PR TIMES MAGAZINE|広報PRのナレッジを発信するWebメディア
記事検索
title

クラウドファンディングとは?広報活動で実施する3つのメリットと注意点【成功事例も紹介】

「クラウドファンディング」はSNSや、数々のメディアで目にすることも増え、資金調達の方法として一般的になりつつあります。

本記事では、改めてクラウドファンディングとは何か、広報活動の一環として実施する目的やメリット、プロジェクトを実施する際の注意点についてご紹介します。

目次
  1. そもそも「クラウドファンディング」とは?

  2. クラウドファンディングの3つの種類

  3. クラウドファンディングを行う目的とは?知っておきたい5つのメリット

  4. 広報活動としてクラウドファンディングを活用する3つのメリット

  5. 広報活動としてクラウドファンディングを実施する際の3つの注意点

  6. 広報活動としてクラウドファンディングを活用した成功事例

  7. 広報でクラウドファンディングを活用するメリットを理解して、うまく活用しよう

  8. クラウドファンディングに関するQ&A

そもそも「クラウドファンディング」とは?

クラウドファンディングとは、もともと「群衆(crowd)」と「資金調達(funding)」を組み合わせた造語です。インターネットを通して、不特定多数の人々から資金を調達することを意味します。

Kickstarter(キックスターター)」を始めとしたクラウドファンディングサービスが2000年代後半からアメリカで盛んになり、日本では2011年の東日本大震災が契機となって数々のプラットフォームが誕生しています。

クラウドファンディングの3つの種類

クラウドファンディングは、いくつかの種類に分けることができます。分類方法については複数の説があり、定義があいまいな部分がありますが、ここでは「購入型」「寄付型」「投資型」の大きく3つに分類した種類を紹介します。

1.購入型 

購入型クラウドファンディングとは、起案されたプロジェクトに対して賛同・共感した人々(=支援者)がお金を出し、その見返りとしてプロジェクト起案者(=実行者)が商品やグッズ、サービス(=リターン)を提供する仕組みのクラウドファンディングです。それぞれのプロジェクトには目標金額プロジェクト実施期間が設定されます。

一般的にクラウドファンディングでは、「All or Nothing型」「All In型」という2種類の実施形態があります。「All or Nothing型」は目標金額が達成した場合のみプロジェクトが成立、つまり、目標金額が達成した場合のみ支援者にリターンが届き、目標未達の場合は返金となります。一方、「All In型」は目標金額に達しなくてもプロジェクトの成立が認められます

2.寄付型

寄付型クラウドファンディングとは、プロジェクトに対して支援者がお金を寄付をする仕組みのクラウドファンディングです。商品やサービスなどのリターンは基本的に発生しませんが、プロジェクトによっては、お礼の手紙や写真などを受け取れる場合があります。

被災地支援など社会貢献性の強いプロジェクトが多くなっています。

3.投資型

投資型クラウドファンディングとは、クラウドファンディングのプラットフォーム上で事業者へ資金を貸し付けたり、株式を購入したりして、分配金などの金銭的なリターンを受け取る仕組みです。

上記3つの種類のうち、生活者にアプローチする方法としては購入型クラウドファンディングがもっとも活用されています。日々、メディアを通して発信されているプロジェクトもほとんどが購入型の仕組みのものです。

そこで、本記事では「購入型クラウドファンディング」に焦点を当てて、ご紹介していきます。以下より、「クラウドファンディング」という言葉は「購入型クラウドファンディング」のことを意味しています。

生活者にアプローチ

クラウドファンディングを行う目的とは?知っておきたい5つのメリット

「クラウドファンディング=お金集め」というイメージを持つ方も多くいるのではないでしょうか。そのイメージが間違っているわけではありませんが、それだけではクラウドファンディングの実施検討をする上で情報が不十分です。

では、具体的にクラウドファンディングを行う目的やメリットとは何でしょうか。

メリット1.必要なお金を集めることができる

クラウドファンディングを行う1つ目のメリットは、クラウドファンディングという言葉にも含まれている「資金調達(funding)」が挙げられます。

実行者が必要とするお金を支援者から集めることが可能です。

メリット2.顧客獲得に繋がる

クラウドファンディングを行う2つ目のメリットは、新規顧客の獲得に繋がることです。

クラウドファンディングでプロジェクトを打ち立てることで、既存顧客に対してアプローチすることができることはもちろん、そのクラウドファンディングサービス内にいるユーザーに対しても情報発信することができるため、新規の顧客獲得に繋げることが可能です。

