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国際民間航空デー(12月7日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントや事例を紹介

今日は何の日国際民間航空デー(12月7日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントや事例を紹介

12月7日は「国際民間航空デー」。今回は「国際民間航空デー」の意味や由来を解説します。

また、「国際民間航空デー」をきっかけに、広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。

広報やマーケティングネタを探している方、特に航空業界の方は、ぜひ参考にしてみてください。

「国際民間航空デー」の意味・由来とは?

12月7日は「国際民間航空デー」です。国際連合の専門機関である国際民間航空機関(ICAO)によって制定されました。

日付は、第二次世界大戦末期の1944年の12月7日に、アメリカ・シカゴで戦後の民間航空運営に関する基本条約(国際民間航空条約、シカゴ条約とも)が定められ、国際民間空港機関(ICAO)が発足したことを記念しています。

「国際民間航空デー」には国連の事務総長から国際航空に関するメッセージが発表されるなど、航空に関する未来について考えるきっかけとなっています。

「国際民間航空デー」をきっかけに広報PR活動する効果

「国際民間航空デー」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「国際民間航空デー」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「国際民間航空デー」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「国際民間航空デー」を元に発信をする流れ

「国際民間航空デー」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「国際民間航空デー」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「国際民間航空デー」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「国際民間航空デー」を広報PRに活かした事例

「国際民間航空デー」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「国際民間航空デー」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。

記念日に関した事例ではないものも、今後「国際民間航空デー」を広報PRに活かすうえで参考になるでしょう。

事例1.飛行機を身近に感じてもらうため、貴重な体験ツアーを販売開始

日本航空株式会社は、航空機の集中管理(IOC)見学と、参加者の希望に応じてカスタマイズ可能なシナリオによるフライトシミュレーター操縦体験がセットになったツアーを販売開始しました。

「コロナ禍により飛行機のご利用を控えていたお客さまに、もう一度飛行機を身近に感じていただきたい」という思いから、若手パイロットらが中心に企画したツアーです。

また、航空機の集中管理(IOC)を関係者以外に一般公開するのは発足以来初めてとのこと。ストーリー性や希少性など、さまざまな面でニュースバリューの高い取り組みとなっています。

参考:カスタムメイドなフライトシミュレーター体験の販売を開始します|JALのプレスリリース

事例2.国内で初めてバイオ燃料によるフライトに成功したことを発表

微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の研究・開発を軸にサービスを展開する株式会社ユーグレナは、中日本航空株式会社とエアバス・ヘリコプターズ・ジャパン株式会社と共同で、ユーグレナ社が製造・販売するバイオ燃料「サステオ」を使用したヘリコプターによる飛行を実施しました。

プレスリリースでは、国内で初めてバイオ燃料によるフライトを成功させたことの社会的な意義を、専門用語を使わずわかりやすい言葉で伝えています。

参考:国内初!バイオ燃料(SAF)を使用したヘリコプターフライトを実施

事例3.今後の社会情勢を見据え、国際空港の大々的なリニューアルを発表

シンガポール航空は、チャンギ国際空港第3ターミナルにあるシンガポール航空の旗艦ラウンジのリニューアルオープンを発表しました。

プレスリリースでは、「今後見込まれる国際旅行の需要増加を受け、顧客体験を強化する」という目的を明確に打ち出し、リニューアルにかけた費用や面積・収容人数などを具体的に記載することで、本件の経営戦略における重要性を伝えています。

多数盛り込まれている写真にもインパクトがあり、リニューアル後のラウンジへ期待が高まるよう工夫されています。

参考:シンガポール航空、チャンギ国際空港第3ターミナルのシルバークリスラウンジとクリスフライヤーゴールドラウンジを刷新

「国際民間航空デー」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

「国際民間航空デー」は、航空に注目が集まり、飛行機や海外旅行を想起させるきっかけになる日です。

航空業界の方はもちろん、海外旅行や飛行機に携わる企業の方にとっては特に、「国際民間航空デー」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝えるよい機会になるでしょう。

お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「国際民間航空デー」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。

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