記事検索
プレスリリースにおすすめの画像サイズ・解像度・ファイル形式の基本と選び方・5つのポイントを解説

プレスリリースにおすすめの画像サイズ・解像度・ファイル形式の基本と選び方・5つのポイントを解説

プレスリリースを配信するときは、アイキャッチや説明に画像を活用することで、メディアに魅力が伝わりやすくなります。

しかし、どのような画像を、どれほどのサイズ・解像度、どのファイル形式で用意すればいいのかわからず、迷ってしまうことも多いのではないでしょうか。

本記事ではプレスリリースを作成するのになぜ画像が必要なのか、推奨される画像サイズ・解像度・ファイル形式の基本と選び方をはじめ、どのような画像がプレスリリースの配信時に効果的なのかを紹介します。

プレスリリースに画像が必要な3つの理由

プレスリリースを配信するときに、「文章だけでも十分ではないか」「必ず画像を用意すべきなのか」と悩む人もいるかもしれません。プレスリリースを配信する際には、以下の3つの理由から画像を用意することをおすすめします。

  1. メディアに取り上げられやすい
  2. Web上で閲覧されやすい
  3. 魅力や情報が伝わりやすい

では、それぞれの詳細について確認していきましょう。

PC手元イメージ

1.メディアに取り上げられやすい

メディアにプレスリリースを取り上げてもらうためには、まずは記者の目に留まることが前提です。そのうえで内容が魅力的であれば、メディアに取り上げてもらえたり、取材につながったりします。

例えばPR TIMESでは、1日平均約1,000件のプレスリリースが配信されています。また、メディアには1日に数百件のプレスリリースが届くこともあります。メディア側も限られた時間の中で取捨選択を行っており、視覚的に内容が把握しやすいプレスリリースのほうが、記者の関心を引きやすくなります。

新聞や雑誌、Webメディアの記事の多くが「文章+写真」で構成されていることからもわかるように、画像は記事制作に欠かせない要素です。

プレスリリースに適切な画像が添付されていれば、記者は写真撮影の手間を省くことができ、そのまま掲載に使えるケースも少なくありません。特に、商品・サービスのビジュアル、人物写真、図解素材などは、即時性の高い記事ほど重宝されます。「すぐに掲載できる状態」を整えるという意味でも、画像の用意は重要なポイントといえるでしょう。

2.Web上で閲覧されやすい

現在、プレスリリースの多くは配信サービスを通じてWeb上で公開されます。PR TIMESを含め、プレスリリース配信サービスでは、プレスリリースを象徴する1枚の画像を「メインビジュアル」「アイキャッチ」などと呼びます。

この画像は、配信サービスの一覧ページや、SNSで拡散されたときのサムネイルとして表示されます。メインビジュアルによって注目を集め、「もっと読みたい」と思わせることができれば、その後の閲覧につながります。

また、プレスリリースに画像が挿入されていると、Web上で画像検索をしたときに検索結果として表示されます。そこからプレスリリースに飛んで閲覧するユーザーも出てくるため、閲覧数が増えることが期待できるでしょう。SNSでリンクをシェアした際に表示されるイメージ画像「OGP」やメイン画像については、こちらの記事で解説しています。

3.商品・サービスの魅力や情報が伝わりやすい

文章だけでは伝えにくい情報を、直感的に補完できる点も画像の大きな役割です。たとえば、まだ一般に知られていない新技術や仕組みを紹介する場合、文章だけで説明すると理解に時間がかかりますが、図表やイメージ図を用いれば一目で概要を伝えることができます。

季節限定の商品や新メニュー、スイーツなどであれば、画像1枚で質感や雰囲気、いわゆる「シズル感」を表現でき、読み手の関心を強く引きつけます。また、組織体制の変更やサービス構成の刷新といった内容でも、図解を用いることで変更点が明確になり、理解しやすくなります。

メディアに正確かつ魅力的に情報を伝えるためには、文章だけに頼らず、視覚情報を効果的に組み合わせることが重要です。プレスリリースでは「読ませる」だけでなく「ひと目で伝える」視点を意識しましょう。

プレスリリース画像の基本仕様と推奨サイズ・解像度まとめ

プレスリリースに使用する画像は、配信サービス・Web媒体・紙媒体など、掲載先によって求められる仕様が異なります。とくに「サイズ」「容量」「解像度」は、メディアがそのまま利用できるかどうかを左右するため、事前に整理しておくことが重要です。

