プレスリリースの書式は決まっているの?広報が教える基本の型【20種類のテンプレート】

プレスリリースを作り始めるとき、原稿の書き方に迷ってしまった経験はないでしょうか。

この記事では、プレスリリースの書式について基礎から徹底解説。PR TIMES MAGAZINE内の様々な記事をご紹介しながら、基本的な型や、最低限準備すべきことについてご紹介します。広報担当者になって間もない方や、自社のPRを強化したい方は必見です。

プレスリリースの書式は決まっているの?

プレスリリースを配信する際には、相手の目に留まりやすく、分かりやすい書き方を意識する必要があります。一つひとつ準備を重ねてきたプレスリリースに注目してもらうためにも、書き方のポイントや基本のかたちをマスターしておきましょう。

まずは、プレスリリースの書式についてご紹介します。

Webメディア用のプレスリリースは特に書式は決まっていない

プレスリリースの書式の有無は配信方法によって異なります。Webメディア向けのプレスリリースの場合は、特別決められた書式はなく、企業側のレギュレーションや広報方針に沿って、文章構成や書き方を自由に決めて問題ありません

プレスリリース配信サービスを活用した一斉配信を行う場合、配信先にはWebメディアだけでなく、テレビ・新聞・雑誌などのマスメディアも含まれます。このような場合も、必ず守らなければあらない書式はありません。

記者クラブに持ち込む場合は書式が決まっていることもある

前述のように、Webメディア向けのプレスリリースの場合は指定の書式はありません。ただし、記者クラブにリリースを持ち込む場合は、各クラブによって書式が定められていることがあるので注意しましょう。

【記者クラブとは?】
記者クラブは主に大手メディアが構成する私的組織。中央省庁・国会・企業・地方自治体などの省舎内に常駐記者を抱えています。日本には800ほどの記者クラブが存在し、継続的な取材活動を軸に新聞社・通信社・テレビ局の記者が日々情報を発信しています。

記者クラブにプレスリリースを持ち込む場合は、記者クラブに電話で事前連絡し、必要な部数や指定の書式を教えてもらう必要があります。記者クラブへの持ち込みについては、以下の記事も参考にしてみてください。

書き方のポイントや基本の型を押さえておくと書きやすい

記者クラブを除き、メディアへ個別配信・一斉配信するプレスリリースには原則として書式の決まりはありません。しかし、プレスリリースの予定が決まるたびにイチから原稿を作成するのはあまり効率的ではありませんよね。

プレスリリース配信までの一連のプロセスをスムーズに進めるためにも、基本的な書き方のポイントやかたちを覚えておくと良いでしょう。

プレスリリースイメージ写真

プレスリリースのタイトルの書式・雛形

プレスリリースを効果的に配信するためには、メディア関係者や生活者の興味を引くための「ひと手間・ひと工夫」を怠らずにできるかが重要です。また、スムーズにプレスリリースを配信するために、基本となる書式や雛形を覚えておきたいですね。

プレスリリースのタイトルをつける際は、次の7つのポイントを必ず確認しましょう。

ポイント1.文字数は30文字以内
ポイント2.誰向けの情報かを明記する
ポイント3.簡潔でわかりやすくする
ポイント4.インパクトのある言葉選びで目を引く
ポイント5.曖昧な形容詞は使わない
ポイント6.「!」や「!?」を多用しない
ポイント7.誇張して嘘にならないように事実を正確に伝える
(「プレスリリースで目に留まるタイトルをつける7つのコツと注意点」より)

プレスリリースの入り口となるタイトルは、非常に重要な要素です。本文を校正するうちに「より重要なのはこちらの内容だ」など気付きもあるはずなので、タイトルは必ず最後に見直しするクセをつけましょう。

プレスリリースの本文の書式・雛形

プレスリリースの本文を作成する際には、「分かりやすい情報提供の能力」が求められます。目の前にメディア記者がいて、対話できればすぐに伝わることでも、プレスリリースは書面での勝負。どのような書式や雛形であればメディア関係者に届きやすいプレスリリースになるのでしょうか。プレスリリースの基本的な構成は次の通りです。

①タイトル
②サブタイトル
③リード文
④本文
⑤企業情報
⑥問い合わせ先

新商品発表、調査結果報告、イベント開催告知など、広報したい内容によって「④本文」は大きく変わります。書き方のコツや文章の組み立て方、そして内容別のテンプレートは、以下の記事も参考にしてみてください。実際にPR業務を担当する広報担当者が作成した「プレスリリースのテンプレート」をご紹介しています。

【現役広報が教える】プレスリリースの書き方10のコツ・基本の5構成
【内容別】プレスリリースのテンプレート20選!無料で使えるWordの雛形

プレスリリースの書式・雛形テンプレート20選

ここでは、プレスリリースの作成に便利な20点の書式・雛形テンプレートをご紹介。新商品の発売やイベント告知、コーポレート関連のプレスリリースなど、目的に合わせて必要なテンプレートをダウンロードして利用してみてくださいね、

