PR TIMESでは、企業登録申請によって発行される管理画面からプレスリリースの配信設定が行えます。誰でも直感的に操作できるUIを目指し、管理画面からはいつでも配信マニュアルを確認できたり、初めて配信する際は基本のステップが表示されるように設定されているので、使い始めの方でも安心です。
しかし、中には「初めて使うツールだし、さまざまな機能を使いこなせるか心配……」と思う人もいるかもしれませんね。
そこで本記事では、PR TIMESをより便利に使いこなすための11個の「小技」をご紹介していきます。試したことのない機能も、ぜひ実践してみてください。
さっそく実践したい!PR TIMESの知っておきたい便利機能11選
便利機能を使いこなせるようになれば、よりスムーズにプレスリリースが登録できるようになったり、より伝わりやすいプレスリリースを作り上げることができるようになります。
どれも覚えてしまえば簡単・便利な機能ばかりなので、ぜひこの機会に押さえておきましょう。
1.リンクの有効性を確認するURLチェック
PR TIMESには、URLのハイパーリンクが有効になっているかの検証ができる機能が備わっています。
プレスリリースの新規登録・編集画面内で、本文中にURLを入力すると、自動で判定してくれる仕組みです。http://(もしくはhttps://)で始まる半角英数の文字列を取得し、リンク先が存在するかどうかを検証しています。
ただし、途中に半角スペース、日本語が入る場合は対象外となってしまうため、注意が必要です。
2.「ら抜き言葉」などアラート表示をしてくれる校正機能
プレスリリースの新規登録・編集画面内には、校正機能が備わっています。編集画面の下部にある「本文校正」ボタンをクリックすることで、利用できます。
「ら抜き」「不快語」「二重否定」「使用注意」「当て字」「誤変換」「機種依存または拡張文字」の種類に当てはまる文字を校正にかけると、対象部分が黄色ハイライトで表示されます。またその箇所にマウスオーバーさせると、アラート理由と推奨例が表示されます。
校正の対象になるのは、タイトル・サブタイトル・リード文・本文・本文反映済みの画像キャプションです。
ただし、この機能は細かな誤字脱字まではカバーできないため、あくまで補足的なものとしての利用をおすすめします。第三者のWチェックの上で、最終チェックに活用しましょう。
また、アラートが出ていても次の設定に進めます。確認のうえで不備がなければそのまま進めてください。
校正機能をさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。
3.初めてプレスリリースを作成する人でも安心なテンプレート
初めてのプレスリリース作成で、「どのようにしていいかわからない」「書き方が不自然でないか不安」と思う人もいるでしょう。
PR TIMESでは、初めてプレスリリースを作成する人でも安心できるテンプレートが用意されています。
さまざまな利用シーンを想定したテンプレートが19種類以上格納されており、一括でダウンロード可能なので、プレスリリース内容に沿ったものを利用してください。
詳しくは、こちらの記事を参考にしてください。
4.画像がない場合に試したいPIXTA利用
プレスリリースを作成するにあたって、画像は欠かせない要素の1つです。しかし、画像素材を用意しづらい内容の場合や準備期間が短い場合など、公式の画像を用意することが難しいケースもあるでしょう。そんなときに利用したいのが、ストックフォトサービスのPIXTAです。
PR TIMESでは2016年よりPIXTAと提携しており、どなたでも無料で利用できます。利用方法など、詳しくはこちらの記事を参考にしてみてくださいね。
5.空間イメージ訴求にぴったりな360度パノラマ画像
空間のイメージをより魅力的に伝えたい場合、単なる画像素材よりも、360度パノラマ画像の利用がおすすめです。イベントの様子や、施設内の雰囲気、特殊視線の共有など、さまざまな活用方法があります。
PR TIMESの360度パノラマ画像挿入機能は、RICOH360とストリートビューの2つに対応しています。
詳しい挿入方法については、こちらの記事を参考にしてください。
6.自社保有のメディアリストに一斉送信できるインポートリスト
インポートリストとは、自社で保有しているメディアの情報をCSV形式でインポートして作成するリストのことを指します。インポートリストを登録することで、すでに個別の連絡先を知っているメディア関係者へもPR TIMESを使ってプレスリリースを一斉送信できます。
インポートリストの詳しい設定方法については、こちらの記事でご紹介しています。
7.配信権限を細分化できるユーザー設定
PR TIMESでは、メインユーザー以外にもユーザーを追加してプレスリリースの登録作業や配信済みプレスリリースの管理を複数人で行うことができます。このとき、追加ユーザーごとに管理画面内での操作権限を制限できます。
