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【トレンド徹底活用術vol.9】母の日編:生活者のニーズを捉えたプレスリリースで感謝を伝える機会を提案しよう

自社の新情報に関するプレスリリースは、時節やトレンド情報をかけ合わせることで、より注目度が上がります。トレンドキーワードをフックにプレスリリースを配信することで商品・サービスの情報は、メディア関係者だけでなく、生活者にも届く可能性が高まるでしょう。

本記事では「母の日」をピックアップ。カーネーションなどの生花を扱う企業はもちろんのこと、生活雑貨や食品などギフトを展開する企業、ホテル業界など、幅広く活用しやすいトレンドです。ぜひ記事を参考に、自社のプレスリリース作成にお役立てください。

「母の日」をプレスリリースに活用するSTEP

5月の第2日曜日は「母の日」。日付ではなく曜日に基づいて制定された記念日のひとつです。「母の日」は、母への感謝を表す日です。この記念日を活用したプレスリリースの作成から配信方法までのステップをご紹介します。

基本の8ステップは以下です。中でも、「母の日」のプレスリリース配信に特に役立つポイントを事例とともに解説していきます。

トレンド活用術8ステップ

基本となるステップについてはこちらの記事をご確認ください。

画像素材にこだわる

プレスリリースで使用する画像は、テキストでは伝えきれない商品・サービスの魅力を伝えることができます。また、「母の日」は多くの人が注目することから、SNSを活用し「#母の日」で投稿したくなるような画像素材を意識するとよいかもしれません。

「母の日」に関する画像の多くは、カーネーションを添えることが多いです。カーネーションを贈る由来は、アメリカのアンナ・ジャービスが母親を追悼する際に、生前好きだった白いカーネーションを祭壇に手向けたことからとされています。

「母の日」についてはこちらを参照ください。

プレスリリースに掲載する画像も、一目で「母の日」をイメージしやすいカーネーションなどを用意し、商品・サービスと絡めたものにするとよいでしょう。ほかにも、母親に「感謝」や「愛情」が伝わるような画を意識することをおすすめします。

記念日を意識するだけでなく、実際に商品・サービスの利用シーンを想起できるようなものや地域性や限定性など、ニュース性が伝わる素材を用意しておくことで、スムーズにメディアに掲載される可能性が高まります。

1.利用イメージを膨らませる画像を用いたプレスリリース例

ピンク色を貴重とした背景に、カーネーションをイメージしてデザインされたチョコレートや花を添えて「母の日」を表現。白色のパッケージやプレースマットと合わせることで、コントラストをつけた写真も印象的です。
参考:【進化系フラワーショップkarendo】お花屋さんが作る「母の日」をより華やかに彩る新作チョコレートが季節限定発売

「母の日」がわかるカーネーションにフォーカスした写真のほか、ギフトに適した商品ラインナップを紹介。実際に身につけた写真を複数枚掲載することで、利用シーンがイメージしやすくなっています。
参考:“洗えて、軽量” EDITA.(エディータ)がサポート。大切な人へ「ありがとう」を伝える、母の日のギフトセレクション。

2.ニュース性を意識した画像を用いたプレスリリース例

「母の日」と「ジャイアントパンダ日中共同繁殖研究30周年」というニュース性を意識し、お母さんパンダへの注目を高める画像を使用しています。独自性・希少性といったメディアフックにもつながる事例です。
参考:おかげさまで「ジャイアントパンダ日中共同繁殖研究30周年」お母さんパンダ「良浜(らうひん)」へ感謝を伝える母の日イベントを開催 2024年5月12日(日)

メディアによって求める画像は異なるため、種類を豊富に用意しておくことも大切です。紙・Webメディアどちらの掲載基準にも対応できるように、画像解像度やサイズにも配慮しましょう。

広報PR担当者自身が画像を用意する場合は、以下の記事もぜひ参考にしてみてください。

<参考:PR TIMES MAGAZINEノウハウ記事>
カメラマン直伝!広報担当者が知っておきたいカメラ・写真撮影の基礎知識
プレスリリースに画像は必要?広報が教えるおすすめの画質・サイズ・枚数
【プレスリリース用の画像編集】メディア掲載にも対応できる画像を作る5つのテクニック

情報収集して傾向をチェック

「母の日」の起源には諸説ありますが、よく知られているのは「1908年、アメリカの女性が亡き母を追悼するため、その墓にカーネーションを飾ったことが始まり」といわれています。しかし、近年では、従来の「カーネーションを贈る日」から変化を遂げています。

実際に母親に贈りたいと思う物は何なのか、「母の日」はどのような日と受け取られているのか、世論を反映した情報発信ができるとよいでしょう。

生活者の声を聞く

現代の「母の日」が世間からどのように捉えられているのかを知るには、アンケートを実施し、生活者の意識を調べるのがおすすめです。「母の日」に対する生活者の意識やニーズが把握できるのでアプローチの方法も明確になるはずです。さらに、調査結果を数字で表すことができればプレスリリースにも説得力が加わります。インターネット調査であれば数日間で結果を手に入れることも可能です。

