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記念切手記念日(3月9日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日記念切手記念日(3月9日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

3月9日は「記念切手記念日」。今回は「記念切手記念日」の意味や由来を解説します。

また、「記念切手記念日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイントと、関連の広報事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特に記念切手・特殊切手を中心に取り扱う企業の方は、ぜひ参考にしてみてください。

「記念切手記念日」の意味・由来とは?

3月9日は「記念切手記念日」です。1894年3月9日、日本発の記念切手が発行された出来事にちなんで、記念日とされたといわれています。

日本初の記念切手は、明治天皇・皇后陛下の結婚25周年(銀婚)を祝うために発行。当時の日本には記念切手の概念もありませんでしたが、現代では郵便局を中心に、全国各地で多種多様な記念切手が取り扱われています。

普通切手とは販売期間や枚数が異なる記念切手のほか、「特殊切手」と呼ばれるものや、ふるさと振興が目的の「ふるさと切手」、年賀状に用いる「年賀切手」など種類もさまざまです。

切手の販売に直接的な関係がある企業でなくとも、自社商品の限定グッズとして記念切手を展開したり、オリジナルデザインのフレーム切手を販売したりといった広報PR活動に活かせるでしょう。

「記念切手記念日」をきっかけに広報PR活動をする効果

「記念切手記念日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「記念切手記念日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「記念切手記念日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「記念切手記念日」を元に発信をする流れ

「記念切手記念日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「記念切手記念日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「記念切手記念日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「記念切手記念日」を広報PRに活かした事例

「記念切手記念日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「記念切手記念日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「記念切手記念日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。

事例1.山形新幹線運行開始を記念するオリジナル切手セットを発売

マーケティング事業を手掛けるENGAWA株式会社は、山形新幹線「E8系」の運行開始を記念し、オリジナルフレーム切手セットの販売開始を発表しました。同商品は、日本郵便株式会社が運営する「郵便局のネットショップ」にて取り扱います。

プレスリリースでは2パターンの商品内容をピックアップし、切手デザインがわかるよう写真を掲載したのがGOODポイント。特に、純金メダルの貴重なセットは鉄道ファンにとって魅力的な情報です。「記念切手記念日」の広報PRではないものの、独自性と希少性をアピールするプレスリリースとして有用な事例といえます。

参考:山形新幹線「E8系」運行開始記念フレーム切手を郵便局のネットショップで販売開始!

事例2.38年ぶりの日本一を祝う記念切手を発売

産経新聞社のサンケイスポーツは、阪神タイガースが38年ぶりに日本一を獲得したことを記念し「2023日本一記念切手」を発売しました。プレスリリースのアイキャッチには、「祝・日本一」と記された切手画像を掲載しています。

記事内容はシンプルですが、価格・購入方法・問い合わせ先と必要な情報をわかりやすくまとめたのがGOODポイント。「記念切手記念日」のプレスリリースではないものの、端的かつ情報を網羅したまとめ方や構成が参考になる広報PR事例です。

参考:阪神2023日本一記念切手発売 岡田監督&虎戦士9人が登場

事例3.自社通販サイトでオリジナル切手の販売を決定

株式会社キャステムが運営する折り紙ヒコーキ協会は、折り紙ヒコーキ協会の自社通販サイトで販売するオリジナル切手についてプレスリリースを配信しました。「記念に残るような形にしたい」という想いのもと、オリジナルデザインの切手の商品化を実現。

プレスリリースのアイキャッチには、切手の画像を並べたものを掲載。商品化に至った背景やオリジナルデザインについてを画像とともに紹介しています。「記念切手記念日」に関する事例ではありませんが、読みやすい構成がGOOD。企業・団体でオリジナル切手を販売する際に参考になるプレスリリースです。

参考:折り紙ヒコーキ協会・会長 【切手になる】

「記念切手記念日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

3月9日の「記念切手記念日」は、記念切手や特殊切手などを想起させるきっかけになる日です。郵便関連の事業に携わっている方や、切手のオリジナルデザインの企画を検討している方にとっては特に、「記念切手記念日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。

お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「記念切手記念日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。

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