リリース配信権限の設定方法や利用できる機能の違いについては、こちらの記事で詳細を解説しています。
8.原稿をそのままアップできるWordインポート
テキスト入力の手間を省く機能として、「Wordファイルインポート機能」が備わっています。
Wordで作成した文章を、そのまま入力フォームに反映させることができる機能で、一度Wordで作成したプレスリリースの文章を、わざわざPR TIMESの配信フォームに移し替える手間が省けるので、作業スピードがぐんと上がります。
Wordファイルインポート機能の詳しい利用方法については、こちらの記事を参考にしてください。
9.PR TIMESサイト上の公開制限
PR TIMESサイト上での公開制限も設定できます。管理画面で原稿を入稿した次の「プレスリリースの配信・掲載方法を指定」ページの「詳細設定を開く」から選択できます。
メディアユーザー限定で公開する
こちらを選択すると、プレスリリースはPR TIMESサイトで一般公開されず、メディアユーザー(PR TIMESに登録しているメディア関係者)だけが閲覧可能な状態になります。また、設定されたメディアリストと全メディアユーザーに、メールもしくはFAXで配信されます。
PR TIMESのサイトに公開しない
こちらを選択すると、PR TIMESサイトには一切公開されず、設定されたメディアリストのみに対してメールもしくはFAXで配信されます。上記の「メディアユーザー限定で公開する」はメディアリストに含まれていない報道関係者(メディアユーザー)もサイト上では閲覧できるのに対し、こちらはメディアリストに含まれる宛先に送られるメールでしか確認できないようになります。
配信サービスを利用してプレスリリースを配信するメリットは、多くのステークホルダーに届けられる点です。特別な事情がない限りこちらの公開制限は使用せず、多くの報道関係者や生活者に広く届けることを推奨しています。
プレスリリースを限定公開する方法や注意点などの詳しい内容は、こちらの記事を参考にしてください。
指定したメディアリストにのみ素材ダウンロードを表示する
こちらを選択すると、指定したメディアリストへ送信するメールのみにプレスリリースの素材ダウンロードリンクが表示されます。 個別登録しているメディアユーザーや個人ユーザーにも表示されません。
10.アカウントの統合
一企業のアカウントが何らかの理由により2つ以上あり、その異なる2つ以上の各アカウントで一般公開されている企業ページのプレスリリース一覧表示を「統合」し、一覧部分の見え方を同一にすることができます。
表示を統合するメリットは、過去に別のアカウントから配信した情報を一覧でチェックできるようになること。メディア関係者も情報収集がしやすくなります。
「統合」を行う際の注意点は以下の3点です。
- 同一社名のアカウントの場合のみ統合が可能です。登録されている社名の正式名称が異なる場合には、統合ができかねます。
- アカウントの統合を行った場合でも企業専用の管理画面や請求先情報、ユーザー情報は統合がされません。あくまでも一般向けに公開されている企業ページのプレスリリース一覧のみが統合されます。
- 統合する2つ以上のアカウントのいずれかが「親」になる、「子」になるということはありません。
なお、この「統合」はPR TIMES側でしか変更ができないため、一度サポート&サクセスデスク宛てにご連絡ください。
11.プレスリリースの閲覧経路を確認できる参照サイト
PR TIMESの管理画面では、プレスリリースのPV数・UU数に加えて、プレスリリースにアクセスする過程でどのWebサイトを経由しているかを部分的に確認できます。
管理画面の左メニューから「分析データ」>「レポート」を選択すると、プレスリリースごとにPV(ページビュー)数・UU数が表示されます。
さらにその右側に「転載サイト」「参照サイト」の数が表示されており、数字をクリックすると参照サイトの内訳を確認することができます。
「このプレスリリースはSNSからの流入が多い」など、閲覧経路を確認することで、次回以降のプレスリリースの改善に活かしていくことができるでしょう。
現在は一部のWebサイトのデータしか取得していないため、あくまでも参考程度に活用してみてください。
便利機能を活用してスムーズなプレスリリース配信を
本記事では、PR TIMESをより便利に使いこなすための11個の小技をご紹介しました。
プレスリリースをただ配信するだけでなく、内容を充実させることで、より広く届けることのできる情報になるでしょう。また、便利機能を活用すれば、作業としてもスムーズにこなせるようになるはずです。
今回ご紹介した11個の便利機能をぜひ活用してみてくださいね。
PR TIMESの便利機能に関するQ&A
PR TIMESのご利用を希望される方は、以下より企業登録申請をお願いいたします。登録申請方法と料金プランをあわせてご確認ください。
PR TIMESの企業登録申請をするPR TIMESをご利用希望の方はこちら企業登録申請をする