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世界赤十字デー(5月8日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日世界赤十字デー(5月8日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

5月8日は「世界赤十字デー」。今回は「世界赤十字デー」の意味や由来を解説します。

また、「世界赤十字デー」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイントと、関連の広報事例もご紹介。

広報やマーケティングネタを探している方、特に医療業界の方や、寄付や献血、ボランティア活動などに関連する企業の方は、ぜひ参考にしてみてください。

「世界赤十字デー」の意味・由来とは?

5月8日は「世界赤十字デー(World Red Cross and Red Crescent Day)」です。赤十字の創始者であるスイスのアンリ・デュナン氏の誕生日(1825年5月8日)にちなんで、世界の記念日として制定されています。

同氏は、苦しむ兵士を敵・味方に関係なく助けるため、中立と博愛の団体創設を提唱した人物。ジュネーブ条約が結ばれた1864年に国際赤十字社が誕生し、日本は1886年に加盟しました。

毎年5月8日には、日本赤十字社を筆頭に複数の企業・団体が「世界赤十字デー」に関する情報を発信しています。

ボランティア活動を啓発したり、献血を呼びかけたり、慈善事業にまつわる広報PR活動に活かしやすい記念日といえるでしょう。

記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。

「世界赤十字デー」をきっかけに広報PR活動をする効果

「世界赤十字デー」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「世界赤十字デー」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「世界赤十字デー」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「世界赤十字デー」を元に発信をする流れ

「世界赤十字デー」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「世界赤十字デー」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「世界赤十字デー」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「世界赤十字デー」を広報PRに活かした事例

「世界赤十字デー」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「世界赤十字デー」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例とポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「世界赤十字デー」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。

事例1.社会貢献の一環として、共同で献血会を実施

日本ホテル株式会社は、2023年2月6日に実施する献血活動のプレスリリースを公開しました。東京本郷ロータリークラブと共同し、社会貢献の一環として実現した献血会です。

今回の開催情報に加え、前年に実施した同イベントの様子を写真で紹介しているのがGOODポイント。宴会サロンの休憩スペースでは、ホテル特製のフィナンシェとコーヒーを提供し、普段ホテルを利用しない人・献血経験がない人への興味関心につなげています。

参考:【ホテルメトロポリタン エドモント】新型コロナウイルス感染症の影響による献血者減少の対策を支援。ホテルメトロポリタン エドモントにて献血活動を実施。

事例2.冬の避難支援・課題にまつわる国際シンポジウム

日本赤十字社は2023年1月19日、「厳冬期災害の避難支援と課題」と題した国際シンポジウムを開催しました。冬期に巨大地震が発生した場合を想定し、被災者支援や対策について協議するプログラムです。

開催の約1週間前となる同月19日に、タイムテーブルを記載したプレスリリースを発表。登壇者プロフィールも写真とともに紹介し、関連企業・団体を中心に認知拡大効果を発揮した広報PR事例といえます。

参考:1/19(木)国際シンポジウム「厳冬期災害の避難支援と課題」を開催|日赤のプレスリリース

事例3.「赤十字月間」の1日から新CMを放送

日本赤十字社は、新CM「『赤十字は、動いてる!』一緒なら、救える。」のプレスリリースを配信しました。同社は5月8日の「世界赤十字デー」にちなんで5月を「赤十字運動月間」としており、活動の一環として5月1日からCMの放送をスタート。

新CMに関する情報だけでなく、「赤十字月間とは」の見出しで解説を加えたり、キャッチコピーについて訴求したりといった内容がGOODです。また、CMの動画も掲載しているため、メディア関係者が情報をピックアップしやすいプレスリリースとなっています。

参考:上白石萌音さん出演、Uruさん楽曲書き下ろしの新CM「『赤十字は、動いてる!』一緒なら、救える。」篇

事例4.セール期間中の利益の一部を赤十字社に寄付する取り組み

スイス発のクラウドストレージサービスを運営するpCloud International AGは、「桜セール」と題した期間限定キャンペーンを開催しました。2024年3月25日から31日にかけて、対象のプランを特別価格で提供する割引企画です。

プレスリリースでは、利益の一部が日本赤十字社に寄付されることを明記しており、企業としての慈善活動を多くの人に発信した好事例といえます。「世界赤十字デー」の広報PRではありませんが、日本市場に向けたキャンペーン情報をプレスリリースで配信することで、認知拡大効果に寄与した施策です。

参考:スイス発のクラウドサービスpCloud、日本限定桜セールでライフタイムプランを特別提供!

「世界赤十字デー」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

5月8日の「世界赤十字デー」は、国際デーに注目が集まり、赤十字社やボランティア活動を想起させるきっかけになる日です。慈善事業関連のプロジェクトを検討している方や、ヘルスケア関連の商材を取り扱う企業の方にとっては、「世界赤十字デー」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。

お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「世界赤十字デー」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。

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