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国際障害者デー(12月3日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日国際障害者デー(12月3日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

12月3日は「国際障害者デー」。今回は「国際障害者デー」の意味や由来を解説します。

また、「国際障害者デー」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイントと、企業の広報PRの実例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特に福祉業界の方や、障害者向けの企画を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

「国際障害者デー」の意味・由来とは?

12月3日は「国際障害者デー」です。1992(平成4)年の第47回国連総会において、国際デーのひとつとして制定されました。

日付は、1982年12月3日に、国連総会で「障害者に関する世界行動計画」が採択された出来事にちなんでいます。障害者問題にフォーカスすることで、障害者が人間らしい生活を送る権利と、補助の確保のための啓発活動を促すのがおもな目的です。

毎年12月3日やその前後には、福祉関係の企業や任意団体を中心に「国際障害者デー」にまつわるイベント・キャンペーンが実施されています。

記念日に関する情報を発信するだけでなく、自社の取り組みを紹介したり、新サービスのプレスリリースを発表したりといった広報PR活動にも活かせるでしょう。

「国際障害者デー」をきっかけに広報PR活動をする効果

「国際障害者デー」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「国際障害者デー」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「国際障害者デー」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「国際障害者デー」を元に発信をする流れ

「国際障害者デー」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「国際障害者デー」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「国際障害者デー」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「国際障害者デー」を広報PRに活かした事例

「国際障害者デー」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「国際障害者デー」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。

事例1.記念日に合わせて、障害者のビジュアル表現のポイントを公開

ゲッティイメージズ ジャパン株式会社が運営する1億6400万点以上のコンテンツを提供するストックフォトサイト「iStock」は、12月3日の「国際障害者デー」に障害者のビジュアル表現を公表。障害者を描く際のビジュアル表現のポイントなど、詳細をプレスリリースで配信しました。

プレスリリースの冒頭では、自社ロゴをアイキャッチに設定しサービスを簡潔に説明。「国際障害者デー」の由来、今回の取り組みの背景や今の問題点などを挙げています。表題となるビジュアルを描く際の自社でのチェックポイントを箇条書きでわかりやすく紹介しているのがGOOD。記念日に合わせた取り組みを、プレスリリースで配信することにより、認知拡大へとつなげた参考事例といえるでしょう。

参考:12月3日の「国際障害者デー」に合わせ、障害者のビジュアル表現を公表 世界最大級のストックフォトサイト「iStock」

事例2.オランダの財団が開催するキャンペーンに参加し、SNS投稿を募集

一般社団法人日本障がい者サッカー連盟は、2021年12月3日の「国際障害者デー」から5日にかけて行われる「Football For All weekend」への参加を決定しました。障害者スポーツの総括団体と連携し、国際的な普及と発展を目指す組織のキャンペーン企画です。

障害者当事者がサッカーに参加できるアイデアや工夫を投稿したり、パラフットボール財団などのSNS投稿をシェアしたりといった方法で参加が可能。国内の団体がオランダの取り組みに参加した、国際デーならではの広報PR事例といえます。

参考:国連が定める国際障害者デーに合わせパラフットボール財団が開催する「Football For All Weekend」キャンペーンに参加(12月3-5日)

事例3.「国際障害者デー」に合わせて意識調査のレポートを発表

公益財団法人・日本財団は、新型コロナウイルス禍における障害者、健常者の意識調査を実施しました。2020年9月、16〜59歳の障害者1,441人と健常者1,854人を対象にインターネットで行われたアンケートの調査リリースです。

サマリでは、新型コロナウイルスの感染拡大によって、障害者・健常者ともに「ライフスタイルや価値観が変化した」と回答した結果を紹介。さらに、健常者よりも障害者のほうが、仕事における精神的なつらさを感じている現状にも触れています。12月3日の「国際障害者デー」に関連付けた調査テーマと、当事者のコメントを紹介したレポート内容がGOODな広報PR事例です。

参考:12月3日「国際障害者デー」にあわせ、「新型コロナウイルス禍における障害者、健常者の意識調査」を実施

「国際障害者デー」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

12月3日の「国際障害者デー」は、福祉業界の取り組みや国際デーに注目が集まりやすい日です。障害者を対象としたサービスを展開する企業の方や、当事者・家族向けのイベント企画を検討している方にとっては特に、「国際障害者デー」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。

お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「国際障害者デー」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。

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