広報が知っておきたいMEO対策とは?ローカル向けのコミュニケーションを行う5つの方法

ローカル検索」という言葉を聞いたことはありますか?

飲食店やホテルをはじめとする地域に根ざした店舗が検索される際や、Map機能を利用した検索の際、検索されている場所によって検索結果が異なります。このように、検索した場所によって検索結果が変わる仕組みは「ローカル検索」とよばれています。

本記事では広報担当者も知っておきたい、ローカル検索についての基礎知識と、ローカル検索への対策を行う「MEO対策」についての基礎知識を紹介します。

広報も知っておきたい「MEO対策」とは?

Google検索エンジンでは、検索者の位置によって最適な検索結果を出す仕組みが使われています。

例えば、東京で「薬局」と調べたときと、大阪で「薬局」と調べたときでは、検索結果に表示される薬局は異なります。東京で薬局を調べているのに、他の地域の薬局の情報を見ても参考になる可能性は低いため、実店舗の情報はよりアクセスする可能性が高い地域が表示されるのです。

これらの検索された場所を考慮して検索結果を決める仕組みのことを「ローカル検索」とよび、ローカル検索された際に正しい情報を表示させたり、より上位に表示させたりする対策をすることを「MEO対策(Map Engine Optimization)」「ローカルSEO」などと呼びます。

MEO対策を行う必要性・メリットとは?

では、MEO対策を行うにはどのようなメリットがあるのでしょうか。

実は、店舗を検索する際には、44%もの人がMAPを利用している(※1)とGoogleが発表しています。こちらは2015年のデータのため、現在ではさらに多くの人がMAPを利用していると考えられます。

また、MAPで訪問先を調べているユーザーの41%は、検索後24時間以内に店舗訪問している(※1)とも発表されており、集客につながる可能性がとても高いことがわかるでしょう。

このように、実際に店舗を訪れる確率が高い人に対してアプローチできることがMEO対策をするメリットです。

さらに、検索された際に店舗の営業時間・定休日・住所といった情報が揃っていることで78%も信頼が高くなる(※2)といわれています。店舗を訪れようとしているユーザーに対して正確な情報を届けることで、より訪問してもらえる可能性が高くなるといえるでしょう。

※1:The power of media-rich map listings

※2:Enhance your Google My Business listing with Street View imagery

広報が今すぐ行いたい5つのMEO対策方法

ローカル検索で重視されるポイント

ローカル検索では、「関連性」「距離」「知名度」が重視されています。

●関連性

ユーザーが調べているワードと関連性が高い店舗が表示されやすくなります。

例えば「カフェ アルコール」と調べている場合、お酒を提供していることを明記しているカフェが上位表示されやすくなります。

●距離

ユーザーと店舗の距離も検索結果を左右します。

例えば渋谷駅で「ホテル」と調べたときには、渋谷駅近辺のホテルが優先的に表示されやすくなります。

●知名度

知名度の高いブランドや、ランドマークになっている場所は検索結果でも上位に表示されやすくなります。知名度の高さは、口コミ数、オンラインでのリンク数やコンテンツなども影響します。

MEO対策では、「関連性」を正確に示し、「知名度」を高めるための対策を行う必要があります。では、具体的な方法を確認していきましょう。

対策1.Googleマイビジネスに登録する

MEO対策は、まずはGoogleマイビジネスに登録するところから始めます。

Google マイビジネスは、さまざまな Google サービス(Google 検索や Google マップなど)上にローカルビジネス情報を表示し、管理することができる無料ツールです。

引用:Google マイビジネスへようこそ – Google マイビジネス ヘルプ

店舗の情報を入力したり管理したりするためには、Googleマイビジネスの登録が必須です。まずは、アカウントの作成から始めましょう。

>>Googleマイビジネスのアカウント作成

対策2.正しい店舗情報を登録する

Googleマイビジネスにアカウントを登録したら、正しい店舗情報を登録していきましょう。

口コミコムの調査によると、飲食店の52%が間違った営業時間をGoogle マップに掲載していると発表されています。営業時間や定休日、住所などの時間が間違っていると、足を運んでくれた人をがっかりさせてしまう可能性があります。正確な情報を掲載するようにしましょう。