そこで次に、Web配信時の推奨px(ピクセル)、印刷物で必要なdpi(ppi)、SNSシェアに適したOGPサイズなど、広報担当者が迷いやすい画像の推奨サイズについてまとめて解説します。

Web配信サービス向けの推奨画像サイズ・容量の目安

プレスリリースをWebで配信する場合、画像のサイズや容量は読み込み速度や表示品質に直結します。特にPR TIMESなどの配信サービスでは、1920px × 1280px以上が推奨されています。

容量は1枚あたり10MB以下が推奨され、これを超えるとメディアがダウンロードしにくくなるほか、プレビュー表示が重くなってしまう点にも注意が必要です。

基本的には画像を圧縮しつつ、商品写真やイベント写真などの質は落とさないように調整し、JPGの場合は70〜80%程度の圧縮率が目安になります。

また、縦横比は3:2または4:3が汎用性が高く、多くのメディアの掲載形式にフィットするため、全体のトリミングを想定しながら構図を決めることが重要です。

紙媒体・印刷物で使われやすい画像解像度(ppi/dpi)とサイズ

新聞・雑誌など紙媒体での掲載を想定する場合、画像解像度はWeb向けとは大きく異なり、一般的に350ppi(dpi)以上が推奨されています。これは印刷時に粗さが目立つのを防ぎ、写真の美しさを保つために必要な画質です。サイズとしては、A4紙面の1/2程度に掲載される場合でも、短辺1500px以上は確保しておくと安心です。

特にプロダクト写真や人物写真など精細な描画が求められるケースでは、印刷所の基準を満たす画像を提出できるかどうかが掲載可否に影響するため、Webと紙媒体では別データを管理する企業も少なくありません。

プレスリリースに添付する画像は、メディアからの二次利用を考慮し、高解像度版のDLリンクを別途用意しておくと、取材対応がスムーズになります。

OGPやSNSシェア用サムネイル画像の最適サイズ・縦横比

SNSでプレスリリースがシェアされる際に表示されるOGP画像(リンクカードのサムネイル)は、CTR(クリック率)を左右する重要な要素です。代表的な推奨サイズは、Facebook・X(旧 Twitter)ともに 1200×630px(16:9に近い横長) が最も汎用的で、文字や商品が切れずに表示されるため、多くの企業がこのフォーマットを採用しています。

SNS投稿例

縦長の画像はSNS内での視認性は高いものの、リンクカードでは自動的に横長にトリミングされるため、重要な要素は中央付近に配置することが必須です。

また、OGP設定では、画像にテキストを載せる場合は10〜15字程度の短いキャッチが適しており、視認性を妨げない構図が必要です。プレスリリース配信サービスでの表示とSNSでの表示が異なるため、複数サイズのOGPを準備しておくことで広報効果が高まります。

プレスリリースの画像は「メディアの立場」で選ぶ

これまで、プレスリリースに画像が必要な理由を説明してきました。では、どのような画像がよいのでしょうか。掲載する画像を選ぶ際には、メディアの立場で使いやすいかどうかを考えることが重要です。記者は、プレスリリースや取材で得た情報を基に、読み手に向けたコンテンツを作ります。その際に、どのような素材があればコンテンツにしやすいかを想像すると、必要な画像がわかりやすいでしょう。

メディアが使いやすい画像は、以下のようなものです。

  • 十分なサイズ・解像度がある
  • 複数パターン用意されている
  • 企業イメージや全体感・利用シーンが伝わる
  • 写真であれば、テキストをのせたりフィルターがかけられたりしていない

PR TIMESでの配信に適した画像の選び方やアップロード方法については、以下の記事もご確認ください。

プレスリリースに掲載する画像のポイント5つ

プレスリリースに掲載した画像は、メディア側で記事化された際にそのまま使われることが多いです。そこで、以下では、プレスリリースに掲載する画像を決めるときに大切な5つのポイントを紹介します。

1. 画像は3パターン以上そろえる

例えばWebメディアで記事が掲載されるときは、画像が複数枚使われることが多いです。新聞や雑誌などの紙媒体においては、メイン画像が1枚だけ選ばれるケースもありますが、いずれにせよ、複数の候補の中から選んでもらうため、画像は最低でも3パターン以上はそろえるようにしましょう。

同じようなカットを何枚そろえても効果は薄いです。ひとつの商品を紹介する場合、「全体が写ったカット」「主要なパーツがアップになったカット」「手に取って使う様子がわかるカット」など、異なるパターンを準備しましょう。メディアや担当者によって求めるパターンが異なることもあるため、複数の画像をプレスリリースに載せることで、「使いたい画像がある」と、記事化のチャンスをつかみやすくなります。

