母の日
6月14日は、「世界献血者デー」です。今回は、「世界献血者デー」の意味や由来について解説します。
また、「世界献血者デー」をきっかけとした広報PRの事例に加え、献血に関する広報PRの事例もご紹介。企業としてさまざまな社会貢献活動を行っている企業は、ぜひ参考にしてみてください。
「世界献血者デー」の意味・由来とは?
6月14日は「世界献血者デー」です。第1回の「世界献血者デー」が2004年6月14日に開催され、その翌年の世界保健総会決議にて、毎年1度開催されるイベントとして承認されました。
また、6月14日はABO式血液型を発見してノーベル賞を獲得した学者であるカール・ラントシュタイナー氏の誕生日という、特別な意味も持っています。
「世界献血者デー」は、献血者だけでなく、献血活動に協力しているボランティアの方々にも感謝と敬意を表すことを目的に制定されました。さらに、輸入血液が必要な患者の方々にとって、献血が重要な活動であることを知ってもらう日でもあります。
「世界献血者デー」は、国際機関によって記念日として定められた「国際デー」のひとつ。そのため、日本だけでなく世界各国でチャリティーコンサートなどのイベントが毎年行われています。
「世界献血者デー」をきっかけに広報PR活動する効果
「世界献血者デー」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「世界献血者デー」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「世界献血者デー」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「世界献血者デー」を元に発信をする流れ
「世界献血者デー」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「世界献血者デー」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「世界献血者デー」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「世界献血者デー」を広報PRに活かした事例
「世界献血者デー」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「世界献血者デー」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例をピックアップ。記念日だけでなく、献血に関連する広報PRも紹介します。
事例1.コロナ禍における輸血用血液不足解消のための献血活動を実施
NSGグループの愛宕商事株式会社は、新型コロナの感染拡大により輸血用の血液が不足していることをきっかけに献血活動を実施。地域の一員として貢献するCSR活動の一環として今回で4回目の開催となります。
プレスリリースには、活動に至った背景を記載。また、社会問題への取り組みを伝えられています。どのような目的を持った企業かが伝わる事例ではないでしょうか。記念日にちなんだ事例ではありませんが、献血への参加促進に効果的な事例といえるでしょう。
参考:【愛宕商事株式会社】コロナ禍における輸血用の血液不足解消に貢献。地域の方々の協力を得て、第4回献血活動が9月28日に実施決定!
事例2.1年でもっとも献血者が不足する期間にキャンペーンを実施
特定非営利活動法人チームふくしまは、献血者人数に応じてペイフォワードでレトルトカレーを寄贈するキャンペーンを実施しています。
このキャンペーンは、病気のため永眠した当団体の副理事が生前手術の際に、60人分の血液を利用したことから、恩送りとして行われました。
1年で特に献血者が不足している4月1日〜9日の期間に絞って開催しているのがポイント。1人でも多くの方に献血の重要さを伝え、協力を自然な形で促した取り組みです。
事例3.社内献血を実施
タイヤ加硫機用バルブやタイヤ製造設備機器などの設計・製造を行う株式会社ROCKY-ICHIMARUは、社内献血の実施をプレスリリースにて配信。福岡県にてまん延防止等重点措置が発令され、献血バスの受け入れ中止が続くなかでの取り組みとなりました。
献血者数が減少する2月に献血を実施しているのがポイント。企業としてきちんと社会に貢献できるよう、時期やタイミングを考慮して開催しています。
今後は社員だけでなく近隣の方々にも献血への協力を促すとして、活動方針を明らかにしているのも注目すべきポイントです。1回で終わる取り組みではなく、今後も継続することが予定されていることがわかると、企業としての信頼度があがります。
参考:株式会社ROCKY-ICHIMARU、社内献血を実施しました
「世界献血者デー」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう
「世界献血者デー」は世界が注目する国際デーのひとつ。毎年各地でイベントが行われるほど認知度が高いのが特徴です。
企業として社会に貢献する活動を積極的に行っている企業は、「世界献血者デー」をきっかけとした広報PRの取り組みをぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
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