<アンケート項目の例>

  • 母親との関係は良好ですか
  • 「母の日」はプレゼントを贈りますか
  • プレゼントは何を贈りますか
  • プレゼントの予算はどのくらいですか
  • プレゼントはどのように渡しますか

自社で調査を行う場合は、こちらの記事を参考にしてみてください。

インターネットやSNSから情報を集める

インターネットの検索結果やSNSから情報を集める方法もおすすめです。情報収集の段階では、自社プロダクトとの関連性はあまり気にせず、広く市場の傾向をつかむ糸口として一般的なワードで検索してみましょう。毎年多くの人が検索しそうな複数のキーワードで情報を集めてみてください。

例えば、Instagramで「母の日」と検索すると以下のような結果となります。

<Instagramにおける検索結果の例>

  • 「#母の日プレゼント」の投稿数約78.7万件
  • 「#母の日ギフト」の投稿数約53.2万件
    (2024年5月現在)

関連するハッシュタグも見てリサーチしてみるとよいでしょう。多くの人が気になっている情報はメディア関係者も注目しています。そこから、今年ならではの切り口が生まれるかもしれません。

instagramで生活者の声をチェック

ペルソナをイメージ

自社の情報を誰に届けたいのかを整理し、ペルソナを設定することも大切なステップです。近年、「母の日」は贈り物や過ごし方など多様化していることが考えられます。特定の性別、年代にこだわらず、視野を広げたペルソナ設定を行いましょう。

<ペルソナ例>

  • 名前
  • 年齢
  • 性別
  • 家族構成
  • 年収
  • 日課にしていること
  • 1日のスケジュール(平日/休日別)
  • 情報収集の方法  など

ペルソナはプロダクトやサービスの企画・開発の段階である程度決まっていることも少なくありません。企画・開発に携わった他部署とも擦り合わせてくことをおすすめします。

ペルソナ設定についてさらに詳しく知りたい場合は、こちらの記事を参考にしてみてください。

調べた情報を箇条書きで整理

これまで得た情報を元に自社プロダクトをどのようにアピールしていくのか、プレスリリースに盛り込みたい内容をまずは箇条書きで要点を整理していきましょう。自社プロダクト・サービスの特徴だけでなく、時流にマッチしたアピールポイントがあるかを改めて見直すことで、プレスリリースを読みやすくまとめることができます。

自社で行ったアンケートや他社の調査結果で明らかになった生活者の意識、SNSで調べた生活者のニーズなどをうまく活用しましょう。

細かな配信設定を活用してプレスリリースを配信

プレスリリースが完成したら、配信の設定を行いましょう。

PR TIMESからプレスリリースを配信する場合は、自社の情報が「母の日」に関連しているものだと見つけてもらいやすいよう、キーワード登録を効果的に活用しましょう。

キーワード

複数のキーワードを設定しておくことで、メディアにとっても「母の日と〇〇は関連性がありそうだ」と新たな発見につながることもあります。

PR TIMESからプレスリリースを配信する際のキーワード設定については、以下の記事で詳しく解説しています。

なお、どんなにトレンドキーワードと関連付けていても新規情報がないとプレスリリースにはなりません。PR TIMESで配信する際は掲載基準を満たしているか、以下の記事を参考にしながらチェックしましょう。

プレスリリースは配信したら終わりではありません。プレスリリース配信サービスを利用した場合は自社のホームページにも掲載したり、SNSでプレスリリースページのURLをシェアしたりするなど、より多くの人の目に留まるよう努めましょう。

プレスリリース配信直後だけでなく、駆け込み需要を見込んで「母の日」の直前にも再びSNSでシェアするなどの拡散も忘れてはいけません。

プレスリリース配信後の活用方法については以下の記事も参考にしてみてください。

現代ならではのアプローチも取り入れて、「母の日」を盛り上げるプレスリリースを作成しましょう

記念日としてなじみのある母の日。毎年贈り物をしている生活者も多く、いろんな想いがあるはずです。

もともとは「カーネーションを贈る日」であった母の日も、近年では多様化し、ギフトの種類や想いの伝え方にもさまざまなかたちがあります。プレゼントを贈った後のことまで想像できるような画像を用意したり、生活者のニーズを把握したうえでアピールポイントを精査したりし、読み手が有益だと感じられるプレスリリースを作成して今年の「母の日」を盛り上げましょう。

<編集:PR TIMES MAGAZINE編集部>

母の日のプレスリリースの書き方に関するQ&A

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この記事のライター

金村 魁

金村 魁

2020年にPR TIMES入社。前職では人材業界でキャリアアドバイザー業務に従事。求職者の転職支援を通じて「伝える」と「伝わる」の違いに興味を持ち、言葉についてより深く知れると考えPRの世界へ。現在はプレスリリース配信のお手伝いや社会貢献団体の支援を担当。根っからの動物好き。ペットフードを新しく買ったら自分でも食べてみてるのは内緒。

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