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メーデー(5月1日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日メーデー(5月1日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

5月1日は「メーデー」。今回は「メーデー」の意味や日付の由来を解説します。

また、「メーデー」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイントと、ヒントになる企業の広報事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特に労働環境や雇用に関する広報PRを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

「メーデー」の意味・由来とは?

5月1日は「メーデー」。1886年5月1日にアメリカのシカゴで発生した、労働者によるストライキにちなんだ記念日です。

ストライキの3年後となる1889年5月1日、世界中の労働者の代表によって「メーデー」を定め、この日を祝日としました。なお、記念日の名称は5月1日を意味する「May Day」であり、避難信号を示すメーデーとは異なります。

おもにヨーロッパでさかんに取り上げられる記念日で、現在でも多数の国が祝日に制定。日本国内での認知度が高いとはいえませんが、労働者の地位獲得、労働条件の向上といった啓発活動の一環として、「メーデー」にイベント・キャンペーンを実施する企業もあります。

「メーデー」をきっかけに広報PR活動する効果

「メーデー」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「メーデー」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「メーデー」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「メーデー」を元に発信をする流れ

「メーデー」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「メーデー」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「メーデー」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「メーデー」を広報PRに活かした事例

「メーデー」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「メーデー」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「メーデー」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。

事例1.自社サイトの掲載情報をもとに調査したレポートを公開

株式会社マイナビは、総合転職情報サイト「マイナビ転職」にて発表した「正社員の平均初年度年収推移レポート」と「正社員求人件数・応募数推移レポート」についてプレスリリースを配信しました。掲載求人の平均初年度年収、求人件数・応募数の推移を調査した結果です。

アイキャッチでは、レポートの大要がわかるようイラストを掲載。さらにトピックスの見出しを設け、3つの観点から調査結果をピックアップしています。「メーデー」とは異なる事例ですが、キーワードに関連付けた広報PR施策や調査レポートの一例として参考になるプレスリリースです。

参考:マイナビ転職、「正社員の平均初年度年収」と「正社員求人件数」の2024年1-3月総評を発表

事例2.過去放送の番組20話分をポッドキャストで配信

株式会社TBSラジオは、「伝え方」に焦点を当てた番組「Times2020」の配信情報をプレスリリースで配信しました。2020年に放送されていた報道・ドキュメンタリー番組の過去20話分を、TBS Podcastで配信する取り組みです。

プレスリリースでは配信タイトルを放送順にピックアップし、「聖火リレー」から「メーデー」「ラジオ東京5年目」など幅広いテーマと、収録内容の概要を紹介したのがGOODポイント。5月1日の「メーデー」に限定したプレスリリースではありませんが、配信情報の公開により認知拡大効果に寄与した広報PR事例といえます。

参考:過去と現在の「伝え方」に焦点をあてた番組『Times2020』TBS Podcast配信開始

事例3.ファンタジーな世界観を表現したコラボイベントを開催

株式会社フェリシモは、ファンタジー世界をイメージした映えイベント「匠工芸meets魔法部展 ~ワルプルギスの夜を祝って〜」を開催したことをプレスリリースで配信。プラスチック加工技術を活かした造形品の製造・販売を手掛ける株式会社匠工芸とタッグを組み、記念コラボグッズや、匠工芸、魔法部それぞれのグッズも購入できます。

ワルプルギスの夜とは、フィンランドやドイツといった中欧・北欧地域で行われている祭典。4月最後の日に春の訪れを魔女たちが祝う5月1日の「メーデー」にもつながる祭りとされています。記念日に関する事例ではないものの、展示内容を複数の写真で掲載することで独自性・新規性をアピールしています。

参考:ファンタジー世界をイメージした映えイベント「匠工芸meets魔法部展 ~ワルプルギスの夜を祝って~」がスタート、会場や記念コラボグッズの画像を公開

「メーデー」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

5月1日の「メーデー」は、労働に関する制度に注目が集まり、労働・雇用を切り口とした啓発活動を想起させるきっかけになる日です。労働環境にまつわる企画を検討している方や、法律に関する商材を取り扱っている方にとっては特に、「メーデー」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。

また、雇用の現状や賃金といったテーマで調査を実施し、「メーデー」に合わせて発表するのも一案です。お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「メーデー」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。

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