1.新商品発売・新サービス提供のテンプレート

2.イベント告知のテンプレート

3.調査結果報告のテンプレート

4.記者会見開催のテンプレート

5.業務提携・子会社化発表のテンプレート

6.マーケティング・プロダクトのテンプレート

7.コーポレート関連のテンプレート

8.その他のテンプレート

プレスリリースの送付状の書式・雛形

プレスリリースをメールやFAXなどで送付する場合には、送付状も作成しましょう。誤ったタイトルの付け方をしてしまうと、プレスリリースを読んでもらえない可能性もあるので注意が必要です。送付状のテンプレートは好印象を与える!プレスリリースの送り方と送付状【テンプレートあり】からダウンロードできます。

プレスリリース作成イメージ写真

プレスリリースの書式や書き方がわかるおすすめの本4選

いくらプレスリリースの書き方や雛形を学んでも、「本当にメディアに読んでもらえるのかな?」「もっと工夫すべきことはない?」と気になる方もいるかもしれません。特に、広報担当者になって日が浅い方やプレスリリース配信の経験が少ない企業の場合は迷ってしまうこともあるはずです。

そこで、プレスリリースの書式や書き方をしっかり学べる書籍をピックアップしてご紹介。実際に企業PR業務を担う広報担当からも人気の高い4冊を選びました。

メディアを動かすプレスリリースはこうつくる!

メディアを動かすプレスリリースはこうつくる!(同文館出版)』では、費用や経験がゼロでも成功するプレスリリースの作り方が解説されています。著者は中小企業庁の中小企業応援センター登録専門家の福満ヒロユキ氏。新聞掲載やテレビ報道の成功率なんと93.7%の、取材を呼ぶプロフェッショナルとしても知られています。

福満氏が解説するのは、「目に飛び込むリリース原稿の組み立て方」「最適なリリース先媒体の選定方法」「リリースを一過性にしない方法」など、広報担当者なら誰もが知りたいテクニックばかりです。初心者向けの解説も充実しています。

>>メディアを動かすプレスリリースはこうつくる!(著:福満ヒロユキ)

実践!プレスリリース道場

実践!プレスリリース道場(宣伝会議)』は、プレスリリースの基礎から応用までさまざまなノウハウが詰まった一冊です。著者であるPRコンサルタント井上岳久氏は、PR関連書籍を10冊以出版するPRのスペシャリスト。書籍内では「どの部分をPRすれば響くのか」「メディアが欲しい情報とは」など、広報担当者が疑問に感じる課題が分かりやすく解説されています

また、目的・業界・企業規模別の優秀リリース20選も紹介されており、すぐに実践できるプレスリリースの秘訣を学べます。

>>実践!プレスリリース道場(著:井上岳久)

プレスリリースはラブレター テレビを完全攻略する戦略的PR術

プレスリリースはラブレター テレビを完全攻略する戦略的PR術(万来舎)』は、放送作家の野呂エイシロウ氏による一冊。テレビの裏側を知る放送作家ならではの視点で、テレビに取り上げられるプレスリリースの秘訣を解説しています。

プレスリリースの作り方の前に「テレビ番組の作られ方」について解説するなど、徹底してテレビ取材の獲得にフォーカスした内容です。テレビ取材を目標にする方は、ぜひ一度目を通しましょう。

>>プレスリリースはラブレター テレビを完全攻略する戦略的PR術(著:野呂 エイシロウ)

記者ハンドブック

記者ハンドブック(共同通信社)』は、日本語用字用語集。漢字と平仮名の使い分けや送り仮名の付け方、同音異義語の使い分け、外来語の正しい使い方など、文章の正確性を向上するために欠かせない一冊です。「時差表」「年齢早見表」「全国の市名・町名」などの資料も充実しています。

プレスリリースの書式を理解し、実際に作成を始める際にはこのハンドブックを参照しながら一字一句まで丁寧に文章を書き上げることをおすすめします。

>>記者ハンドブック 第13版 新聞用字用語集(著:一般社団法人共同通信社)

プレスリリース登録画面

プレスリリースの基礎知識が学べるおすすめの関連記事

プレスリリースの基礎知識について学べる、おすすめの関連記事をご紹介します。この記事で紹介しきれなかった内容もたっぷり詰まっているので、ぜひ参考にしてみてください。

プレスリリースの配信先にあわせて書式を確認しよう

プレスリリースの作成・配信では、記者クラブへの持ち込みを除いて原則として書式の規定はありませんしかし、効率的に情報を発信するためにはプレスリリース配信先に合わせた最適な書き方を知っておく必要があります。基本となる書式や雛形を軸に、自社の魅力を最大限PRできるプレスリリースを作成しましょう。

プレスリリース配信経験の浅い企業や担当者は、この記事でご紹介したおすすめ書籍などで「プレスリリースの基本」を学び、ぜひ実践してみてください。

この記事のライター

三寳 里菜

ライター・編集者。2013年、大学在学中に旅行系ITベンチャーに入社し、現在まで約6年にわたりコンテンツ責任者・広報・PR・組織開発を担当。それぞれのフィールドでの経験を活かして、「読みやすく、分かりやすく、伝わりやすいコンテンツ」づくりに取り組んでいます。ハウツーからイベントレポート・インタビューまで、様々なコンテンツ制作が得意です。

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