広報PR活動の効果測定のために用いられる「クリッピング」。PR TIMESの企業管理画面でWebクリッピングを使用すると、メディアに掲載された数や内容などの反響を調べることができます。本記事では、データをレポートで出力し、結果を共有することができるWebクリッピングの「レポート機能」について解説します。
Webクリッピングのレポート機能を広報PRで活用するメリット
「考課で広報PRの成果を報告したい」「社内で広報PRの取り組みを伝えたい」──。そのような時に便利なのが、Webクリッピングのレポート機能です。本記事では、機能を活用するメリットを3つ紹介します。
1.広報PR施策の効果を共有しやすくなる
広報PR施策は成果が数字に直結しにくいものもあり、PDCAサイクルの回し方や、次の目標設定までのフローに課題を感じる担当者も少なくないでしょう。
特に、社内の他部署と連携したり、担当者ごとに手がけた広報PRの成果を発表したりする際には「いつ」「どの取り組みで」「いくつパブリシティを獲得した」などの内容を、具体的に説明する必要があります。Webクリッピングのレポートデータを活用することで、客観的な効果を共有しやすくなるといえるでしょう。
なお、広報PRにおける目標設定についてはこちらの記事で解説しています。
2.時系列で効果測定できる
Webクリッピングのレポートは、指定した調査期間中の1日ごとのデータをCSVでダウンロードできるため、時系列でデータをまとめやすいです。右上のカレンダーマークを押すと、1週間・1ヵ月・3ヵ月・半年など任意の取得年月を決めることができます。
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3.次の広報PR戦略の策定にも生かせる
Webクリッピングのレポートで効果を測定することで、次の広報PR戦略の策定に活かせます。例えば、以下のような情報を集める手助けとなります。
- 広報活動を通じて出した情報やメッセージが正確に伝わっているか
- 広報活動に対する世間からのフィードバックは何か
- 競合他社の社名・サービス・商品と比較
- Webメディア上の掲載件数や反響
- 想定していたパブリシティ目標とのギャップ
これらの項目を組み合わせて収集することで、次の広報PR戦略策定に役立てることも可能でしょう。また、Web記事で取り上げられた内容もチェックできます。プレスリリースを発表したとき、ニュースそのものが注目されていることもあれば、担当者にフォーカスした内容となっていることもあります。こうした情報が集まるクリッピングは、広報PR活動に対する世間からのフィードバックを可視化したものといってもよいでしょう。今後の改善のポイントを把握するためにも、活用してみてください。
レポートをダウンロードする方法
こちらからは、実際にWebクリッピングのレポートをダウンロードする方法について説明します。なお、Webクリッピングそのものの利用方法やクリップの設定についてはこちらの記事を参考にしてください。
1.企業向け管理画面左メニューで「Webクリッピング」を選択
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企業向け管理画面にログインし、左側メニューから「Webクリッピング」を選択します。
2.レポートを見たいクリップを選択
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「クリップ一覧」の画面から、レポートを生成したいクリップを選択します。クリップは、1クリップ5000円/月で、いくつでも登録することができます。クリッピングの料金や仕様などについては、こちらの記事で解説していますので参考にしてみてください。
3.「データダウンロード」を選択
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CSV・Excelのいずれかでダウンロードできます。数カ月にわたるデータをダウンロードする際には、CSVの方がスムーズにダウンロードできるのでオススメです。

4.グラフはページ上で自動生成
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グラフはクリップごとのページで選択した期間に応じたものが自動生成されます。グラフ右上のダウンロードアイコンを押すと、PNG・JPG・PDFの形式を指定してダウンロードできます。
Webクリッピングのレポートを広報PR戦略策定に活かそう
こちらの記事では、PR TIMESのWebクリッピングでレポートを活用することのメリット、入手方法について説明しました。広報PR活動は、対象となるターゲットを定めて情報を届ける手段の一つ。だからこそ、届いたかどうか効果を測定することが大切です。生活者やメディア関係者にこちらが意図した形で情報が届いているかを見極めるため、レポートを適切に活用できるようにしましょう。
また、取り上げられている記事の見出しやSNS上での分析も組み合わせることで、何が届いていなかったかも明確にしやすくなります。プレスリリース上での表現を工夫することにもつながるため、ぜひ時系列で分析を重ねてみてください。
PR TIMESのWebクリッピング「レポート機能」に関するQ&A
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