【トレンド徹底活用術 vol.4】花粉症編:気候による現象も今年ならではの切り口を

「想いを込めたプレスリリースを、より多くの人に届けたい」と思うのは、全広報担当者の願いではないでしょうか。

より多くの人に興味を持ってもらえるプレスリリースを作成するためには、自社の新情報をまとめるだけでなく、時節やトレンド情報をうまく活用することがおすすめです。

時節やトレンド情報に自社の情報をかけ合わせることで、より注目度を上げ、メディア関係者だけでなく、生活者にも届く可能性が高まります。

本記事では、PR TIMES編集部が、トレンドキーワードをプレスリリースへ落とし込む方法を考察。具体的なハウツーをステップに分解して解説します。

今回は「花粉症」をピックアップ!マスクやティッシュペーパーなどの生活雑貨はもちろん、最近では関連した美容品やメガネなども増えています。関連企業の方は特に活用しやすいトレンドのため、ぜひ参考にしてみてください。

季節のお悩み「花粉症」をプレスリリースに活用する9ステップ

四季折々の天候や植物が楽しめる日本。しかしその植物によって「花粉症」に悩まされる方も多いのではないでしょうか。ピーク時期は地域によって異なり関東地方では一年通して様々な花粉が飛散しているなど、花粉症患者は増加傾向にあります。

関連商品を販売する企業でも「時期に地方差があったり症状も個人差がある花粉症は、どうやって情報発信したらいいんだろう」と悩むこともあるのではないでしょうか。今回はそんなお悩みを解決すべく「花粉症」を活用したプレスリリース配信に向けて具体的なステップを解説します。

プレスリリース

STEP1.「花粉症」の症状や原因をあらためておさらいする

「花粉症」という言葉は広く知られていますが、鼻炎との違い、個人差や地域差、原因などについて詳しく知らないことが多いでしょう。花粉症について詳しくすることで、情報発信の方法や、届けたい相手をより具体的に想像できるようになります。

地道なリサーチではありますが、症状や原因となる根本、ピーク時期などを調べ直して新たな側面を見出すことは、トレンドを活用した情報発信をする上で、土台となる基礎知識となります

花粉症とは何を指すのか、小さな子どもでも発症するのか、患者数はどれほどなのかなど、環境省や厚生労働省でも関連するデータを発表しているので調べてみましょう。

STEP2.届けたい相手を明確にする

プロダクトやサービスを企画する際、対象年齢や対象人物を設定します。プレスリリースで情報を配信する際にも同様に、誰に届けたいのか人物像・ペルソナを明確にしましょう。

プロダクトやサービスの特徴やアピールポイントから、ペルソナ像が見えてくることもあります。

プロダクトごとのペルソナ設定の例
・鼻炎薬の場合
 子どもでも服薬できる → 幅広い年齢層で使用できるファミリー層向け

・ティッシュの場合
 やわらかい → 肌が敏感な人も安心して使える

STEP3.花粉カレンダーを確認する

花粉症を引き起こす要因となる植物は代表的なスギ・ヒノキ以外にもイネ科、キク科のブタクサ属・ヨモギ属などがあります。それぞれ花粉が飛散する時期が異なり、また地域によって飛散量も異なります。花粉の飛散量を時期ごと・地域ごとに予測した花粉カレンダーのようなものがあるので、インターネットで検索するなどして調べてみましょう。

検索例
・「花粉 ピーク」
・「花粉 時期」
・「花粉 地域」

参考:2021年 春の花粉飛散予測(日本気象協会)

一部の地域のみに販売される商品の場合は対象地域のピーク時期に合わせることも大切です。ピーク前に配信する場合は、「ピーク時に備えよう」「実は花粉はすでに飛んでいるから今から準備しよう」と呼びかけるような情報発信もできますね。