2. ファイルサイズは1枚あたり10MBまで

画像のファイルサイズが大きすぎると、メールで送信できなかったり、ダウンロードに時間がかかったりするため、1枚あたり10MBまでが目安です。これ以上重くなると、メディアの担当者とやりとりしにくくなるでしょう。被写体が美術品や高級ブランドなどで、どうしても高精細の画像を送る必要がある場合は、Microsoft OneDriveやGoogle ドライブなどのクラウドストレージを活用しましょう。

ファイルサイズは、マウスオーバーしながら右クリックして「プロパティ」を選ぶと、以下のように確認できます。サイズが大きすぎる場合は、ペイントなどの画像編集ソフトやオンラインの無料ツールで小さくすることができます。

プレスリリースに掲載する画像01

画像編集のツールについては、こちらの記事が参考になります。

3.解像度は紙媒体なら350ppi(dpi)以上がおすすめ

解像度は、紙媒体で使う想定なら350ppi(dpi)、Web掲載がメインであれば72ppi(dpi)以上に設定しましょう。こちらの数字が大きいと、ファイルサイズも大きくなります。また、グラフや表など、数字や文字が含まれた画像の場合は、解像度が低いと文字がつぶれて読めなくなってしまうため、注意が必要です。
画像のpx(ピクセル)数は、Webサイトのトップページ画像として大きく表示されても違和感がない、横1920px以上がおすすめです。

解像度は画像の上で右クリックして「プロパティ」から「詳細」のタブを押すと調べることができるので、確認しておきましょう。

プレスリリースに掲載する画像02

4. 縦横比は必要に応じて変える

縦横比については、掲載メディアや画像の目的によって、載り方が異なることを考慮しつつ、変えていきましょう。メディアによって、記事化した際にサムネイル画像が4:3の横長、1:1の正方形、縦長になるなど、縦横比が異なります。

例えばプレスリリースに掲載した画像が1:1の正方形サイズのみの場合、サムネイルが4:3で表示されるメディアでは、上下の部分が切り取られた形になるでしょう。

媒体によってフレキシブルに対応できるよう、プレスリリースに掲載する画像の縦横比は、3:2にしておくのも一計です。縦横比を3:2にすると、4:3の場合でも1:1の場合でもトリミングしやすいためです。

縦スクロールで魅力を伝えたい商品やサービスの場合は、横長画像と併せて縦長画像を準備しておきましょう。ただ、多くのWebメディアにおいてサムネイルは横長が主流です。縦長画像は、あくまで補足として用意するようにしましょう。

5. ファイル形式はJPG・PNGで準備

静止画像のファイル形式は、JPGかPNGで、画像の種類によって適切なものを選ぶようにしましょう。写真はJPG、イラスト・文字・図はPNGを選択したほうが、きれいに表示されやすく、容量も軽くなるケースが多いです。Web上でアニメーションを見せたい場合は、GIFもおすすめです。

写真イラスト・文字アニメーション
JPG×
PNG×
GIF

大手メディアが画像として使用するのは、ほぼJPG・PNGといってよいでしょう。Webメディアやブログでは、動きを表現するためにGIFを埋め込むことも多いです。なお、テレビ局などの動画メディアと動画素材をやりとりする場合は、mp4がおすすめです。

プレスリリースに効果的な画像の例

プレスリリースでは、さまざまなパターンの画像を用意すると効果的です。最後に、掲載すると効果的な画像の例について、紹介します。

1.商品の全体像・利用イメージ・魅力が伝わる画像

商品やサービスの全体像・利用イメージ・魅力が伝わる画像は、まず用意しておきたい素材です。

新商品のプレスリリースなら、商品の全体像や実際に使用しているシーンがわかる写真は必須です。また、サービスの場合も、利用の流れを図に起こすなどして、全体像が想像できる画像を用意しましょう。イベントやキャンペーンなどの場合も同様です。イラストとキャッチコピーを組み合わせてコンセプトを伝えるのもおすすめです。

2.見せたい部分にフォーカスした画像

次に、見せたい部分にフォーカスした画像も用意しましょう。ただ、こちらは全体像がわかりにくいため、メイン画像にはなりにくいことも考える必要があります。基本的に、全体像が伝わるものとセットで使うのが効果的でしょう。

こだわり抜いたビジュアルや、起用した著名人、最新の技術が搭載されている部分などは商品のアピールポイントとなります。アングルや色彩にもこだわった画像を載せましょう。

