動費用を集めることを目的としたクラウドファンディングプロジェクト(ファンドレイジング)」が多いのが特徴です。
そのため、商品のスペックやターゲットに刺さるクリエイティブ作りよりも、「応援したい」と思ってもらうために、以下のような要素が重要となります。
・このプロジェクト実施背景にはどのような社会課題、社会背景があるのか
・このプロジェクトはその課題をどのようなソリューションを用いて解決していくのか
・そのために、いくら資金が必要で、具体的に何に資金を使うのか
・その資金を使った先にどのような社会が実現されるのか
事例2.タイトルで実施の背景を伝え、読み手を引き込む
2つ目は、菊水産業株式会社の事例です。CAMPFIREを通じて、火災により全焼した本社を再建するためのクラウドファンディングを実施しました。
【社長になって1ヶ月で会社全焼】祖父の会社を守りたい!日本で2社のみとなった国産つまようじメーカーが会社再建のためのクラウドファンディングを開始。
こちらのプレスリリースは、「【社長になって1ヵ月で会社が全焼】」とクラウドファンディング実施の背景をタイトルで端的に記載。タイトルを見ただけで、クラウドファンディングの内容となぜ行う必要があるのかがすぐにわかるようになっています。
PR TIMESにはさまざまな内容のプレスリリースが配信されているからこそ、タイトルで読み手を惹きつけることは非常に重要です。
なお、伝えたい内容がたくさんあってもすべてをタイトルに入れようとするとわかりづらくなります。下記の記事を参考に情報の優先度を整理し、伝わりやすいタイトルをつけるように心がけましょう。
伝えたいことがタイトルに収まり切らない場合、サブタイトルも活用してみてください。
詳細は下記の記事で解説しています。
事例3.反響をフックにし、取り組みに対する信頼感を醸成
3つ目は、有限会社二明商店の事例です。応援購入サービスMakuakeを通じてクラウドファンディングを実施した、美濃焼のリサイクル食器の一般販売開始を発表しました。
Makuakeで達成率170%越え。使用済陶磁器20%使用した美濃焼のリサイクル食器の一般販売を開始
こちらのプレスリリースは、タイトルで「Makuakeで達成率170%超え」とクラウドファンディングの結果について記載。「クラウドファンディングの達成率が高い=好評だった商品」ということが伝わるため、読み手が内容に信頼感を持ちやすくなる効果があります。
このように、クラウドファンディングの成果に関するプレスリリースの配信を通じて取り組みや商品そのものへの注目・信頼感の醸成につなげることもできます。ぜひ、クラウドファンディングの実施を告知する目的以外でもプレスリリースを活用してみてください。
また、すでに告知した実施中のプロジェクトについても、目標金額を達成したことを知らせる内容やリターンの追加に関する内容であれば新規情報としてプレスリリースを配信することもできます。さらに多くの人にプロジェクトについて知ってもらいたいときなど、追加で配信を検討してみるのも良いでしょう。
プレスリリース配信でプロジェクトの成功に向けた認知度向上を
本記事では、PR TIMESのクラウドファンディングの特別プランの内容やクラウドファンディングに関するプレスリリースを配信するメリット、実際の事例などをまとめてご紹介しました。
クラウドファンディングは、実施することが目的ではなく、プロジェクトを成功させることが最大の目的です。そのためには、プロジェクトをより広く認知してもらうことが欠かせません。
ぜひ、PR TIMESをプロジェクトの成功へ向けた認知拡大に役立ててくださいね。
クラウドファンディングを行う企業・団体向けのPR TIMES特別プランに関するQ&A
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