情報発信や、コミュニケーションの取り方を検討するためにも、花粉の時期について把握しておきましょう。

ミーティング風景

STEP4.今年ならではの情報を盛り込む

花粉カレンダーで時期を調べるだけでなく、例年より飛散量が多いのかなど今年ならではの情報も調べましょう。その際に、比較できる数値データなど、客観的事実を用いるようにしましょう。そうすることで信ぴょう性が高まり、訴求力も上がります。

またコロナ禍でもある今年は、花粉やほこりをブロックするために着用したマスクがコロナ禍のエチケットに繋がる部分もあります。今年ならではの効果や活用シーンも提案しましょう。

特にコロナ禍では、花粉症を併発した新型コロナウイルスの無症状患者がくしゃみをすることによって飛沫感染が拡大するのでは、といった懸念もされています。花粉だけでなく社会問題にも触れて、開発に至った経緯など改めて自社の考えを伝えることも大切です。

STEP5.画像素材を工夫する

花粉の飛散量の比較や、地域ごとの花粉カレンダーなど数値を用いたデータや資料などを利用する場合は、視覚的に伝わりやすくなるような、説明を補助するための画像作成が効果的です。

視覚的に伝わりやすくなる画像素材の例
・花粉の量が多いことが伝わるような色分けされたデータ
・空気清浄機や高機能マスクなどの構造をイラストで図解

一方で、文字入り画像は広告色が強くなることから使用を敬遠する媒体もあります。店頭POPのように分かりやすさを重視したコメント入り画像から、イメージに特化した文字無し画像まで幅広く用意しましょう。

メディアでも使用しやすい画像の例
・商品単体のすっきりとした画像
・使用シーンを表したイメージ画像
・普段使いもできる花粉対策用メガネを着用したスタイリッシュな画像

画像に関しては以下の記事も参考にしてみてください。

STEP6.アピールポイントを箇条書きにする

今年ならではの情報が揃ったら、プレスリリースでアピールしたい自社プロダクトのポイントと擦り合わせて箇条書きで挙げていきましょう

以下のように世の中の情勢も加味してポイントを並べていきます。

<例>
・鼻炎薬 ⇒ くしゃみを抑えて飛沫対策(コロナ禍のエチケットにも繋がる)
・マスク商品 ⇒ 花粉やほこりをブロック(コロナ禍のエチケットにも繋がる)
・敏感肌用など肌荒れ改善商品 ⇒ この時期の肌荒れにもおすすめ

アピールしたい一方で「コロナ対策」や「花粉症」は薬機法にも関わる表現です。医薬品の承認を得ていない場合は、記載自体難しいケースもあるので次のSTEP7で紹介する薬機法には十分注意しましょう。

パソコンで作業

STEP7.プレスリリースの本文を作成する

調べた情報と共に自社のアピールポイントがまとまったら、プレスリリースの作成に取り掛かりましょう。

自社プロダクトやサービスの概要はもちろん、それに加えて、リサーチした情報と組み合わせてニーズにマッチしたアピールポイントをまとめていきましょう。商品概要のみで紹介するよりも、世論の需要に沿った供給であることが伝わり訴求力がアップします。

その際、根拠を信ぴょう性の高いものにするためにも、データなどもぜひプレスリリースに引用しましょう。情報源を明記することで訴求力も高まります。他社が行った調査結果を用いる場合は許諾を得るなど注意も必要です。

また、鼻炎薬やコロナ対策などに関して記述する場合、PR TIMESでは薬機法・医療広告ガイドラインを元に掲載基準を設けています。医薬品・医療機器としての承認を得ていない場合は「身体や特定のウイルスに対する効果・効能、殺菌作用」などの表記ができないなど制限があるので薬機法には注意しましょう。

参考:PR TIMES コンテンツ掲載基準 薬機法(旧薬事法)に抵触、誇大広告に当たる内容

専門的な分野となる場合は、データ以外に、有識者のコメントの掲載も一案です。鼻炎薬の場合、薬機法を取得している社員や開発に協力いただいた有識者などからコメントをもらったり、飛散データと合わせて気象予報士のコメントなど得られるといいでしょう。

