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公衆電話の日(9月11日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日公衆電話の日(9月11日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

9月11日は「公衆電話の日」。今回は「公衆電話の日」の意味や由来を解説します。

また、「公衆電話の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。

広報やマーケティングネタを探している方、特に通信業界の方や公衆電話を設置している施設などはぜひ参考にしてみてください。

「公衆電話の日」の意味・由来とは?

9月11日は「公衆電話の日」です。1900年(明治33年)のこの日、東京の新橋駅と上野駅の駅構内に日本初の自動公衆電話が設置されたことに由来しています。

当時の公衆電話は、交換手を呼びだしてからお金を入れて相手に繋いでもらう「自動電話」と呼ばれるものでした。1925(大正14)年にダイヤル式の電話が登場し「公衆電話」と呼ばれるようになりました。

その後、携帯電話などの普及により1993年をピークに公衆電話の数は減少。現在は、災害時に携帯などと比べるとつながりやすいため、非常時の連絡手段としての役割も担っています。

「公衆電話の日」をきっかけに広報PR活動する効果

「公衆電話の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「公衆電話の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「公衆電話の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「公衆電話の日」を元に発信をする流れ

「公衆電話の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「公衆電話の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「公衆電話の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「公衆電話の日」を広報PRに活かした事例

「公衆電話の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「公衆電話の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「公衆電話の日」を広報PRに活かすうえで参考になるでしょう。

事例1.日本に数台しかない公衆電話「デュエットフォン」をリニューアル

東日本電信電話株式会社は、中原区役所前にある日本に数台しかない公衆電話「デュエットフォン」の樹木型オブジェをリニューアルしたことを発表しました。

プレスリリースでは、受話器が2つ付いた3者同時通話が可能な公衆電話として知られている「デュエットフォン」の概要やリニューアル箇所について掲載。また、リニューアルについての発信だけでなく、NTT東日本と防災をテーマにしたコラボイベントを実施することで、「デュエットフォン」になじみのない人にもPRできています。

参考:“日本に数台の公衆電話”デュエットフォンがリニューアルされました

事例2.NTT東日本のコーナーリニューアルに伴い「公衆電話および災害用伝言ダイヤル(171)体験会」を開催

東日本電信電話株式会社の群馬支店は、群馬県生涯学習センター少年科学館内にあるNTT東日本コーナーの一部をリニューアルしたことを発表。記念イベントとして県内の小学生を対象とした「公衆電話および災害用伝言ダイヤル(171)体験会」を実施しました。

プレスリリースには、この取り組みの背景も掲載。コーナーのリニューアルを発信するだけでなく、なぜこの施設にこのコーナーがあるのかがわかる点がGOODポイント。公衆電話が現代において、災害時に重要な物であることもPRできているといえます。

参考:群馬県生涯学習センター 少年科学館内のNTT東日本コーナーリニューアル および児童への「公衆電話および災害用伝言ダイヤル(171)体験会」の実施について

事例3.幼稚園生を対象に「公衆電話の使い方教室」をオンラインで開催

電気通信事業を展開する東日本電信電話株式会社の神奈川事業部は、神奈川県小田原市内にある学校法人みちひろ学園れんげ幼稚園の園児に向けて、「公衆電話の使い方教室」をオンラインで開催しました。実施した内容とともに、活動内容の詳細をプレスリリースで発信しています。

プレスリリースのアイキャッチには、実施された「公衆電話の使い方教室」の様子がわかる写真を掲載。本文では今回の取り組み背景について説明し、開催に至った経緯や授業の内容を端的に伝えています。記念日にちなんだ事例ではありませんが、災害時などに有効な情報伝達手段となる「公衆電話」の認知と正しい情報を伝えた好事例です。

参考:幼稚園児との「公衆電話の使い方教室<オンライン>」実施について

「公衆電話の日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

「公衆電話の日」の意味や由来、広報PRに活用できそうな事例を紹介しました。

「公衆電話の日」に関連するイベントやキャンペーンを開催したり、電話や災害時の連絡手段などに関する調査リリースを出したりするのも一案です。また、自社が独自に行っている取り組みがある場合は積極的に発信するとよいでしょう。

「公衆電話の日」をきっかけに自社製品やサービスを広報PRしてみてはいかがでしょうか。

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