PR TIMES MAGAZINE|広報PRのナレッジを発信するWebメディア
記事検索
昆布の日(11月15日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントや事例を紹介

今日は何の日昆布の日(11月15日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントや事例を紹介

11月15日は「昆布の日」。今回は「昆布の日」の意味や由来を解説します。

また、「昆布の日」をきっかけに、広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。

広報やマーケティングネタを探している方、特に食品業界の方や、昆布の特産地にゆかりのある企業の方は、ぜひ参考にしてみてください。

「昆布の日」の意味・由来とは?

11月15日は「昆布の日」です。一般社団法人 日本昆布協会によって1982年に制定されました。

日付は、11月15日が七五三の日であることから、栄養豊富な昆布を食べる習慣をつけてもらうことで子どもたちの健やかな成長を願うという想いに由来しています。

また、11月は新しい昆布が市場に出回る時期でもあります。

昆布に関する食文化を若い世代に受け継いでいくことを目的としており、「昆布の日」にちなんで昆布を使った出汁の取り方などを紹介するイベントが開催されています。

「昆布の日」をきっかけに広報PR活動する効果

「昆布の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「昆布の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「昆布の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「昆布の日」を元に発信をする流れ

「昆布の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「昆布の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「昆布の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「昆布の日」を広報PRに活かした事例

「昆布の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「昆布の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「昆布の日」を広報PRに活かすうえで参考になるでしょう。

事例1.出汁をとった昆布を佃煮に活用し、給食のフードロスを削減

学校給食支援事業を行う葉隠勇進株式会社は、受託先である小学校で出汁として使用した昆布を佃煮として提供し、白飯の残食率を2%にまで抑えたことを発表しました。

白飯の残食率2%弱は、児童に人気がある丼ぶりやカレーライスなどの献立のときとほぼ同率とのこと。

結果だけではなく、「経験豊富な調理員が機転をきかせた」という提供に至るまでの経緯をコメント付きで紹介しており、従業員の間でフードロス削減への意識が徹底していることを感じられる内容になっています。

参考:【SDGs×学校給食】だしに使用した昆布を献立に活用した調理員の工夫で食品ロスを大幅削減

事例2.廃棄されてしまう海藻をおいしく手軽に楽しめる新商品を発売

東日本大震災によって被害を受けた東日本の食産業の長期的支援を行う一般社団法人東の食の会は、プロデュースした三陸の海藻シリーズ「もっと藻!」の第一弾として、末永海産株式会社より「5種類のかけるだけ海藻」を発売することを発表。

色合いや見栄えがよくないことを理由に捨てられてしまう「昆布」や「わかめ」などの、”もったいない”海藻を活用したこちらの商品ですが、きれいなビジュアルとともに味わいや料理への活用しやすさなどについても丁寧に説明されています。

参考:廃棄海藻を商品化。「もっと藻!」海藻シリーズが三陸から5月12日に新発売!ご飯に、パスタにかけるだけで楽しめる

事例3.「昆布の日」に昆布で作った食べられる新聞を限定配布

株式会社北海道新聞社が発行する北海道新聞は、2022年11月1日に創刊80周年を迎えたことを記念して、プロジェクトを実施。「昆布の日」である11月15日に『北海道 昆布新聞』を北海道新聞本社正面玄関前にて、限定100部を配布することをプレスリリースで発表しました。

創刊周年企画と記念日に関するイベントであることを伝え、「食べられる新聞」とつけたタイトルが印象的でGOOD。「北海道をコブしたい。」をテーマに、ユニークな昆布にちなんだプロジェクトを丁寧に紹介しています。

開催後には『北海道 昆布新聞』サンプリング・現地取材レポートを配信。開催前と後でプレスリリースを配信することで、北海道新聞や昆布の魅力を広く伝えられた広報PR事例です。

参考:【北海道新聞 創刊80周年企画】11月15日(火)は昆布の日!生産量日本一の北海道産昆布で北海道をコブしたい!“史上初”の食べられる新聞『北海道 昆布新聞』を限定配布!

「昆布の日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

「昆布の日」は、昆布に注目が集まるきっかけとなる日です。

昆布の生産にかかわる企業の方や、昆布を使用した商品を提供する企業の方にとっては、特に「昆布の日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝えるよい機会になるでしょう。

お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「昆布の日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。

【関連記事】

今から準備できる、おすすめテーマ