メリット3.実績づくりに繋がる

クラウドファンディングを行う3つ目のメリットは、実績づくりに繋がることです。

クラウドファンディングは、プロジェクト実施期間が終了した時点での合計調達金額・支援者数・目標金額に対しての達成率が残り、わかりやすく数字として実績を残すことができます。「クラウドファンディングで◯◯円調達した商品」というような実績を示すことによって、一般販売に向けての販路拡大のために活用したり、金融機関による融資検討の材料として活用してもらうことができます。

メリット4.テストマーケティングができる

クラウドファンディングを行う4つ目のメリットは、テストマーケティングができることです。

商品やサービスの一般販売前に、実際に自分のお金を出す選択をする人がどれくらいいるのか、どんな反応が得られるのかを測ることが可能です。

メリット5.在庫リスクを軽減できる

クラウドファンディングを行う5つ目のメリットは、在庫リスクを軽減できることです。

クラウドファンディングは言い換えると、先行受注販売の仕組みともいうことができます。先に「欲しい」と言ってくれる人たちの人数を可視化することができるため、初回ロットを作りすぎて在庫を抱えてしまう、というようなリスクを軽減することが可能です。

広報活動としてクラウドファンディングを活用する3つのメリット

これまでクラウドファンディングを行う一般的なメリットについて紹介しました。

次に、広報活動の一環としてクラウドファンディングを活用する場合のメリットを3つご紹介します。

メリットを確認する

メリット1.クラウドファンディングサービスにいる会員に対して情報発信することができる

広報活動の一環としてクラウドファンディングを活用する1つ目のメリットは、クラウドファンディングサービスにいる会員に対して情報発信することができることです。

大手のクラウドファンディングサービスには、そのサービス自体に多数の会員がいます。ある意味、そのクラウドファンディングサービス自体がいちメディアとして機能している側面があります。

メリット2.プロジェクト自体がPRネタになる

広報活動の一環としてクラウドファンディングを活用する2つ目のメリットは、プロジェクト自体がPRネタになることです。

クラウドファンディングを実施すること自体が話題づくりになります。プロジェクトをきっかけにメディアアプローチにつなげることもできるでしょう。

メリット3.プロジェクト終了後、実績として活用できる

広報活動の一環としてクラウドファンディングを活用する3つ目のメリットは、プロジェクト終了後、実績として活用できることです。

メディア関係者に対して自社を語る際に、クラウドファンディングで打ち立てた数字の実績やポジティブな応援コメントを活用することが可能です。

広報活動としてクラウドファンディングを実施する際の3つの注意点

広報活動でクラウドファンディングを活用することで、話題づくりになったり、新しいユーザー層にアプローチできたりするなど、様々なメリットがあることがわかりました。

しかし、やみくもにクラウドファンディングを行うだけではメリットは得られません。次に、クラウドファンディング実施を検討するにあたり、意識しておくと良い注意点を紹介します。

注意点1.プロジェクト実施の目的を明確にする

広報活動の一環としてクラウドファンディングを実施する際の1つ目の注意点は、プロジェクト実施の目的を明確にすることです。

なぜクラウドファンディングをするのか、目的を明確にしてプロジェクトを実施しましょう。目的がぶれてしまうと、プロジェクトページで伝える内容や、プロジェクトが開始したときにとるべきアクションも変わってきます。

注意点2.やりたいことに対して、クラウドファンディングが最適な手段であるか考える

広報活動の一環としてクラウドファンディングを実施する際の2つ目の注意点は、やりたいことに対して、クラウドファンディングが最適な手段であるか考えることです。

クラウドファンディングは、よくも悪くもわかりやすい数字で実績が残ってしまいます。成し遂げたい目標に対して、本当にクラウドファンディングが最適な手段であるか、その他に適切な手段はないのか、じっくり議論した上で実施することがおすすめです。

注意点3.参加したいと思われるプロジェクトかどうか考える

広報活動の一環としてクラウドファンディングを実施する際の3つ目の注意点は、参加したいと思われるプロジェクトかどうか考えることです。

クラウドファンディングは、支援者からの賛同・共感を可視化するツールです。実行者がやりたいと考えていることや伝えたい想いを発信して、支援者を集める必要があるため、実施を検討している内容で参加したいと思ってもらえるかどうか、客観的に考えることが大切です。

広報活動としてクラウドファンディングを活用した成功事例

最後に、クラウドファンディングの成功事例をご紹介します。

事例1.ユニークなプロダクトで成功!glafit株式会社の折り畳み自動ハイブリッドバイクの開発プロジェクト

glafit株式会社の事例

和歌山県のスタートアップ企業であるglafit株式会社は、自動車・バイクの関連用品の企画・製造に取り組んできた経験を活かし、自社初の乗り物である「glafit」を開発しプロジェクトを実施しました。