全体像がわかる画像と一緒に使うとメリハリが出るため、プレスリリース全体の中でも、冒頭に全体像、後半にアップ目線の画像を配置する、などの構成もおすすめです。前半の文章を読み終わった読み手の視線を、プレスリリースの後半に誘導しやすくなります。

3.白背景・テキスト抜きの画像

商品画像の場合は、Webメディアでサムネイル用にコラージュされたり、雑誌で掲載されたりといった用途も想定されます。そのため、白背景で商品単体が写った画像も、準備しておくといいでしょう。ただし、新聞では紙面が白黒のことが多いので、画像の輪郭がわからなくなる白背景は、そのまま使用しにくいとされています。ターゲットとするメディアが定まっているなら、メディア側の担当者にヒアリングして、望ましい画像を準備しましょう。

また、テキストが入っている画像は「媒体イメージに合わない」「広告感が出る」「伝えたい内容とマッチしない」などの理由から、掲載しにくいとされています。どうしてもテキストを入れた画像をプレスリリースに使う必要がある場合は、テキストを入れる前のオリジナル画像も用意しておくと、メディア側が使いやすくなるでしょう。

4.グラフやデータの画像

グラフやデータは、客観的な事実を伝えるときに理解を促すもの。これらを挿入することで、プレスリリース全体の信ぴょう性を高める効果があり、内容も理解されやすくなります。

商品・サービスの利点を説明するときは、「多い」「少ない」「洗練された」「美しい」など、読み手によって価値観が異なる形容詞を使うと、プレスリリースの内容があいまいで、多様な解釈を持つものになってしまいます。客観的な数字を交えながら作成し、伝わり方に差が出ないようにしましょう。イラストや概念図などで補完すると、よりわかりやすくなります。

外部のデータを引用する場合は、利用規約を確認したうえで必要な許諾を得て参照元を記載する必要があります。また、グラフや表を作成した場合は、その入力データを保存しておきましょう。メディア側から「データを確認したい」と打診があったとき、スムーズに対応できます。

プレスリリースに掲載する画像は、画像SEO対策も実施しよう

オンライン上でプレスリリースを配信した際に、「画像が検索結果に表示されない」といったトラブルが起きることがあります。画像が検索結果に表示されているか否かにより、クリック率は大きく変わります。

検索結果に表示されるためには、「画像SEO対策」を実施することがポイントです。特に、ファイル名やaltタグの設定などは重要です。詳細については、以下のコンテンツで解説しているのでぜひ参考にしてみてください。

プレスリリースに掲載する画像の権利・使用条件にも注意しよう

画像の選定・使用時には著作権や肖像権、使用許諾といった法的な側面にも配慮が必要です。トラブルを未然に防ぐためにも、肖像権やライセンスの確認は必ず行いましょう。

肖像権の確認

人物が写っている画像を使う場合は、その人物からの使用許可が必要です。とくに社員・顧客・外部モデルを写した画像を配信する際は、必ず事前に同意を得てください。

素材画像のライセンスを確認する

フリー素材や有料素材を使用する場合も、商用利用可・再配布可であることを確認しましょう。「プレスリリースでの使用はNG」「再利用・転載禁止」の素材もあるため、利用規約を事前にチェックすることが重要です。

メディア掲載を想定した利用許諾の整理

プレスリリースに掲載する画像は、二次利用(転載・拡散)されることが前提です。そのため、自社で権利を保有している画像、または自由に利用・配布できる条件の画像を用意しておくと安心です。

プレスリリースではメディアに魅力が伝わる画像を用意しよう

プレスリリースの配信においては、メディアに記事化され、より多くの人に届けるため、画像を準備することが重要です。どうしても画像の準備ができない場合は、有料のイメージ画像を購入する方法もあります。

画像があることで、記者の目に留まりやすいだけではなく、その後の記事掲載にもつながります。写真以外にもイラストやグラフなど、さまざまな表現方法があります。解像度やサイズなどのポイントを確認しながら、適切なものを選び、魅力が伝わるプレスリリースを作成しましょう。

適切な画像を挿入し、魅力が伝わるプレスリリースを作成してみてはいかがでしょうか。

<編集:PR TIMES MAGAZINE編集部>

PR TIMESのご利用を希望される方は、以下より企業登録申請をお願いいたします。登録申請方法料金プランをあわせてご確認ください。

PR TIMESの企業登録申請をするPR TIMESをご利用希望の方はこちら企業登録申請をする