また、ユーザーの62%は写真を好み、写真があることで検討してもらえる確率が29%高まる(※2)といわれています。写真を入れて、雰囲気が伝わるようにするように工夫しましょう。

※2:Enhance your Google My Business listing with Street View imagery

MEO対策_店情報の登録

対策3.検索キーワードやエリアを検討する

どのようなキーワードで検索されたときに、店舗を上位表示させたいのか、キーワードやエリアを検討することも重要です。

例えば「東京 お好み焼き」とするよりも「渋谷 お好み焼き」とエリアを限定したほうが、渋谷エリア近辺で検索されたときに上位表示されやすくなるでしょう。

また、「お酒も飲める」「深夜まで営業」「子連れ歓迎」「バリアフリー」など、ユーザーが検索しそうなキーワードかつ、自社に当てはまるキーワードを検討することも大切です。

対策4.口コミやレビューには丁寧に返信をする

広報がMEO対策を行う際にとくに重視したいのは、口コミやレビューへの返信です。広報としてステークホルダーとのコミュニケーションは重視したいポイントです。

口コミコムの調査によると、飲食店の97%が、Googleマップの口コミに返信できていないと発表されています。口コミの返信をすることで、他社と大きく差をつけられるでしょう。

また、口コミへ返信する際は、ネガティブな内容への対応が特に重要です。自社に非がある場合は真摯に対応し、不当なクレームや誤解の場合でも冷静に対応しましょう。一人ひとりの声に向き合った対応することで、レビューをした本人だけでなく、レビューを見ている人にも好印象を与えられます。

MEO対策_レビュー返信イメージ

対策5.MEO対策ツールを導入する 

すでに紹介したように、ローカル検索の結果は検索している場所によって結果が変わります。様々な場所に移動しながら、自社がどのように表示されているのか確認するのは現実的に難しいでしょう。

エリア別やキーワード別の検索結果を知りたい場合は、MEO対策ツールを利用することも一案です。本格的に運用を始める際には、検討してみてもよいでしょう。

広報がMEO対策を行う際に知っておきたい注意点

Googleマイビジネスに店舗情報や画像を登録したあと、気になってくるのは「口コミ」の数ではないでしょうか。

口コミを増やすために「レビューを書いてくれたらソフトドリンク無料」など特典を提供したくなるかもしれません。しかし、口コミの見返りに特典を用意することはGoogleのガイドラインに禁じられています。

クチコミは、偏見がなく正直なものであって初めて価値が生まれます(ビジネス オーナーはクチコミの見返りに特典を提供するなどの行為をするべきではありません)。

引用:Google でクチコミ数を増やす – Google マイビジネス ヘルプ

ガイドラインを無視した運用を行うと、ペナルティが発生し、最悪の場合は店舗の情報が検索結果に表示されなくなる可能性もあります。

Googleにて禁止されている事項を把握して、ポリシーに沿った運用を行うよう注意しておきましょう。

生活者に正しい情報を届けるためにMEO対策を行おう

MEO対策は、マーケティング担当者が行うことが多い施策でしょう。しかし、担当者がいない場合やMEO対策されていない場合は、正しい情報を届けるために広報が一役買いたいところです。

今後もローカル検索のアルゴリズムが発展し、MAP検索する人が増えるにつれて、MEO対策の重要性は増していくと考えられます。

生活者に正しい情報を届け、集客につなげられるよう、本記事で紹介した基本のMEO対策から始めてみてはいかがでしょうか。

この記事のライター

海地 円香

PR TIMES MAGAZINEのディレクター兼SEO担当。韓国在住のフリーランスとして、日本国総領事館の広報や、SEO、マーケティング、データ分析、Webディレクションなどをしています。PRMAGのコンテンツが、みなさまの新しい発見や、行動のきっかけになれば嬉しいです✾

この記事に関連する記事

今注目の記事