もともと知名度の高い企業というわけではありませんでしたが、プロダクトのおもしろさにサポーターが殺到し、目標金額300万円をわずか3時間で達成。プロジェクトをきっかけにオートバックスから声がかかり、全国での販売にも繋がりました。

単価も決して低いわけではなく、万人受けかどうかわからない独自性のあるプロダクトでしたが、特定の人たちに刺さったことで、最終的に大きな反響をよびました。ニッチなプロダクトであっても、特定の人に刺さる内容であれば、クラウドファンディングとの相性が良いとわかる事例です。

参考:自転車+バイク=glafitバイク スマートな折り畳み式電動ハイブリッドバイク|マクアケ

事例2.CAMPFIRE初の1億円超え!美少女アドベンチャーゲーム「MUSICA!」開発プロジェクト

美少女アドベンチャーゲーム「MUSICA!」の事例

美少女アドベンチャーゲーム「MUSICA!」のクラウドファンディングプロジェクトでは、39,696,000円の目標金額をわずか30分で達成し、その後、クラウドファンディングサービス「CAMPFIRE」初の1億円超えプロジェクトとして、数多くのメディアに取り上げられ話題になりました。

クラウドファンディングでは、必ず目標金額を設定してプロジェクトを実施します。そのため、その目標金額の達成スピードや最終的な目標達成率という数字の実績として残るため、盛り上がっているプロジェクト・人気のあるプロジェクトであるということが明確に伝わります。

特に本プロジェクトにおいてはCAMPFIREの中で初の1億円超えという快挙がメディア関係者にとっても取り上げる際の担保材料になった事例です。

参考:OVERDRIVE最終作「MUSICA!」開発プロジェクト – CAMPFIRE

事例3.社会性のあるコンセプトが話題に!認知症の方がホール担当するレストランイベント開催プロジェクト

認知症の方と作る「注文をまちがえる料理店」広がれてへぺろの輪

「注文をまちがえる料理店」では、「ホールで働くスタッフはみんな認知症、だから注文を間違えることもあるけれどここはそんなレストランである」と言い切り、間違えることをポジティブに転換させた企画として、約1,300万円を調達しました。

コンセプトの独自性や社会性の高さから、プロジェクト実施中はもちろん、プロジェクト終了後のレストラン開店時にも多くのメディアで紹介されました。

本事例のように、社会性の高いプロジェクトや人々の共感を集める内容は、クラウドファンディングとの相性が非常に良いプロジェクトのひとつです。

参考:認知症の方と作る「注文をまちがえる料理店」広がれてへぺろの輪 – クラウドファンディング READYFOR (レディーフォー)

広報でクラウドファンディングを活用するメリットを理解して、うまく活用しよう

数多くのプロジェクトが開始し、実施するハードルがどんどん下がり、身近になっているクラウドファンディング。

本記事では、そもそもクラウドファンディングとは何か、実施する目的やメリット、そして注意点についても紹介しました。

【クラウドファンディングを行う目的とは?知っておきたい5つのメリット】

メリット1.必要なお金を集めることができる
メリット2.顧客獲得に繋がる
メリット3.実績づくりに繋がる
メリット4.テストマーケティングができる
メリット5.在庫リスクを軽減できる

【広報活動としてクラウドファンディングを活用する3つのメリット】

メリット1.クラウドファンディングサービスにいる会員に対して情報発信することができる
メリット2.プロジェクト自体がPRネタになる
メリット3.プロジェクト終了後、実績として活用できる

【広報活動としてクラウドファンディングを実施する際の3つの注意点】

注意点1.プロジェクト実施の目的を明確にする
注意点2.やりたいことに対して、クラウドファンディングが最適な手段であるか考える
注意点3.参加したいと思われるプロジェクトかどうか考える

クラウドファンディングはあくまでもいち手段です。なぜ実施したいかという目的を明確にして、メリットを最大限に活かせるようにプロジェクトに取り組んでみてください。

クラウドファンディングに関するQ&A

PR TIMESのご利用を希望される方は、以下より企業登録申請をお願いいたします。登録申請方法料金プランをあわせてご確認ください。

PR TIMESの企業登録申請をするPR TIMESをご利用希望の方はこちら企業登録申請をする

この記事のライター

林 優

林 優

サイバーエージェント新卒入社、Makuake配属。イベント企画・運営を担当するとともに、ガジェット・ファッション・飲食店・日本酒…など、毎月数百件開始するプロジェクトの広報業務を担当していました。多岐にわたるジャンルのプロジェクトPRを担当する中で積んできた広報業務経験を活かしたコンテンツづくりに取り組んでいます。

このライターの記事一覧へ