<参考記事>

STEP8.届け方をカスタマイズ!細かな配信設定を活用して「花粉症」情報をステークホルダーへ届ける

プレスリリースの届け方は様々ですが、PR TIMESでは広く公開するだけでなく、その情報を必要としている顧客から潜在層まで届けるための配信機能があります。

STEP4にあるように花粉症の発症によるコロナ禍での懸念点などもあります。花粉症に向けて提案したマスクや鼻炎薬が結果的にコロナ禍でのエチケットにも繋がる、といったこともあるでしょう。その場合配信設定のビジネスカテゴリはプロダクトごとに適切なものを選択したうえで、キーワード登録で「花粉症」だけでなく「コロナ」なども登録するなど工夫しましょう。

未だ終息しないコロナ禍でテレビでもコロナに関連するニュースを耳にしない日はありません。メディアもコロナ禍による様々な情報を常時探しています。コロナ禍でのエチケット対策にも繋がるのであれば、新型コロナウイルス切り口をきっかけに自社の「花粉症」関連の商品も知ってもらえることもあるでしょう。

しかしどんなにトレンドキーワードと関連付けていても新規情報がないとプレスリリースにはなりません。PR TIMESで配信する際は掲載基準を満たしているかは要チェックです。(参考※1)

キーワード登録以外にも様々な配信設定が可能なので、届けたい人をイメージして設定しましょう。(参考※2)

<参考:PR TIMES MAGAZINEノウハウ記事>
※1
【PR TIMESノウハウ】PR TIMESの掲載基準は?掲載基準に満たない業種・業態・画像
※2
【PR TIMESノウハウ】キーワードの表示先と設定するときの5つのポイント
【PR TIMESノウハウ】プレスリリース配信のための入稿方法は?基本の7ステップを紹介

STEP9.プレスリリースを配信&それ以外のツールでも発信する

プレスリリースの配信設定まで完了したら実際にプレスリリースを配信しましょう。適切な配信タイミングは販売時期に合わせたりするなどプロダクトやサービスによって様々です。

PR TIMESから配信する場合、即時配信と予約配信が選べます。見直しも含めしっかり落ち着いて準備できるよう、予約配信がおすすめです。以下の記事も参考にしてみてください。

また、プレスリリースは配信したら終わりではなく、自社の公式HPにも掲載したり、SNSでリリースページのURLをシェアするなど、より多くの人の目に留まるよう自発的に届けに行きましょう。

花粉のピーク時期に合わせて再びSNSでシェアするなど、生活者のニーズが高まるタイミングで届ける工夫も大切です。プレスリリースは新規情報を含む必要があるため重複しての配信はできませんが、一回の配信を効果的に活用しましょう。

プレスリリース配信後の活用方法については以下記事も参考にしてみてください。

毎年やってくる「花粉症」の季節、今年ならではの注意点や効果を意識しよう

重度な花粉症疾患者にとって、花粉は生活にも影響を及ぼす厄介なもの。「また今年もこの時期がやって来た」と憂鬱になる生活者も多くいることでしょう。

しかし毎年訪れる花粉の時期にも「今年ならでは」のポイントがあるはず。花粉症を発症することで及ぼす影響範囲を見直し、自社商品を活用することで得られるメリットとセットにして提案しましょう。

プロダクトによっては薬機法に触れる部分もあるため、情報の正確性や信ぴょう性を担保しながら、生活者にも届きやすい、わかりやすいプレスリリースの作成も意識していきましょう。

花粉症をプレスリリースに活用する9ステップ

この記事のライター

大森 美野

2015年にPR TIMES入社。主にPR活動レポート作成をしていましたが、もっとお客様の声が聞きたくて2019年よりカスタマーリレーションズ本部に異動。情報を欲していた広報担当時代を思い出しながら、PR TIMES MAGAZINEではたくさんのアレコレを届けていきたいと思います。石橋は叩きすぎて壊すタイプ。でもたまにスキップで渡っちゃいます。

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