しらすの日
3月9日は「ありがとうの日(ありがとうを届ける日)」。今回は「ありがとうの日」の意味や由来を解説します。
また、「ありがとうの日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、ヒントになる事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特にセールやキャンペーンの企画を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
「ありがとうの日」の意味・由来とは?
3月9日は「ありがとうの日(ありがとうを届ける日)」です。2006年に設立した特定非営利法人・HAPPY&THANKSによって制定されました。
同団体は、「HAPPY&THANKS」をコンセプトに人生育成を行い、教育事業や社会活動によって心の成長・人材育成・社会発展を目指しています。
記念日の日付は、「ありがとう」を英語で「サン(3)キュー(9)」と読む語呂合わせから。「ありがとうの日」のほか、同様の由来で、日本生命保険相互会社が制定した「サンクスサポーターズデー」、愛媛県の横山重子氏が制定した「感謝の日」など、関連の記念日が多数登録されています。
感謝を伝える行動を啓蒙したり、顧客への感謝にちなんだキャンペーンを実施したり、商材を問わずさまざまな広報PR活動に有用な記念日といえるでしょう。
記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。
「ありがとうの日」をきっかけに広報PR活動する効果
「ありがとうの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「ありがとうの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「ありがとうの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「ありがとうの日」を元に発信をする流れ
「ありがとうの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「ありがとうの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「ありがとうの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「ありがとうの日」を広報PRに活かした事例
「ありがとうの日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「ありがとうの日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「ありがとうの日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。
事例1.参加条件クリアで豪華景品が当たるサンキューキャンペーン
株式会社ゲームオンは、同社が運営する新作MMORPG「ELYON(エリオン)」にて、「エリオン春のサンキューキャンペーン」と題したゲーム内イベントを開催しました。2022年3月9日から23日までの期間中に参加条件をクリアすると、ゲーミングPCやウェブマネーが抽選で当たるプレゼント企画です。
プレスリリースでは、3月9日に実施される大型アップデートの情報も紹介。基本無料でプレイできるため、既存ユーザーへの利用促進はもちろん、新規ユーザーの獲得にも効果が期待できる広報事例といえます。
参考:新作MMORPG『ELYON(エリオン)』ゲーミングPCやWebMoneyが当たる「エリオン春のサンキューキャンペーン」開催!狩り経験値最大10倍や新規限定ログインプレゼントも
事例2.生活家電や美容家電を扱うECサイトで期間限定セールを開催
株式会社ストリームは、同社が運営するインターネット通販サイト「ECカレント」にて、2022年の3月9日から31日にかけて「39(サンキュー)セール」を開催しました。4Kテレビや電気圧力鍋など3つの目玉商品を週替わりで掲載。
さらに、税込5,000円以上の購入で、77人に豪華賞品が当たるプレゼントキャンペーンも同時開催しています。生活家電から美容家電まで豊富に掲載しているため、新生活を控えている人や家電の買い替えを検討している人にとっては、とくに魅力的な企画です。
事例3.春限定のブーケセット商品発売と、SNSキャンペーンを実施
株式会社ヨックモックは、春限定の菓子商品と、ミニブーケをセットにした「カドー ドゥ プランタンwithブーケ」のプレスリリースを発表しました。フラワーアーティストがプロデュースしたブーケを採用しており、花とのセット商品販売はヨックモック初の取り組みです。
また、2022年3月9日の3・9にちなんで「サンキュー月間」とし、Instagramでプレゼントキャンペーンを開催。「ありがとうを伝えたい人」にまつわるコメントを投稿すると、抽選で10人に新商品が当たるSNSキャンペーンです。
参考:設立53年目のヨックモック史上初、お菓子×お花のスペシャルギフトを発売 前田有紀さんプロデュースのミニブーケがセットになった新商品「カドー ドゥ プランタンwithブーケ」
事例4.「地球にありがとう」をテーマにしたサステナブルグッズ
株式会社千葉ジェッツふなばしは、3月9日の語呂合わせで「39DAY」と題し、サステナブルグッズの発売を公開しました。SDGsへの貢献を目的に、バンブーからトリーセットや、オーガニックコットンのキャンバストートを販売。
いずれかを購入すると、「390円(さんきゅう)クーポン」が1枚もらえるのがユニークなポイントです。「地球にありがとう」という同プロジェクトのコンセプトと、3月9日の記念日をうまく組み合わせた広報事例となっています。
参考:3月9日(水)39DAYにサステナブルグッズを発売!~地球にありがとう!サステナブルグッズでエコな毎日を
事例5.チンチロイベントで全額無料または39%のチャンス
GOSSO株式会社は、同社が運営する「0秒レモンサワー® 仙台ホルモン焼肉酒場 ときわ亭」で、「全てのチルドレンにありがとう 39感謝DAY」と題したイベントを開催しました。サイコロを2つ振って3と9が出たら全額無料、いずれかがゾロ目になると39%オフで利用できる企画です。
キャンペーン対象はアプリ会員のみですが、事前のアプリダウンロードと新規会員登録で参加が可能。3月9日の春季にちなんで、「卒業おめでとう&新生活へエール」をアピールしたプレスリリースもGOODポイントです。
参考:「0秒レモンサワー® 仙台ホルモン焼肉酒場 ときわ亭」3月8日(火)~3月10日(木)限定でアプリ会員向けに『全てのチルドレンにありがとう 39感謝DAY』を開催
「ありがとうの日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう
3月9日の「ありがとうの日」は、日用品の販売から飲食店の運営まで、あらゆる商材の広報PRに有用です。ゲームやアプリの開発・販売を行う企業の方でも、「ありがとうの日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝えるよい機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「ありがとうの日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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